ニュース要約
■記事によると
・アダム・シルバーがNBAオールスターゲームについて「a miss(失敗)」だったと語ったとUSA TODAYが報じている
Adam Silver admits the changes for this year's All-Star game "was a miss" pic.twitter.com/APwFzxDQRL
— Oh No He Didn't (@ohnohedidnt24) March 27, 2025
・今年のオールスターゲームではミニトーナメント形式が導入され、シャキール・オニール、チャールズ・バークレー、ケニー・スミスが各8人のチームをドラフトし、さらにライジングスターズの優勝チームを加えた4チームで3試合が行われた
・シルバーは「その場では少し改善されたようにも思えたが、結果的には失敗だった」と述べ、「誇りを持てるようなオールスター体験にはなっていない」と語った
・来年からはTNTに代わってNBCが放送を担当するが、2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックと日程が重なる中でも「NBCはオールスターを目玉コンテンツとして非常に意欲的だ」と明かした
・次回のオールスターゲームはロサンゼルス・クリッパーズの新アリーナ、イントゥイット・ドームで開催される予定で、今回のイベントの反響を踏まえて再構築が進められている
・シルバーは「我々は競争を売っている」と語り、エンターテインメント重視に傾いた演出を見直す姿勢を示した
・また「選手たちも真剣にプレーしていないように見えるとき、ファンには本気が伝わらない」と指摘し、「今回の再調整は善意に基づいたものだったが、休憩が長すぎた」と反省した
・さらにシルバーは、NHLの4ネーションズ・フェイスオフトーナメントが成功を収めたことや五輪とのタイミングを踏まえ、今後はオールスターウィークエンドに国際戦の要素を加える可能性も示唆した
・「USA対ワールドという構図も提案されているが、各国をひとまとめにするのは今の選手層では妥当でないかもしれない」「実力がある国同士の対戦形式を模索する余地がある」と語った
NBAオールスターゲームに対する不満は広範囲に及び、多くのファンが今回のイベントを「視聴体験として最悪」と断じている。特に批判の的となったのは、不必要に長い中断、著名人の唐突な登場、そしてバスケットボール以外の演出に時間を割いた構成だ。
「セレブの登場は不要だった」「ケビン・ハートとミスター・ビーストなんて誰も求めてない」との声に象徴されるように、観客の多くは純粋に試合を楽しみたかっただけだ。特にTNTクルーを称える20分の中断については、「地元のピックアップゲームで70%くらいの強度でやってるみたいだったのに、途中でケニー(TNT解説者)を称える儀式が始まって一気に冷めた」という皮肉めいたコメントもあった。
一方で「家で見てたからまだよかった。現地にいたら地獄だったろうな」「体育館でやる学芸会みたいだった」と、演出そのものがプロのスポーツイベントとしての水準を著しく下回っていたとの指摘も多い。色彩設計すら不評で、「青い床に青いユニフォーム、観づらさMAXだった」というように、基本的な視認性への配慮も欠けていたとの指摘が目立つ。
それでもフォーマット自体に対しては一定の肯定的な意見もある。「1試合で消えるチームの選手はほとんど出場機会がなかった。ラウンドロビン形式にするか、3位決定戦を導入してほしい」という建設的な意見もあれば、「試合そのものは5%くらいは面白かった」という最低限の評価もある。ただしそれらのポジティブな側面すら、広告やセレブ演出にかき消された形だ。
ミスター・ビーストの企画については意見が分かれた。否定的な声が多い中で、「家族で見ててミスター・ビーストのブロックはむしろ一番盛り上がった」「あのセグメントはバスケットボールファン向けじゃなく、カジュアル層向け」と肯定的な声も少数ながらあった。だが、それでも「彼のセグメントはまだマシだった。TNTの自己礼賛は本当にひどかった」というコメントに見られるように、演出全体の中で相対的に許容されただけという見方が主流だ。
NBAの方針に対しても批判が集まっている。「ファンを喜ばせる気はない。既存のファンは“固定客”として扱われていて、TikTokスターやラッパーで非ファン層を取り込もうとすることばかり考えてる」との指摘や、「純粋にバスケットボールを見せればいい。芸人もCMもいらない」との声が代表的だ。中には「もうオールスターゲームをプレシーズンに移せ」「オフシーズンの方が選手もフレッシュな状態でプレーできる」との提案や、「USA vs ワールド」「1on1トーナメント」など新たなフォーマット案も散見された。
かつてのオールスターゲームと比較して、「昔はイーストvsウエストに誇りがあった」「昔の選手は今より金をもらってなくても全力だった。今の選手はオフのピックアップゲームの方が真剣だ」という意見もある。これに対しては、「今の選手はケガを恐れるし、すでに巨額の契約を得ている。無意味な試合でリスクを取る理由がない」と、現代のビジネスモデルが真剣勝負を阻んでいるとの指摘も。
一方で、オーストラリアのラグビーリーグにおける「ステイト・オブ・オリジン」のように、選手の出身地に誇りを持たせる形式がNBAにも必要ではないかという提案もある。ただし、現実問題として「選手・チーム・オーナーの間に忠誠心がなくなった現代に、そういった誇りをどう持たせるかは極めて難しい」との冷静な見方もあった。
全体として、「オールスターゲームはもはや修復不能」という諦めに近い意見もある一方で、構成をシンプルに戻し、バスケットボールそのものを主軸に据えることで改善の余地があると考える声も根強い。だが、リーグの方向性が収益最優先である以上、今後も「イベントとしての演出過多」は避けられないとの見方が主流だ。
コメント
オールスター勝利経験をスーパーマックス条項に盛り込もう
オールスタードラフト制でいいけど、2チーム制で負けたチームから抽選で2名はオールスター剥奪や
これでええわ
負けたチームに罰を与えるって考えを持ってる人が現実世界でどうやって部下を扱ってるのかに興味がある
バスケしてない時間が無駄に多すぎただけで、ドラフト制自体は別に悪くなかったと思うけどな
4
俺ももう1回くらいやってもいいんじゃないかと思う。選ぶ人は代えては欲しいがな
フィルジャクソンとかラリーブラウンとかにドラフトさせてみてほしい
フォーマット云々よりもcm挟みまくって試合の空気ぶち壊しまくったのがダメなんじゃなかったっけ
NHLはアメリカ、カナダ、スウェーデン、フィンランドの4カ国でやったみたいだけど、もしバスケで4カ国作るならどこだろ
ファイナルのホームコートアドバンテージかければいいと思う。
そうすれば上位目指してる選手もコーチもやる気出すだろ
8
でも、じゃあ例えば東が勝って今季65勝のサンダーvs53勝のニックスのファイナルにもしなったとして、サンダーがホームコートアドバンテージ失ったら選手心理としてはあの80試合はなんだったんだ?ってなるからなぁ
散々出てる意見だけど、1on1大会をやるべきだと思う。
G〜SF、PF〜Cふたつくらいに階級別でトーナメント分けて。
怪我が心配言うんなら、ディフェンスコール厳しめにして。
それこそ近年のダンコンの方が大怪我する可能性あるだろと思うし。
まあ、ダンコン出場者がカーター時代みたいなスターがいないってのもあるかもしれないけど。
6
それ
バスケしてない時間が長すぎる
もうオールスターで何かを本気でやらせようってのが無理なんだから諦めようよ
オールスターファン感謝祭みたいなレクリエーション方向に舵切った方が全員楽しめるよ