ニュース要約
「今のNBAの関係者、エグゼクティブ、ヘッドコーチ、アナリスト、チームの社長、GMたちが、俺の顔を見てこう言うんだ。『2ポイントショットは悪いショットだ』って。おいおい!2ポイントショットが今では悪いショットだって?俺は決めてるんだぜ。(例えば)2ポイントエリアから60%でシュートを決めてても、それが悪いショットだって言うんだ。俺たちが求めるのは3つのショットだけだって言うんだ。コーナー3、レイアップ(ゴール下からのシュート)、それからフリースローをもらうことだけだ、と」
現代の理屈に納得がいかないBJ アームストロングは1989年から2000年にかけてNBAでプレーしていた。そのため、現代のバスケットボールに対するこの論理を理解するには少し苦労しているようだ。最も理解できる方法は、自らゲームを見て確かめることだった。確かに3ポイントシュートは有効な戦術だが、2ポイントのミッドレンジ(ゴールからの中距離)シュートが「悪い」とされるのは、自分が知っていたバスケットボールの姿ではなかった。
「俺は静かに何年もゲームを見続けて、理解しようとしたんだ。でも分かっているのは、最高のプレイヤーたちはみんなミッドレンジショットを打ってたってことだ。なぜなら、モウ、君も知ってるだろう、ディフェンスが何をくれているのか想像しなきゃいけないんだ。もしくは、俺たちは決められたやり方でプレーするんじゃなくて、クリエイティビティを持って対応しなきゃいけない。でも今のゲームを見ていると、もうクリエイティビティはないし、想像力もない。まるでロボットがただコートを走り回ってるみたいだ」
アームストロングは続けて、現代のNBAでは選手たちがゲームにおいて自身の直感やクリエイティビティを持つことが少なくなっていると嘆いている。現代の戦略重視の風潮は、データやアナリティクス(分析)によって型にはめられ、個々の創造性が薄れてしまったと感じているようだ。
「バスケットボールってのは個々のプレイヤーが何を感じ、どう対応するかが魅力だったんだ。相手のディフェンスがどう出るかを見て、そこにどう攻めるかっていう部分。今はその自由がなくて、最初からどう動くかが決められてしまっている」
NBAは確かに進化を遂げ、効率的な戦略やシュート選択が勝利のために求められている時代になった。しかし、その一方で、BJのような昔の選手たちは、アナリティクスによって失われた「人間らしさ」や「直感」を惜しんでいるのかもしれない。
一方でNBAのシュート価値に関する研究では、3ポイントシュートの「実質的な価値」が2017-18シーズン以降減少傾向にあることが明らかになった。2022-23シーズンのデータでは、2ポイントシュートの期待値が1.096ポイントである一方、3ポイントシュートの期待値は1.083ポイントであり、数値上の優位性が縮小している。
現代のバスケットボールに対するアームストロングの批判には多くの意見が集まっている。一部のファンは彼の意見に賛同し、現在の3ポイントシュート偏重スタイルを「単調でつまらない」と感じている。一方で、「選手のスキルや創造性はこれまで以上に高まっている」という反論もある。
あるファンは「選手たちは過去よりも圧倒的にスキルが高い。ヨキッチやルカ・ドンチッチのような選手のパスやシュートは、過去には見られなかったレベルだ」と述べた。また、別の意見では「3ポイントシュートが増えたことで、スーパースターがプレイメイクできるスペースが広がったのも事実」と現代の戦術を評価している。
ただし、「ゲームが効率に傾きすぎて創造性が失われた」という意見も根強い。あるファンは「昔の選手たちは、ディフェンスの状況に応じてシュートを選択していた。今のプレイスタイルでは、そのような工夫がほとんど見られない」と嘆いている。
また、「3ポイントラインを後方に移動させる」「コートを広げる」などの提案も挙がっている。これに対して「その変更は根本的にゲームを変えてしまう」と懸念する声もある。
さらに、データ分析の観点からは、2ポイントシュートが3ポイントシュートとほぼ同じ期待値を持つことが示されており、「3ポイント革命の過剰さ」を支持する根拠が薄れつつあるとも言える。
総じて、アームストロングの意見は「古い考え」と片付けられがちだが、彼が指摘する問題には確かに一理ある。観客としての楽しさや選手たちの創造性をどうバランスさせるかが、今後の課題となりそうだ。
コメント
ヨキッチやドンチッチみたいなデブが活躍するリーグだしな
全体の平均値は上がったが憧れる選手は消えたよ
バスケに限った話でもない
競技レベルが上がって煮詰まってくるとある程度は最適解が決まってくるから画一化するし
フィジカル的にも展開的にもスピードが上がって時間と空間の余裕が失くなるから創造性の入り込む余地は少なくなってくる
どんなジャンルでも同じ
でも真に才能ある選手はその中でも違いを見せつけてくるし
この時点での最適解が永遠に続くわけでもないから
ロボットに失礼
バスケも野球も同じだな
今のほうが多様性あって面白いと感じるけどな
効率化の弊害よな
効率があがってMJが現代では通用しなくなったが、そんなバスケ見てて面白いか?
