【NBA】マックス・クリスティの3200万ドル契約に関係者から疑問の声？

ロサンゼルス・レイカーズがマックス・クリスティーと4年3200万ドルの契約を結んだことが、NBAの関係者やファンの間で驚きをもって受け止められた。特に、クリスティーが昨シーズンのパフォーマンスで期待を大きく下回ったとの指摘がある。クリスティーは67試合で944分のプレータイムを得たが、効率的な成績を残すことができず、PER（プレイヤー効率レーティング）は8.4、BPM（ボックスプラスマイナス）はマイナス3.6と振るわなかった。

あるNBA関係者は「彼がレイカーズの完全戦力時のローテーションに入れなかったことを考えると、彼と再契約するのは驚きだ」とコメントしている。特に、リーグ内でも最低レベルと評価されるベンチ陣容の中でさえ、クリスティーはそのポジションを確保できなかった。契約にはプレイヤーオプションが含まれており、この点が一部のファンや評論家の不満を引き起こしている。

クリスティーは、NBAと名高いレイカーズフランチャイズでの2年目となる2023-24年レギュラーシーズンで、1試合平均4.2得点、2.1リバウンド、0.9アシストを記録した。2年生時の彼の得点効率も、フィールドゴール成功率42.7％、ディープシュート成功率35.6％、フリースロー成功率78.3％と、特筆すべきものではなかった。

ファンの間では賛否が分かれている。一部のファンは、クリスティーの契約が過大評価されていると感じており、「彼はまだバックアップとしての地位すら確立していない。こんな契約をするのはリスクが大きすぎる」と指摘している。特に、プレイヤーオプションが含まれている点に対して不満を持つ声が多い。「レブロン・ジェームズの影響力があったにせよ、クリスティーが3200万ドルを得るには実績が足りない」との意見もある。

また、レイカーズが他のチームと競り合った結果としてこの契約を結んだという見方もあるが、「どのチームが本当に彼に3200万ドルをオファーしたのか疑問だ」と疑念を抱くファンもいる。さらに、「プレイヤーオプションが付いていることで、万が一彼が期待に応えなかった場合、レイカーズが厳しい状況に陥る可能性がある」との懸念も表明されている。

一方で、クリスティーの将来性に賭けたこの契約を評価する声も少なくない。「クリスティーは若く、成長の余地がある。もし彼が期待通りに成長すれば、この契約は非常にお得なものになる」と楽観的な見方をするファンもいる。また、「彼のディフェンスや3ポイントシュートのポテンシャルは、レイカーズの将来にとって重要な要素になるかもしれない」と、クリスティーの役割が今後のレイカーズにとって大きな意味を持つ可能性があることを指摘する声もある。

しかし、クリスティーの成長が期待通りに進まなかった場合、彼の契約が将来的なトレードの際に役立つ可能性があるとの意見もある。「この契約は、将来的に他のチームとの取引材料として機能するかもしれない」との見解もあり、クリスティーがレイカーズにとってどのように使われるかが注目されている。

さらに、一部のファンは、クリスティーが今シーズンどのように成長するかを見守っている。「彼が成長して、レイカーズにとって貴重な選手となれば、この契約は非常に有利なものになる」と期待を寄せる声もある。しかし、クリスティーが成長しなければ、ファンや評論家が懸念するように、この契約がレイカーズにとってリスクの高いものとなる可能性がある。