ニュース要約
ケビン・デュラントは、水曜の番組『Up & Adams』の中で、かつてのオクラホマシティ・サンダー時代のチームメイト、ラッセル・ウェストブルックとの再共演の可能性について言及した。
デュラントはこう語った。
「ラッセルはレジェンドだ。今でもNBAでプレーするにふさわしいと思うし、自分の意思で引退できるべきだと思う。再共演? それは最高だろうね。ただ、僕が決めることじゃない。今はその決定をする立場の人たちに任せているよ」
ロケッツはこのオフ、フェニックス・サンズからデュラントを獲得することで、本格的に勝負に出た。チームの将来をすべて投げ出したわけではないが、昨季プレーオフ1回戦でウォリアーズに第7戦の末に敗れたチームの上限を押し上げる狙いが明確な補強だった。
しかし、フレッド・バンブリート(ヒューストン・ロケッツ)がシーズン全休の見込みとなったことで、チームは先発ラインナップの再編を迫られている。デュラント、アメン・トンプソン、ジャバリ・スミスJr.、アルペレン・シェングンの4人は開幕から先発が確実とみられるが、残る1枠は流動的だ。
ケビン・デュラントがラッセル・ウェストブルックとの再共演に「最高だ」と語った件をめぐって、反応は大きく割れた。まず目立つのは、ベテランの待遇と役割に関する現実論だ。かつてチームの中心として最高額を得てきたレジェンドでも、年齢とともに役割は主力からロールプレイヤー、そして優勝狙いの最低年俸へと下がっていくという指摘が多い。ウェストブルックは近年すでに最低年俸を受け入れており、「その現実はもう受け止めたはずだ」という声と、「家族と離れて遠征続きで最低年俸は精神的にきつい」という声が交錯する。金銭よりも出場時間や役割、環境の問題と見る向きも強い。
次に議論を熱くしたのが、プレイヤーオプションを自ら破棄してデンバーを離れた決断だ。「自分の条件で去ったのだから『自分の条件で去らせろ』という話と矛盾する」という辛辣な指摘がある一方、「優勝候補で実際に戦力になっていたのに、なぜ出たのか」という疑問も根強い。プレーオフ期に流れたロッカールームの不和報道については、アーロン・ゴードンが否定したという文脈が共有されつつも、「火のない所に煙は立たない」「何か燻るものがあったのでは」と勘繰る声もある。とはいえ、契約総額で十分に稼いできた以上、数百万ドルを上積みするために優勝機会を手放すとは考えにくい、という反論も並ぶ。
コート上の評価はさらに二極化している。エネルギーとリムアタック、リバウンドで流れを変える「火付け役」としての有用性を認める意見は多いが、試合終盤での意思決定やターンオーバーの“目立ち方”が致命傷になるという懸念も根強い。「ローテーションレベルではあるが6番手ではない。7~8番手で10~15分が適正」「レギュラーシーズンはいいが、終盤やプレーオフのクローズは任せられない」といった声が並ぶ。昨季の出来についても「悪くなかった」「統計的にはワースト級に近い」と評価が割れ、可変性の大きさが議論の的になっている。
去就の当て先論も活発だ。ミニマムなら需要はあるという見立てに対し、「優勝候補は終盤の判断がネック」「ヒューストンは上限に張り付いていて余地が乏しい」「ミネソタはマイク・コンリーに何かあったら検討」「ミルウォーキーやインディアナはエナジーを足したいが、ヤニス・アデトクンボとの並びはスペーシングが厳しい」と現実的な適合性が精査される。一方で「ボストンなら走ってシューターにキックアウトという役割が合う」「シーズン中にガードの負傷が出たチームが拾う」という意見もある。古巣に関しては「オクラホマシティで一日契約的に花道を」という穏当な提案から、「戻って学びを伝えつつベンチで指輪を狙え」というロマン派まで幅広い。
そしてデュラント発言そのものへの受け止めだ。「『リーグにいるべき』という言い回しは“自分のチームじゃなければ”の婉曲表現になりがち」「“歓迎するが自分が決める話じゃない”は、尊重しつつ距離も置く常套句」と読む人もいれば、「デュラントは前向きだが、押し通すつもりはない現実路線」と冷静に解釈する人もいる。結局のところ「NBAは“相応しいかどうか”ではなく“今できるかどうか”。自分の条件だけでは何も保証されない」という厳しい総括に多くがうなずく。とはいえ、「役割を絞り、終盤を任せない前提なら、今もローテーションで価値がある」という現実解も少なくない。再共演の是非は置くとして、ウェストブルックに求められているのは、役割の最適化と終盤運用の線引き、それをいとわない覚悟だという点で、多くの見解が一致している。


コメント
okcに帰ってきてくれ今ならリング渡せる
HOUは契約できんやろ?
okcに行ったら…、出番ないだろうなぁ。出せんわ。彼には一番の華道だろうけど。
仮にHOUと契約したとすれば、KDと再タッグだけでなく、ジェフ・グリーンとも。
OKCのオリジナルメンバーが十数年を経て再会は熱すぎる。
HOUはハンドラー獲得しないとやばいです
2019メロとか2020ジャマクロって数ヶ月前のPOでもっとやれてたろ
ちょっと頭の中で劣化させすぎだよ
HOUはもうベテランミニマムのスペースすら空いてないんじゃなかったか