その中でも今日紹介するのはWin Shares(WS)という、ある選手が攻守両面でチームの勝利にどれだけ貢献したかを表す指標や
チーム全員のWSを合計すると、チームの勝利数と大体等しくなるので、そういう意味では野球のWARと似たようなものやな
左が実際の勝利数、右がWSの合計
EAST
BOS (1) 53 48.1
CLE (2) 51 49.5
TOR (3) 51 54.1
WAS (4) 49 46.9
ATL (5) 43 39.5
MIL (6) 42 41.4
IND (7) 42 40.7
CHI (8) 41 43.0
MIA (9) 41 46.7
DET (10) 37 38.4
CHO (11) 36 42.5
NYK (12) 31 33.1
ORL (13) 29 25.2
PHI (14) 28 27.3
BRK (15) 20 25.6
GSW (1) 67 67.9
SAS (2) 61 60.4
HOU (3) 55 55.3
LAC (4) 51 51.8
UTA (5) 51 52.7
OKC (6) 47 43.9
MEM (7) 43 42.9
POR (8) 41 41.0
DEN (9) 40 42.3
NOP (10) 34 36.3
DAL (11) 33 34.9
SAC (12) 32 31.1
MIN (13) 31 39.4
LAL (14) 26 25.1
PHO (15) 24 29.0
多少のズレはあるが、おおむね近い数字になっているのがわかると思う
つまりWSが高い選手=チームを勝利に導ける優れた選手と言えるわけや
今シーズンのMVPレースは、史上二人目のシーズン平均トリプルダブルを達成したウェストブルックと、ハーデンの一騎打ちだと言われているが…
1.James Harden HOU 15.0
2.Rudy Gobert UTA 14.3
3.Jimmy Butler CHI 13.8
4.Kawhi Leonard SAS 13.6
5.Russell Westbrook OKC 13.1
6.LeBron James CLE 12.9
7.Karl-Anthony Towns MIN 12.7
8.Stephen Curry • GSW 12.6
9.Isaiah Thomas • BOS 12.6
10.Giannis Antetokounmpo MIL 12.4
WSではハーデンがトップという結果になっている。
MVPはチーム成績が考慮されることも多いので、やはり55勝しているロケッツのハーデンのほうが、47勝のサンダーのウェストブルックよりMVPにふさわしいと言えるかもしれない。
この二人に次ぐ対抗馬は、61勝しているスパーズのレナード(WS4位)だろうか。
出場時間の差によるWSの差が修正されるので、その選手が出場しているときの影響力を評価するにはWSよりも適していると言えるんや
今シーズンのWS/48ランキング
1.Kevin Durant GSW .277
2.Chris Paul LAC .264
3.Kawhi Leonard SAS .264
4.Rudy Gobert UTA .250
5.James Harden HOU .245
6.Jimmy Butler CHI .236
7.Isaiah Thomas BOS .235
8.Stephen Curry GSW .229
9.Nikola Jokic DEN .227
10.Russell Westbrook OKC .224
48分換算では、今シーズンウォリアーズに移籍したデュラントが1位という結果や
2015-2016
1.Stephen Curry GSW 17.9
2.Kevin Durant OKC 14.5
3.Russell Westbrook OKC 14.0
4.Kawhi Leonard SAS 13.7
5.LeBron James CLE 13.6MVP.Stephen Curry
この年は史上初めて年間400本超えの3Pを決めるという偉業を成し遂げた、WSトップのカリーがMVPも受賞したで
細かい計算式は覚えなくてええねん
それはこの後わかるで
1.James Harden • HOU 16.4
2.Chris Paul • LAC 16.1
3.Stephen Curry • GSW 15.7
4.Anthony Davis • NOP 14.0
5.DeAndre Jordan • LAC 12.8MVP.Stephen Curry
WSトップはハーデンだったが、年間67勝というフランチャイズ史上最多のチーム成績が重視されて、MVPはカリーとなっている
2013-2014
1.Kevin Durant • OKC 19.2
2.LeBron James • MIA 15.9
3.Kevin Love • MIN 14.3
4.Stephen Curry • GSW 13.4
5.James Harden • HOU 12.8MVP.Kevin Durant
シーズンPPG32.0で得点王のデュラントがWSでもトップに立ち、MVPも受賞するという分かりやすい結果に
1.LeBron James • MIA 19.3
