ニュース要約
■記事によると
・デトロイト・ピストンズはホーム開催の第3戦、第4戦、第6戦のチケット購入を、クレジットカードの請求先住所がミシガン州および一部のオハイオ州、インディアナ州、オンタリオ州にある人に限定したとNew York Postが報じている
・この制限により、遠方のニックスファンがチケットを購入することが困難になる
・ニックスファンは過去にも敵地に大挙して訪れ、本拠地のような雰囲気を作り出すことで知られており、昨季のフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのシリーズでも話題になった
・ピストンズの広報担当はNew York Postに対し「ニックスファンを締め出そうとしているわけではない」と説明している
・こうした地元以外からのチケット購入を制限する措置は、近年MLBやNHLなど他の主要スポーツでも一般化している
・カロライナ・ハリケーンズ(NHL)やニューヨーク・ヤンキース(MLB)も過去に同様の対策を行っていたとされる
・こうした販売制限は、ホームコートアドバンテージを維持する目的と見られているが、公式にはその意図は否定されている
・ニックスとピストンズがプレーオフで対戦するのは1991–92シーズン以来であり、当時はニックスが第1ラウンドを3勝2敗で制した
デトロイト・ピストンズがプレーオフのチケット販売に地域制限を設けたことについて、ファンの間でさまざまな意見が飛び交っている。
ニックスファンがアウェイゲームでも大挙して押し寄せることで知られる中、「正直、昨年これをインディアナでもやってほしかった。ニューヨークとボストンのファンが大量に来ていて、地元の盛り上がりが削がれていた」という声もある。一方で、「俺もその一人だった。兄貴と車でインディアナに行ってAirbnbに2泊した方が、マディソン・スクエア・ガーデンで観戦するより安かった」と、遠征を正当化するファンの声も見られた。
このようなチケット制限は他の地域でも例があり、「サンダーも同じことをしている。オクラホマとその周辺の州からしか買えない」という報告もある。ただし、「いくら制限をかけても、転売業者にはどうしようもない。最終的には他地域のファンも入り込む」と、効果を疑問視する声も存在する。
海外スポーツと比較する声も目立った。「サッカーだとアウェイ席があって、それ以外はホームの会員が優先。それが普通のシステムだ」と指摘する声や、「ヨーロッパのクラブでは、クラブのメンバーシップに入らないとチケットの抽選にすら参加できない。ストリートで売ってるのは大抵偽物」と、より厳格な管理体制を評価する意見も見られた。
ただし、サッカーとの違いとして、「ヨーロッパはそもそもファンが殺し合うから、安全確保のために席を分けるのが前提」という現実も挙げられた。実際、「マルセイユの試合で女性が目を失ったこともある。暴力のレベルが違う」と過激な事例を紹介する意見も出た。
地域制限によって、地元ファンの声援が保たれるメリットも指摘されており、「これは普通にいいアイデア。ファン同士の衝突も減るし、地元チームのホーム感も強くなる」と評価する意見もある。さらに、「大型市場のファンが小規模市場を一瞬で埋めるから、こういう対策はもっと広まっていい」という声もあった。
一方で、地域制限が完全な防波堤にはならないことも明らかで、「そもそもフィラデルフィアのプレーオフでは、半分くらいニックスファンだった。移住してきた元ニューヨーカーも多いし、NYから電車で行くのも安いから当然」と指摘されていた。実際、「NYの物価に耐えられず地方に引っ越す人が多くなった。その結果、全米にニックスファンが散っている」と都市構造の変化に言及するコメントもあった。
また、ピザ論争も盛り上がりを見せていた。「ニューヨークの薄いピザより、分厚くてカリカリのデトロイトスタイルの方が最高だ」「デトロイトピザはピザ界のブラウニー」「シカゴはトマトのシチュー、あれはピザじゃない」というピザに関する地域間対立も熱を帯びており、「それぞれ良さがあるから、落ち着け」という調和を求める声もあった。
最終的に、多くの意見が一致したのは「地域制限は一定の効果があるが、それを完全に実現するのは難しい」という点だ。地元ファンの雰囲気を守るための試みでありながら、現代の移動や移住の自由、転売市場の現実といった要素がそれを複雑にしている。プレーオフの雰囲気をどう保つかという課題は、今後も各チームが抱え続けることになりそうだ。
コメント
でもチケット高騰して中間層未満のファンが買えなくなるといういつもの展開やろ
本当に解決したいなら当日試合開始1時間前の完全抽選かつ指定席制しかないねん
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そんなことしたら
どう考えても新たな問題が生まれるやろ
ピザのくだり好き
どの国にも転売ヤーは蔓延ってるんだな