ニュース要約
■記事によると
・NBAがヨーロッパ進出を検討しており2026-27シーズンの開始を視野にしているとSports Business Journalが伝えた
・NBAがヨーロッパ進出を加速させている背景にレブロン・ジェームズとマーベリック・カーターがサウジ資金で新リーグを立ち上げる動きがあるとされる
・この新リーグは男女6チーム構成で世界各都市を巡回しサウジアラビアの公共投資基金が支援しカーターが顧問を務めるとされる
・Eurohoops.netによるとニコラ・ヨキッチの代理人ミシュコ・ラジュナトビッチがヨキッチ、ジェームズ、カーターと共に写る写真を投稿し「2025年夏は2026年秋に向けた大きな計画に最適」と記した
・NBA幹部は「NBAはこれを直接的な競合と見ている」と語りジェームズが自リーグと競合する理由についても「2億ドルを払えば構わない」と説明した
・NBAヨーロッパは新規参入ではなくレアル・マドリードやFCバルセロナ、ACミラン、パリ・サンジェルマンなど既存の欧州クラブ統合で構想されている
・ユーロリーグ関係者は5億ドル規模の加盟料に否定的で一部クラブは負担困難と考えられている
・一方で「FCバルセロナやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティなら5億から10億ドルも可能」とNBA計画に詳しい関係者は述べた
・NBAはユーロリーグ運営が非効率で商業的余地が大きいと判断しアリーナ改修やプレミアムシート導入も視野に入れている
NBAが2026-27シーズンにもヨーロッパを拠点とするリーグを立ち上げる可能性があるという報道に対し、ファンの反応は賛否両論だ。あるNBA関係者が「レブロンとマーベリックがサウジと組んでリーグを作ることをNBAが警戒している」と語り、これがNBAヨーロッパ構想の加速要因だという指摘も話題を呼んでいる。
「サウジがレブロンに2億ドル払うなら、彼は迷わず乗るだろう。サウジ資金がバスケに流れ込むのは時間の問題だ」という声がある一方で、「サウジはクリスティアーノ・ロナウドに年俸2億ドルを支払っている。もし同じような金額をNBA選手に提示すれば、リーグの人材流出も現実になる」と危機感を抱く意見もあった。
ヨーロッパでの受け入れについては否定的な見解が多い。「ヨーロッパのクラブは地域に根ざした存在で、ファンとの結びつきが強い。パナシナイコスのファンがアテネ・アベンジャーズなんて新チームを応援するわけがない」と、地域性や伝統を無視した構想に疑問を呈する意見が目立つ。「欧州スポーツ文化ではチームが都市やコミュニティを象徴する存在。アメリカのようなフランチャイズ移転モデルは通用しない」という指摘もある。
さらに、5000万ドル以上の参入費用に対する不満も多い。「既存のユーロリーグチームが500億円を払ってまでNBAヨーロッパに移る理由はない。既に市場は存在しており、ブランド力もある」とし、「バルセロナやレアル・マドリードのバスケ部門は年間収益が2000万ユーロ台で、そんな巨額投資は非現実的」と具体的な数字を挙げて反論する意見もあった。
アメリカ国内でも「NBAはユーロリーグを低く見ているが、むしろユーロリーグは独自の文化があり、NBAヨーロッパは二級リーグと見なされるだけだ」という懸念が上がった。「NFLヨーロッパがドイツ以外で失敗した理由を考えれば明らか」と、過去の事例を引き合いに出す声もある。
また、サウジ資金への倫理的な批判も多い。「サウジによるスポーツウォッシングは気持ち悪い。LIVゴルフの例を見ても、時間が経てば9.11やジャーナリスト殺害の問題も忘れ去られる」「これ以上サウジ資金に依存するスポーツなんて見たくない」といった反応が強い。レブロン個人への批判も「彼はすでに億万長者だ。さらに金を求めるのは強欲としか言えない」「中国の件と同様、倫理より金を優先している」と厳しい意見が飛んでいる。
一方で、「NBAがユーロリーグに勝てる唯一の手段は選手の給料を引き上げること。金次第で成功するかが決まる」という現実的な意見や、「もしサウジが本気でスター選手を引き抜けば、NBAも無視できなくなる」と見る声もある。しかしそれに対しては「結局、NBAヨーロッパもLIVゴルフと同じく数年で尻すぼみになる」と否定的な見方が優勢だ。
加えて「NBAはヨーロッパ文化を理解していない。伝統的なクラブやライバル関係を壊してまで新リーグを作るのは逆効果」とする声や、「広告過多のアメリカ式モデルはヨーロッパでは受け入れられない」という放送形態や価格設定への懸念も根強い。
全体として、ファンは「地域に根ざした欧州バスケ文化」と「巨額資金によるアメリカ式フランチャイズモデル」の間にある大きな隔たりを指摘しており、「NBAヨーロッパは構想の段階で失敗が見えている」という冷ややかな見方が目立った。
ネットの反応
レブロンが2億ドルを断るわけがない。NBA引退後すぐじゃなくても、数年後にはスポークスマンとかオーナーの形で必ず関わると思う。
シルバーとNBAが既存のユーロリーグに5000万~10億ドル払わせてNBAブランドを貼るって話だろ。オーナーは何もせずに金が入るし、アメリカ内の拡張よりテレビ契約も分割せずに済む。なのに「レブロンは強欲!」っていう意見が出るのが笑える。


コメント
英紙「フィナンシャル・タイムズ」が「サウジアラビアのPIF(公共投資基金)が、スポーツ部門を通じて、欧州リーグと欧州カップの両方を運営する組織であるユーロリーグ・コマーシャル・アセットの株の取得」という話が出たのは去年だぞ
推測じゃなくて規定路線なんだよ
石油に頼らない産業育成を目指すサウジビジョン2030
その中には興行スポーツをはじめとするエンタメの世界的中心になるという計画もあり
サッカーやボクシングなどさまざまな競技はもちろんゴルフの高額賞金ツアー「LIV」を創設、プロ野球リーグ創設、eスポーツ大会等々、成功の有無は長期的に見ないとわからないが、世界中に津波を起こしてる事はたしか
ブロニー連れてけは草
それとレブロン・ジェームズとマーベリック・カーターが主導してリーグ立ち上げみたいな記事になってるけど、声かけて主導してるのサウジやぞ
レブロンは大きな計画の駒にすぎん
アメリカはサウジに対して嫌悪感持ってる人そこそこいるからどうだろうね
金をかければ何とか出来るものでもないよなあ
LIVゴルフはもう駄目だろうし
格闘技大会のメッカはもう中東だけどね
強い国の選手を欧米が人権問題でやたら入国拒否するから真のトーナメントをみたいなら中東開催の大会しかない
灼熱のサウジアラビアで、屋外競技のサッカーより室内スポーツのバスケの方が親和性高いやろ、とは思ってた
アフリカも近くて黒人多いし
なるほど解らん
PIFあたりの金に靡く奴はどんなにスポーツが上手くても人として低俗だと思ってる
家族を養えなくて仕方なく不本意な仕事をするなら分かるがトッププレーヤーはそんな事は絶対にない訳で
信念とかない拝金主義者は悪者でも良いから世の役に立てばまだマシだがスポーツが上手いだけでは残念ながら役に立たないので
サウジリーグなんて出来たらジョーダンヘンダーソンみたいなのがたくさん出てくるだろうしな
金払って加入してもらうんじゃなくて金払わすんかよ笑
ヨーロッパ出身選手全員引き抜かれたらそんな暢気なこと言えるかな