【NBA】トニー・アレンがグリズリーズ3人目の永久欠番へ

ニュース要約

メンフィス・グリズリーズは、2024年3月にトニー・アレンの背番号「9」を引退することを発表した。アレンは、ザック・ランドルフ、マルク・ガソルに続くグリズリーズの「コア・フォー」メンバーの一人であり、彼の功績を称えるセレモニーが3月15日に開催される。この式典は、メンフィスがマイアミ・ヒートと対戦した後に行われる予定だ。アレンは過去にNBAの健康保険詐欺事件に関与し、背番号引退のタイミングが延期されていたが、すでに大半の金額を返還し、社会奉仕活動を通じて罪を償った。

アレンはNBAで14シーズンプレーし、そのうち7シーズンをグリズリーズで過ごした。ボストン・セルティックスで2008年にチャンピオンシップを獲得した後、2010年にメンフィスに加入し、「グリット＆グラインド」時代を築いた。彼は特にディフェンス面で活躍し、NBAのオールディフェンシブチームに6回選ばれ、そのうち3回はファーストチームに選出された。また、チーム史上最多のスティール数を誇り、ファンやチームメイトからの愛情を集めている。

トニー・アレンの背番号「9」引退について、多くのファンが彼の貢献を称賛している。アレンは「グリット＆グラインド」の象徴的な存在であり、特にディフェンス面での貢献が非常に大きかった。ファンは「彼こそがグリズリーズのハートだった」と評価しており、その功績が正式に称えられることを歓迎している。

「彼がいなければ、グリズリーズの成功はなかった」と主張するファンも多く、コア・フォー全員の背番号が引退されることに対して、全体的にポジティブな反応が見られる。一方で、彼の詐欺事件に対しては一部のファンが懸念を示しているものの、ほとんどのファンは彼が罪を償い、問題を解決したことを理解しており、「人は過ちを犯すが、それを乗り越えることが大切だ」といった意見も多く見受けられた。

また、アレンのディフェンスに対する評価も高く、「ファーストチーム・オールディフェンス！」という彼の名言を思い出すファンも多い。彼のディフェンシブプレーがどれほど厄介だったか、ケビン・デュラントなど多くの選手からも称賛されている。アレンが築いた「グリット＆グラインド」カルチャーが、今もなおグリズリーズに根付いていることを感じるファンが多く、その影響力の大きさを再確認する声も上がっている。

一部のファンからは、「背番号引退が乱発されすぎではないか」との指摘もあったが、グリズリーズファンは「彼らはこのチームにとって特別な存在だった」と強く反論している。