ニュース要約
■記事によると
・マイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントのユニフォームロゴと直筆サイン入りバスケットボールカードが1290万ドルで落札されたとHeritage Auctionsが伝えた
・オークションはテキサス州ダラスで行われ、夏のプラチナナイト・スポーツセールに出品された
・このカードは82件の入札を集め、事前見積もりの600万ドルを倍以上上回った
・スポーツカードとしては史上最高額となり、2022年にヘリテージで落札されたミッキー・マントルの1260万ドルを超えた
・スポーツコレクション全体でも史上2番目の高額で、2024年8月に落札されたベーブ・ルースの「コールショット」ユニフォーム(2400万ドル)に次ぐ記録となった
・カードは2004年から2009年に製作された「Dual NBA Logo Autographs」シリーズの一枚で、各カードは1枚限定の生産だった
・ジョーダンは同シリーズで8種類、ブライアントは11種類に登場している
・今回のカードは両者を組み合わせた唯一の1枚であり、ブライアントが2020年1月に事故死したため今後も増えることはない
ジョーダンとコービーの直筆サイン入りカードが12億円超で落札されたニュースに対して、ファンの反応は大きく分かれた。
まず多くの人が、このカードを「実質的にNFTの先駆け」と揶揄していた。スクリーンショットを撮れば「自分のものだ」と冗談を言う人や、「今20ドルで売る」と茶化す声もあり、アートやデジタル資産と同じく人工的な希少性が価値を生んでいるのではないかという意見が目立った。「スニーカーやNFTと同じ構造だ」「ダイヤモンドも人工的な希少性で高価なのと同じ」という比較もされている。
一方で、カードそのものの見た目に不満を漏らす人もいた。「選手の写真が小さいし、チーム名もロゴじゃなく文字だけでダサい」と、価格に見合わないデザインだと指摘する声があった。また「ジョーダンの家が9百万ドルで買えるのに、12百万ドル払って布切れを買う意味があるのか」と、金の使い道に疑問を呈する意見も出ていた。ただし「12百万ドルをカードに出せる人間は、家を買うのを諦める必要はない」という冷静な見方もあった。
カード市場の仕組みに詳しい人は、「これはパックから出たカードだが、当時は引換券を郵送して実物を受け取る形式もあった」と説明していた。高額カードは製品側の「人工的な希少性」で生まれることが多く、「スポーツカードはギャンブルと同じ。唯一無二のカードがあると分かれば人は金を賭ける」と語られていた。また「1枚のジャージを細かく切ってカード化し、バラ売りすることで総額を跳ね上げている」という皮肉も出ていた。
投資・資産価値の観点からの議論も多かった。「美術品と同じで資産の置き場」「マネーロンダリングや税逃れに利用できる」と語る人もいれば、「実際には売却時に課税されるし、税逃れにはならない」と反論する声もあった。「ベーブ・ルースのユニフォームが24百万ドルで売られたのと同じで、歴史的アイコンの遺産には唯一無二の価値がある」との意見も強調されている。
また、「バスケカード市場は昔よりずっと複雑化している。かつては普通のボックスから出てきたが、今は『ホビーボックス』『スーパー限定版』など分かりにくい仕組みが増えている」との回顧もあった。当時はエグジクイジット(Upper Deck Exquisite)など1パック数百ドルで、5枚程度しか入っていない超高級商品も存在したという証言もある。
最後に、「バカげている」と一蹴する声も根強く、「金持ちの道楽」「合理的な投資」「希少性ビジネス」といった評価が入り混じる中で、この落札価格は人々の価値観の分岐を浮き彫りにした。ある人は「ビーニーベイビーズのように価値が崩れるリスクもある」と警戒し、別の人は「コービーのサインはもう増えない。ジョーダンとの組み合わせは特別で、長期的に価値は下がらない」と強調していた。


コメント
1290万ドルが12億円超ってなんやねん
今のレートでなら19億円超で20億円近いだろ
いつまでドル100円の思考してんだよ笑