【NBA】デズモンド・ベインが37得点、ORLがMIAに勝利しNBAカップ準決勝進出

ボックススコア

Desmond Bane highlights vs. MIA:

37 PTS
6 REB
5 AST
14-24 FG
6-9 3P
+11 +/- pic.twitter.com/fNZweuaoKd

— Orlando Magic (@OrlandoMagic) December 10, 2025

WAGIC WIN

SEMI FINAL BOUND pic.twitter.com/PIKDGk4NmR

— Orlando Magic (@OrlandoMagic) December 10, 2025

■ 試合の結果

オーランド・マジックがデズモンド・ベインの37得点を軸に、マイアミ・ヒートを117-108で下し、NBAカップ準決勝へ進んだ。
ヒートは今季オーランドで3度目の敗戦となった。

■ 欠場者情報

マジックはフランツ・ワグナーが足首の捻挫で数週間離脱する見込みで、今季初の欠場となった。

■ 試合の展開

前半、ヒートは開始直後から6本連続でシュートを決め、序盤に15-0とリードを広げた。だが、その後は3ポイントが大きく失速し、最終的に24.2％の成功率に終わった。

一方のマジックは、ベインが第4クォーター開始直後に3ポイント2本と3点プレーを決め、リードを一気に13点へ広げた。マジックは終盤まで安定したオフェンスを維持し、ヒートに大きな反撃を許さなかった。

ヒートはタイラー・ヒーローが6本全ての3ポイントを外し、残り37秒のオープンショットも決められず追撃の流れを作れなかった。
マジックはチームとして3ポイントを46.9％で沈め、攻撃面での差が勝敗を分けた。

■ 個人成績

・ORL
デズモンド・ベイン：37得点
ジェイレン・サッグス：20得点
パオロ・バンケロ：18得点、7リバウンド

・MIA
ノーマン・パウエル：21得点
タイラー・ヒーロー：20得点
バム・アデバヨ：19得点
アンドリュー・ウィギンズ：19得点

ORLがMIAを下してNBAカップ準々決勝を制した一戦には、チームの粘り強さを称える声が多く集まっている。主力が次々と離脱する中でも全員で踏ん張り、0−15の立ち上がりから立て直して勝ち切ったことを評価する声が目立つ。「まずはプレーオフ1回戦突破からでいい」と現実的な声もあれば、「このまま深いラウンドまで駆け上がってほしい」と期待を膨らませる声もある。

ファンはとくにデズモンド・ベインの活躍に沸いている。ベインが37得点を叩き出したことを「ベインと37点はもはや定番の組み合わせ」と表現する声もあり、「ドライブもシュートも止められなかった」「Tレックスみたいな短いウイングスパンなのにインサイドで無双しているのがおかしい」と、そのフィジカルと得点力を絶賛する意見が多い。「検査の結果、体内に犬が見つかった」「血液検査で血の代わりに氷が流れていると判明した」など、いわゆる“クラッチ遺伝子”をネタ混じりに称えるコメントも並んだ。

ORLファンからは、ベイン獲得のために指名権を手放した動きを振り返り「指名権なんていらなかった」「これこそベインにオールインした理由だ」と胸を張る声が多い。シーズン序盤のトレード批判を持ち出し、「だからこそ結果が出るまで判断を待つべきだった」と、早すぎる評価を戒める意見も見られた。守備でつくったポゼッションを、ベインをはじめとしたシューター陣がきっちり得点に変えてくれるようになったことを、「ようやく守備と攻撃が噛み合ってきた」と喜ぶ声もある。

敗れたMIA側のファンからは、守備と3ポイントについての嘆きが多い。ここ最近の試合でザック・ラビーンに42点、この試合でベインに37点を許したことから、「得点力の高いSGを止められていない」「完全にやられている」と危機感を示す声が挙がる。終盤のオープンスリーを何本も外したことを悔やむ声も多く、「今日は単純にシュートが入らなかった日」と割り切る意見と、「タイラー・ヒーローやノーマン・パウエルを同時に使うと守備が厳しい」とラインナップのバランスを問題視する声が並んでいる。

試合内容以外では、NBAカップそのものへの感想も語られている。「カップ戦は批判も多いけれど、準々決勝は毎回最高だ。会場のボルテージも高くて完全にプレーオフの空気」と好意的に受け止める声がある一方で、「準決勝と決勝が中立地なのはもったいない」「いつかラスベガスやSEAが本格参入したら開催地をローテーションにしてほしい」とフォーマットの改善を望む意見も出ている。