2.Kevin Durant • OKC 18.9
3.Chris Paul • LAC 13.9
4.James Harden • HOU 12.8
5.Russell Westbrook • OKC 11.6MVP.LeBron James
やはりWSトップのレブロンがMVPも受賞。
こうしてみると、MVPに選ばれるほどの印象を与える活躍をした選手は、WSでもトップクラスの成績を残していることが多いということがわかる。
これは史上最高の選手が誰であるか議論するときに、一つの重要な指標になってくるだろう
※ただし1976-1977シーズンより前は、一部のスタッツが集計されていなかったため、現在とは計算方法が異なる
1.Kareem Abdul-Jabbar 273.41
2.Wilt Chamberlain 247.26
3.Karl Malone 234.63
4.Michael Jordan 214.02
5.John Stockton 207.70
6.Tim Duncan 206.38
7.LeBron James 205.40
8.Dirk Nowitzki 201.28
9.Kevin Garnett 191.42
10.Oscar Robertson 189.21
11.Shaquille O’Neal 181.71
12.David Robinson 178.67
13.Charles Barkley 177.21
14.Reggie Miller 174.40
15.Kobe Bryant 172.74
16.Moses Malone 167.07
17.Bill Russell 163.51
18.Hakeem Olajuwon 162.77
19.Jerry West 162.58
20.Magic Johnson 155.79
通算WSではカリーム・アブドゥル・ジャバ―が1位、現役では歴代7位のレブロンがトップやな
よく史上最高の選手と呼ばれるジョーダンが4位と以外にも低い順位なのは、キャリアで2回の引退をはさんでいることによってプレーした年数が比較的短いからや
1.Michael Jordan .2505
2.Chris Paul.2504
3.David Robinson .2502
4.Wilt Chamberlain .2480
5.Neil Johnston .2413
6.LeBron James .2389
7.Kareem Abdul-Jabbar .2284
8.Magic Johnson .2249
9.Kevin Durant .2189
10.Charles Barkley .2163
11.Jerry West .2134
12.Bob Pettit .2128
13.James Harden .2119
14.Tim Duncan .2091
15.John Stockton .2087
16.Shaquille O’Neal .2081
17.Oscar Robertson .2069
18.Karl Malone .2053
19.Larry Bird .2032
20.Stephen Curry .2031
この指標ではジョーダンが一位であり、出場しているときの影響力の大きさが表れた結果となっている
これこそジョーダンが史上最高の選手と言われる由縁である
驚くべきは、現役のクリス・ポールがジョーダンにほぼ匹敵する成績で歴代2位であるということ。
まだ優勝リングこそ獲得していないが、史上最高のPGと言ってもいいかもしれない。
通常MVPに選ばれる選手のWSは15~20程度であることがほとんどの中、この数字はかなり低い
ただし98-99シーズンはロックアウトでNBAのシーズン自体が縮小されていたため、マローンも49試合しかプレーしていないので、WSが相対的に低くなるのは当然の結果である。
同じく77-78のウォルトンも58試合しか出場していない。
76-78シーズン以降、フルシーズン出場した中で最もWSが低かったMVPは2000-01のアレン・アイバーソンの11.8である。(それでも出場71試合と、例年のMVPに比べればやや少ないが)
WS/48でも.190であり、唯一の1割台である。(ちなみに去年のカリーは.318、歴代最高は1990-91のジョーダンで.321)
まぁ好きな選手やけどやっぱりチームが弱いと微妙だな
まぁ一人の力ではどうにもならんからね
LACのビッグ3も今年で解体やろし、どうなるか見ものやな
せや、スカイフックの人
ブルースリーの映画の人やっけ
レブロンはWSで見てもやはり歴代最高を論じるに値する選手であることがわかるで
いろんな意味で従来の典型的なPG像とは違いすぎるからなぁ
ただカリーやGSWのバスケはNBAのトレンドを変えたと言っても過言ではないで
チームによって相当左右されそうだけど本当に信憑性あるんか?
確かに守備のいいチームでプレーしてる選手は、自分自身のディフェンスが大したことなくてもいい守備評価を受けることがあるが
その二人はどう考えてもむしろチームメイトをリードしてる側の選手だろう
むしろゴベアの恩恵を受けてるのはヘイワードなどのほうや
各ポジションの歴代最高を集めるってことか?
