ニュース要約
■記事によると
・ジェイソン・テイタムは5月にアキレス腱を断裂し今季絶望視されていたが、回復状況は前向きでボストン・セルティックスも「今季復帰」を完全には否定していないと報じられた。
・シャムス・シャラニアは「ザ・パット・マカフィー・ショー」で、セルティックスは慎重ながら楽観視しており、テイタム本人も今季プレーを目標にしていると述べた。
・同じ負傷を負ったデイミアン・リラードとタイリース・ハリバートンは今季の復帰を早々に否定した一方、テイタムはリハビリが順調で復帰の可能性を残している。
・9月末にはコートでランニングする動画が公開され、「ファーストテイク」でもテイタムは「今季は出ない」とは断言せず、週6日のリハビリに取り組む理由として完全復帰を最優先しつつも復帰意欲を示した。
・さらにXに自身でダンク可能になった映像を投稿し、実戦復帰へ向けた段階的な進捗をアピールした。
Jayson Tatum is dunking again 👀🔥 pic.twitter.com/9KcLnSB7sr
— NBACentral (@TheDunkCentral) October 9, 2025
ジェイソン・テイタムが今季中の復帰を希望しているというニュースに対し、ファンの反応は賛否両論だった。
一部のファンは、「彼がチームに戻るのは当然だ」と競争心を称賛する声をあげる。あるコメントでは「テイタムは真のバスケットボール選手だ。金や名声のためではなく、勝利のためにプレーするタイプ」として、彼の意志を高く評価していた。一方で「このロースター(選手構成)で復帰してもプレーオフ2回戦が限界」と冷静に見る意見もあり、再建途中のチーム状況を指摘するファンも多い。
ボストンのインサイド陣(センター陣)の層の薄さを問題視する声も多く、「ネイミアス・クエタとムサ・ディアバテの争いとか、どう見ても苦しい」と嘆くコメントもあった。それに対して「クエタは意外と使える」と評価する声もあり、「安定性は欠くが控えセンターとしてなら十分」と擁護する意見も見られた。「ルーク・コーネットを失ったのが一番痛い」「ホーフォードは年齢的に限界、ポルジンギスは終盤ケガで足を引っ張った」と、フロントコートの再構築を求める声が多数を占める。
一方で、テイタムの早期復帰には慎重な声も少なくない。「アキレス腱の手術をしたばかりの選手を急がせるのは危険」「本人が出たい気持ちはわかるが、チームは止めるべき」といった意見が目立ち、「ケビン・デュラントのように時間をかけて完全復帰すべきだ」という例も挙げられた。また、「アーロン・ロジャースと同じスピードブリッジ手術(腱を特殊な方法で固定する術式)を受けたなら、早期復帰も理論上は可能だが、実際には無理をすべきではない」と医学的観点から冷静に語るファンもいた。
復帰賛成派の中には、「医師とチームが許可するならプレーさせていい」「2月か3月の限定出場で感覚を取り戻すのは悪くない」という意見もある。「メンタル面でのリハビリにもなる」「アスリートとしての自信を取り戻す機会になる」という前向きな声もあったが、それに対して「プレーオフ争いに残っていれば試合の強度は上がる」「そこで再発したら意味がない」と警鐘を鳴らす意見も根強い。
さらに、チームの方向性を巡る議論も加熱している。「どうせ優勝争いは無理、今季はタンク(意図的に勝率を下げて上位指名権を狙う戦略)に徹するべき」「中途半端に勝つよりドラフトで良い若手を取った方がいい」とする意見が多い一方、「イーストはレベルが低い、10位に入れば十分チャンスがある」「テイタムとホワイトがいればどんなチームも侮れない」と反論する声もある。
また、テイタムという人格そのものへの評価も多く寄せられていた。「休まずプレーし、問題行動もない」「チーム愛が強く、真摯な選手」「批判されすぎだ」という擁護意見が多く、「彼がボストン以外のチームにいたら、もっと評価されているはず」との声もあった。一方で「セルティックスのファンが傲慢だから嫌われるだけ」とする皮肉な意見も見られる。
最後に、「彼を守るべきだ」「彼は自分を犠牲にしすぎるタイプ」と、チームがテイタムを止める責任を強調する声もあり、「タイムロード(ロバート・ウィリアムズ)の時と同じ過ちを繰り返すな」と忠告するファンもいた。総じて、テイタムの情熱と復帰意欲には賞賛が集まる一方、チーム事情と長期的視点から慎重な姿勢を求める意見が多数を占めている。


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たむ〜