ニュース要約
マイケル・ビーズリー（元ロサンゼルス・レイカーズ）が、自身のNBAキャリアで最大の後悔について率直に語った。
彼は『3sandones』（ポッドキャスト）の中で「もしキャリアをやり直せるなら、パット・ライリーの言葉を聞いていた」と告白した。ライリーは「コンドミニアムを買って2部屋にしろ、母親が来た時のために一つ残し、それ以外は全員断れ」と助言していたという。しかしビーズリーは「自分はアパートで育ったから広い空間が欲しい」という理由で全く逆の選択をし、6部屋の家を買い、犬を3匹飼い、さらに友人や親族を住まわせた。それが数々の問題の始まりだったと語った。
「自分にとっては現実の問題だった。人を保釈するために金を出し、弁護士を雇い、叔父は裁判で争い、ゴッドファーザーは9年か10年の刑を受けた。だから自分は本当に色々な問題を抱えていた」と説明した。そして「今16歳になる娘に『お前は19歳なんだから自分を支えろ、弁護士費用を払え』なんて言うことは絶対にない。あの時、自分に『ノー』と言える自信があればよかった。まずは2度目の契約まで待ち、自分の失敗は自分のものにすべきだった。世間が知っている自分の失敗の多くは、周囲のために罪をかぶったことだった」と悔やんだ。
ビーズリーはライリーの「静かで慎ましい暮らしをしろ」という忠告を無視し、大きな家と豪華な生活を選んだ。その結果、自らの時間と金を犠牲にして他人の問題を背負い、終わりのないトラブルに巻き込まれることになった。NBA引退後は資金が尽きて2年間ホームレス生活を送ったこともあり、キャリアの栄光とはかけ離れた転落を経験した。
今振り返ると、失われたチャンスに強い後悔を覚えているという。
マイケル・ビーズリーが自身のNBAキャリアでの最大の後悔を語ったことに対して、ファンからは様々な反応が寄せられている。元チームメイトのトレバー・アリーザが「お前は賢いが、愚かな人間に忠実すぎる」と指摘したエピソードが紹介され、多くの人がその言葉に共感した。ある声は「これは『お前もバカだ』って遠回しに言ってるんだ」と皮肉を込めて笑い飛ばし、別の声は「実際、周りじゃなくてビーズリー自身が一番問題だったのでは」と突き放した意見を述べている。
一方で、ビーズリーの才能の大きさを惜しむ声も多い。カレッジ時代の彼は平均26得点12リバウンドという圧倒的なスタッツを残し、同世代ではケビン・デュラントや後のザイオン・ウィリアムソン以上との評価さえあった。あるファンは「彼はフレッシュマンでケビン・デュラント級のインパクトを与えた。あの頃の hype は正当だった」と振り返り、また「もう少し集中力と規律があれば、複数回のオールスターになれていた」と嘆く声も見られた。逆に「結局はブラックホール型のスコアラー以上にはならなかった」と冷静に評価する意見もあった。
マイアミ・ヒートでのキャリア初期については、「ヒートの組織力でさえ救えなかった」と落胆する声がある一方で、「むしろ南ビーチの環境こそ若きビーズリーにとって最悪だった」と指摘する声もあり、当時の環境の影響を論じる人もいた。また、同じように若くして巨額の契約を得た選手が陥りやすい問題を例に挙げ、「大抵の選手は取り巻きに振り回されるが、レブロンのように友人たちが野心的で自立していれば例外的に成功できる」と、ビーズリーと比較してレブロン・ジェームズのケースを称賛する声も出ていた。
さらに、「彼の子供が父の経験から学べることは多いはずだ」「過去の過ちを認めて振り返る姿勢自体に価値がある」と、現在の彼の発言を前向きに捉える意見もあった。詩的な表現で自らの過去を語る姿に「彼は詩人のようになった」「言葉の才能すらある」と感心する声も見られた。一方で「次のカーメロ・アンソニーになれる逸材だった」と惜しむ声や「2010年のヒートビッグ3結成に残れていれば違ったかもしれない」と仮定を語る声もあった。
また、経済的な観点から「選手会は金融教育を徹底すべきだ」といった指摘もあり、「オーナーやNBAPAはすでにサービスを提供しているが、実際には利用しない選手も多い」と現実的な問題も語られた。特に「20歳そこそこの若者が一夜にして億万長者になったら、誰の言葉も聞かなくなるのは当然だ」との意見には、多くが同意していた。
コメント
親族や友人を抱え込んで駄目になるって本当にあるあるだよなあ
ライリーまじゴッドファーザー
自分でお金を生み出したのか与えられたのかでも同じ大金を手にしたとしても意味がだいぶ違う。オーナーはたとえ選手に大金を渡しても回収する術を知っている。与えられた人間は浪費するだけ。スポーツ選手の大半はトラブルに巻き込まれて破産する
アイザイア・トーマスの取り巻きにガチギレしたボビー・ナイト。
ボビー・ナイトの助言を素直に聞きいれたアイザイア・トーマス。
本当にすごい才能があったのにそれを素行や環境で生かしきれなかった選手だと思うけど、最近Big3とかで楽しそうにしてて良かった。
Ｄローズが学生時代にビーズリーと一緒の部屋に泊まることがあって、｢あのビーズリーってヤツは上手すぎる絶対年齢詐称してる｣と思ってコッソリ身分証見たら年下
Ｄローズが学生時代にビーズリーと一緒の部屋に泊まることがあって、｢あのビーズリーってヤツは上手すぎる絶対年齢詐称してる｣と思ってコッソリ身分証見たら年下(ビーズリーは１月生まれ)だったからビビったって話してた