ニュース要約
■記事によると
・アトランタ・ホークスのダイソン・ダニエルズの契約延長交渉で、代理人ダニエル・モルドバンがジェイレン・サッグス(オーランド・マジック)の5年1億5000万ドルを比較対象に提示した
・ダニエルズはシーズン途中にニューオーリンズ・ペリカンズから移籍後に大躍進し、年間最優秀守備選手の投票で2位となる活躍
・オフェンス面でも1試合平均得点を5.8点から14.1点へ大幅に伸長
・ホークスは2024年10月の期限直前にジャレン・ジョンソンと5年1億5000万ドルで延長、ダニエルズの交渉も期限まで長引く見込み
・アトランタはトレイ・ヤングが2026-27に年額4900万ドルのプレイヤーオプションを持つため将来のサラリー計画が不透明
ダイソン・ダニエルズの「5年1億5000万ドル」要求報道に、ネットでは賛否が分かれている。守備特化の若手に年平均3000万ドルの価値はあるのか、比較対象とされるジェイレン・サッグスの契約は妥当なものだったのか――論点は主にこの二つだ。
まず否定派。最大の懸念はオフェンス面での伸びしろだという声が多い。ガードの成長は過度に期待すべきでない、フリースロー成功率が低い選手は得点の天井が限られる、という指摘が目立つ。実際、相手に守られ方で“放置”される時間帯があり、プレーインではオープンの3をためらってベンチに下げられた場面も挙がる。ガード守備の価値は高いが、リムプロテクトが伴うウイングやビッグに比べ影響力が限定されがち、という冷ややかな見立ても少なくない。
一方で擁護派は年齢とサイズ、そして実戦で示した対人力を推す。22歳、6フィート8インチの長身に6フィート11インチのウイングスパン。将来的に本格的なウイングディフェンダーへ拡張できると見る声は根強い。実際にジェイソン・テイタム相手でも一定の耐性を見せた、1番から4番まで受け持てるという評価もある。さらに昨季中盤はボールハンドラーの役割をこなし、セカンダリー創出とフィニッシュ効率ではサッグスに見劣りしない、むしろ勝っているという反論も出ている。
契約水準そのものへの見方も割れている。上限税制の「セカンドエプロン」によって中途半端な賭けは避けたいという保守的な意見がある一方、キャップ上昇と新メディア契約で“3000万は良質スターターの相場”という空気もある。「ハーブ・ジョーンズでもそこまで貰っていない」という抑制論に対し、「キーガン・マレーの5年1億4000万ドルが基準を押し上げた」「サッグスの前例が市場アンカーになっている」とする現実論がぶつかる。
比較対象のサッグスについては、評価軸の違いが議論を複雑にする。契約年の3ポイント成功で明確な強みを示した、ボールハンドルとオフボール両面で役割がはっきりしている、という声がある一方、長期的には波が大きく、ケガも絡んだとする見方もある。マジックのオフェンスは彼不在時に停滞したというデータ面の後押しを挙げる意見もあれば、ダニエルズはフィニッシュ、パス、リバウンドで総合的に上という主張もあり、結論は出ていない。
“影響”の測り方にも異論が噴出した。ホークスの守備が彼のオン・オフで大差なかったという指摘には、同時出場のトレイ・ヤングや、守備で狙われやすいシューターと並ぶ編成事情が影響したという反論が返る。個人の抑止力やナビゲート能力を、チーム全体の被効率だけで断じられないという主張だ。逆に、数字と映像の両方でオフェンス影響はまだマイナスに近い、と厳密さを求める声も根強い。
落とし所を探る現実的な提案としては、今すぐ満額ではなく「5年1億2500万ドル前後」で妥協、あるいはRFA(制限付きFA)で市場に値付けさせてからマッチ、という案が支持を集める。爆発的な伸びで相場がさらに上がるリスクはあるが、それはチームにとって“嬉しい悩み”という考え方だ。逆に、今のうちに長期でロックして将来のキャップ上昇を味方につけるべきだという先行投資派も一定数いる。
総じて、評価を分ける分水嶺は二つ。①フリースローとキャッチ&シュートの改善余地をどれだけ信じるか、②ガード起点の守備価値をどこまで年平均3000万ドルに換算するか。昨季、敵が無視できない“攻撃としての守備”を確立したのは事実だが、シュートの意思決定速度とメンタル、スイッチでビッグに当たった時の打開策など、ポストシーズンで露呈した課題も明確だ。ホークスが即決か、見極めか。22歳という時間資産の評価が、最終回答を分ける。
ネットの反応
でも他の東のチームファンとしては、西に行ってくれって思う。


コメント
FTが下手なのがね
昨季だけ見れば出てた時のサッグスより圧倒的によかったと思うけど
シューティングのポテンシャルの無さは結構評価に影響しそう
流石にJJと同じはやり過ぎと見られるだろ
3Pも怪しいし
ディフェンスは疑いの余地無いけどさ
30Mって、ランドル・JJJ・シェングンあたりの「チーム2番手・オールスター当落線上」レベルやな
まあDPOY受賞がオールスター選出1個分と計算したら妥当なのかな?
気が早すぎる
もう1シーズン同じ活躍してようやく交渉の土俵に乗れるかどうか
カワイもSAS時代、2013ごろはフリースローが下手だった。
でも2014は全盛期レブロンを守ってfmvp獲得。
その後、オフェンスもメキメキ成長してTORを優勝に導き、リーグno.1プレイヤーと言われるまでに。
ダニエルズはカワイのようになれるか?夢は見ていいと思う。
ガードがスペース作りに貢献しにくいのはBOSスマートをホリデーにした例とかを見ると厳しく感じる
ATLの構成が固まってる訳でもないしやや刻んだ契約で成長を見極めるのが良いように思うな
あとFT6割前後はメンタル次第でベンシモ並みのデメリットを生むのでそこらへんも慎重な考慮がいる
これぐらいお買い得やと思うけど
ホークスさんがDPOY2位のガードと年30Mで契約できるチャンスなんて滅多にないやろ