BOSみたいに3P多投するだけのバスケより効率悪くてもエースの1on1多用するバスケの方が遥かに盛り上がるのは周知の事実
サッカーも全く同じくそうなってる。
「効率効率&効率」を求めすぎてチームの特色とかファンタジスタや一芸職人みたいなプレーヤーが絶滅したね。
よく言えば全員が非常にマルチ、悪く言えば画一的。
全スポーツが通る道なんだろう少し悲しいけど。
最近のNBAだと、たまにエースがドライブ→キックアウト→スリー待機フリーの味方にパス→スリー→(相手も同じ)と両チームざっくりと同じプレーがただただ4.5分くらい続く時あるよな
でもお前らだってスリー苦手なスラッシャーやポストプレーしたがるセンターをすぐ批判するじゃん
そういうことだよ
私はロボットではありません
3P多投の現代ゲームの何がつまらないのかわからないな。
NBAですら90年代は、ノーマークで3P外すの当たり前だったし、ゴール下あたりでワチャワチャやって点取るみたいのがデフォルトだったわけじゃん。
その時代に華麗なムーブとかダブルクラッチで得点重ねてたのがMJやオラジュワンだけど、この2人なんかは例外で、他のスコアラーはレイアップやミドルか、センター全盛期だったからビッグマンはダンクで観客を沸かせていたわけだよ。
こういう「背が高い選手がダンクする」ほうが体格と身体能力さえ恵まれれば誰でも出来るから、自分からすれば単調でつまらない。
3P成功は少なくともシュート能力が高くないと出来ないから、NBA選手が3P当たり前に決められないようじゃ、それこそ世界最高峰リーグのメンツが立たないし、観ててつまらない。
だから、ウェンバンヤマのようなダンク当たり前に出来るけど、3Pで得点を稼ぐようなスキル頼りの選手を目の当たりに出来る現代のほうが楽しい。
個人的には3P多投時代は続いてほしいし、いつかカリーを超えられるスリーポインターが現れてほしいくらい。
割とスクリーンが強すぎるのが問題だと思う。nbaはイリーガルスクリーン全然吹かないし。
ルール上3pの得点効率が高いからスクリーンで剥がして3pが強すぎる
11
おれはバンヤマが3多投してる時はつまらんと思って観てるたいして入らんし
ちなみにバード、マリン、ミラー、プライス、レイアレン、ナッシュとかどの時代にも現代のカリーを除いた殆どより上手い3Pシューターっていたけどな
4.5番の全体的な3P能力は向上したけど昔もサムパーキンスとかいたし今でもゴベとかいる
上手いやつは昔から3放ってたし戦術として下手くそまで多投しだした感あるのは観ててつまらん
不完全で非効率だからそこに人々のいろんな感情が入り込む余地が生まれる。あまりに効率化が進むと似たような試合になって究極こんなにチーム要らなくね?ってなりそう