米国バスケ男子代表HCにスポールストラが内定！2028年五輪および2027年W杯で指揮を取る見込み

・マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCが、2028年ロサンゼルス五輪と2027年カタールW杯のアメリカ男子代表HCに就任する見込みであると複数の報道が伝えている。

・契約はまだ正式締結前だが、アソシエイテッド・プレスのティム・レイノルズによると、10月後半に開かれるUSAバスケットボール理事会での承認が必要とされている。

・スティーブ・カー（ゴールデンステイト・ウォリアーズ）の後任として指揮を執る見通しで、スポールストラはパリ五輪の金メダルチームでアシスタントコーチを務めた。

・彼はマイアミ・ヒートのコーチとして初めてUSA男子代表を率いることになり、本人も「光栄だ」と語っていた。

・NBA18年目を迎えるスポールストラはリーグで最も長くチームを指揮するHCであり、ゼネラルマネージャー投票でも「NBA最高のコーチ」に選ばれた。

・マイアミ・ヒートを6度のNBAファイナルに導き、2012年と2013年にはレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュと共に連覇を達成している。

Just in: USA Basketball is expected to name Erik Spoelstra as the new head coach of the men's national team, sources tell ESPN. Spoelstra succeeds Steve Kerr for the next World Cup and the 2028 Summer Olympics after serving as a lead assistant on Team USA's 2024 gold medal squad. pic.twitter.com/eApR2LsXeB

— Shams Charania (@ShamsCharania) October 9, 2025

驚きを示す声も多く、「本当に？意外すぎる」と驚く意見がある一方で、「これまでの実績を考えれば当然」と評価する声も多い。マイアミ・ヒートのファンからは特に称賛が多く、「NBAでトップ3どころかNo.1のコーチだ」「あらゆるタイプのチームを勝たせてきた」とスポールストラの戦術眼とリーダーシップを評価する意見が目立った。

一方で、「年間最優秀コーチ賞（COTY）を一度も受賞していないのに五輪の指揮官になるのはおかしい」という疑問も出ている。これに対しては、「COTYは結局ナラティブ（物語性）重視のメディア票。実際の指導力とは関係ない」「スポールストラはNBAのGMたちの投票ではCOTYに選ばれている」といった反論もあった。

また、メディアによる投票制度への不満も見られた。「レギュラーシーズンだけで評価されるから、プレーオフで光るタイプのスポは不利」「ヒートはいつも『強くて当然』と思われて評価されない」との指摘もあり、実際の戦績と表彰との乖離を嘆く意見が多かった。

過去のシーズンを振り返る声も多く、「2021-22シーズンはジミー・バトラーが57試合、バム・アデバヨが56試合しか出ていないのにイースト1位になった」「26通りの先発ラインナップを使いながらも首位を維持した。あれは完全にスポの力」と称賛が続いた。さらに、「2016-17シーズンの11勝30敗からの30勝11敗の大逆転も忘れられない」「プレーオフにあと一歩届かなかったが、あのチームを.500まで引き上げたのは奇跡だ」との声も上がっている。

一方で、五輪での采配については期待する声が圧倒的だ。「選手に信頼されるコーチであり、スター選手にもきちんと責任を取らせる」「急造チームでも最適な戦術を瞬時に組み立てられるタイプ」といった評価が続出。「オールスター級の選手たちをまとめるには彼が最も適任」「スティーブ・カーより五輪向き」といった比較も多く見られた。

さらに、「パット・ライリーがバックアップしたからこそ、スポはここまで安定したキャリアを築けた」「レブロン・ジェームズが当時彼を交代させようとしたのに、今では彼の最大の支持者の一人になっている」という過去のエピソードを引くコメントもあった。若手時代のスポールストラとレブロンの関係性を「お互いに成長した」と語る声も多く、ヒート王朝期を懐かしむ意見も寄せられた。

また、アメリカ代表の今後の戦力についても議論が盛り上がった。「2028年にはステフ・カリーやレブロン、デュラントは引退しているかも」「次世代の中心はジェイソン・テイタムとアンソニー・エドワーズになる」「トップエンドのタレントは過去より薄い」と不安視する意見もあったが、「それでも世界一のチームには変わらない」「スポなら若手を最大限に活かせる」と楽観的な見方も多い。

総じて、「五輪のコーチとしてこれ以上の人選はない」「ようやく正当に評価された」「今のNBAで最も尊敬される指導者」との声が多数を占め、エリック・スポールストラへの期待は高まっている。