せやせや
今まで名前上がった選手ではジョーダンとカリーしか知らんでな
ちょっと待っててクレメンス
レブロンは既にNBA史上2番目のプレイヤーとか頭おかしい
優勝できるかどうかは運も大きいからな。
例え引退まで優勝できなかったとしてもCP3が歴代屈指のPGであることには変わりないよ
まぁ野球に比べれば個人を切り取るのがなかなか難しい部分もあると思うけどな
今のペースで活躍を続ければ歴代NO1を争うPGになることも不可能ではないで
ポールとグリフィンのどちらかが怪我をするから
今年はグリフィン
アービングどうするねん
コメント
ジノビリはプレータイム短いのに異常に高いよね確か
すげー
こんなんあるって聞いたことはあったけどどういうものかちゃんと知らんかった
WS/48の歴代最高は90-91ジョーダンじゃなくて12-13レブロンだよ確か
そもそもPERとかと比べるとリバウンドとアシストが高く反映されるからPG、Cが基本有利な指標なのにジョーダン、レブロンは変態すぎ
WS/48の方がしっくりくるな
クリポは本当にもったいない、あんなんどう見ても歴代最高のガードなのにPO全然勝てないって
他のシーズン見たら正しそうな気がするけど今シーズン2位がゴベールなのを見ると信憑性が低くなるな。
ストックトン&マローンの評価が高くて嬉しい
これなんjか?
カリーニワカって何処にもいるんだな
歴代最高とか簡単に口にしちゃうのなw
なんでいつもRSの数字出すんだろうな
POの数字出しゃいいのに
7
ニワカ警察どこにでも湧きすぎてさすがにきもいよ
NBA Career Playoff Leaders and Records for Win Shares
(Career)
1.LBJ 43.66
2.MJ 39.76
3.Duncan. 37.84
4.KAJ 35.56
5.Magic 32.63
6.Chamberlain 31.46
7.Shaq 31.08
8.Kobe 28.26
9
悪気はそんな無い
すまん
NBA Career Playoff Leaders and Records for Win Shares
(Single Season)
1.Duncan ’03 5.94
2.LBJ ’12 5.82
3.Dirk ’06 5.39
4.LBJ ’13 5.20
5.LBJ ’09 4.83
6.MJ ’98 4.81
7.Wade ’06 4.79
8.MJ ’91 4.77
どの指標も完璧な物なんて無いから一概には言えないよね
PERもEFFもWSも
参考に過ぎない
バスケは状況が変わると言ってもオフェンスーディフェンスで一度リセットされるから完璧じゃなくて出来るでしょ(ハンドボールも)
11
素の反応で言っちゃただけか。すまん。
バスケ板よりまともにバスケットの話してるじゃん
オラジが積算には顔出すが、1試合平均では消えるというのが意外だわ
あと5位のニール・ジョンソンって誰だと調べたら3年連続得点王の殿堂入りなお方だった
10
レブロン凄すぎ
ここから更に伸びてくのか…
ポールは、カンファレンスファイナルの経験が無いのがもったいないんだよな。
※16
詳しい人間が一人なら質問コーナーになるからね
茶々入れあって自論がぶつからない分見やすい
CPは残留でグリフィンは移籍かな。
そんでトレードでメロが来てCP、メロ、DJのビッグ3になって結局来年もプレーオフで負けるんだろうな
クリポが勝てないのは本人がスペ体質にも原因があるからしゃーない
トラウトと同じで優勝できるほどではないそこそこのチームで稼いでるだけだし、ましてや個人の成績が野球以上にチームの成績に影響するバスケでRSですらレイカーズやスパーズ、ウォリアーズの後塵を拝し続けてきたポールがPGで歴代トップと言われてもね
WARだってオフェンスで稼いでるやつがほとんどなのにゴベールが2位は違和感しかない
典型的な実力とチーム成績を混同してしまったやつやな。
選手を比較する話題の時に話をあさっての方向に持っていってしまうタイプ。
2014のハーデンが一位になるってことは、OF,DF両面の指標とはなってるけどOFのほうが割合が高い指標なんだろうか?
バスケってのは基本的に「シュートは半分は入るもの」ってスポーツであって、点差をつけるにも逆転するにもDFでシュートを止めなきゃいかんスポーツだからチームへの貢献度はDFの割合が高いと思うんだけどね。
日本代表が弱すぎるから、Bリーグにセイバーメトリクスを取り入れたら、日本はもっと強くなるんじゃないですかね?