【NBA】デレック・ライブリー2世が右足手術で今季終了…

・デレック・ライブリー2世（ダラス・マーベリックスのセンター）が右足の手術を受けることになり、今季残り全試合を欠場するとチームが発表した。

Dereck Lively II injury update:

Dereck Lively II will undergo season-ending surgery on his right foot. Lively is expected to make a full recovery and be available for the start of training camp.

Get well soon, big fella. The comeback will be better than ever 💙🙏 #MFFL pic.twitter.com/Zzr3IfOMLP

— Dallas Mavericks (@dallasmavs) December 10, 2025

・今回の手術は右足の腫れや痛みが長引いていることへの対処で、ライブリー2世は来季のトレーニングキャンプ開始時には復帰できる見込みとされている。

・ライブリー2世は今季わずか7試合の出場にとどまり、1試合平均4.3得点、5.3リバウンド、1.6ブロック、出場時間は16.4分という成績だった。

・ライブリー2世はNBA入り後からケガに悩まされており、ルーキーイヤーは55試合に出場してチームのNBAファイナル進出に貢献したものの、2年目の昨季は主に足の疲労骨折の影響で36試合の出場にとどまり、今季も右足のトラブルが続いたことで3年連続でシーズンを通して健康を維持できなかった形になっている。 

ライブリー二世の人柄に触れるコメントも多い。二十一歳という若さで両親を亡くしながら、コート内外で明るく前向きな姿を見せてきたことを思い出し、「こんなにいい子が何度もケガで苦しむのはつらすぎる」と同情する声が相次いでいる。ルーキーイヤーのルカ・ドンチッチとのロブのコンビを懐かしむファンもいて、「あのシリーズに戻りたい」と、つかの間の輝きになってしまったことを嘆いている。

一方で、批判の矛先はマーベリックスの医療体制とフロントにも向いている。昨季に足を骨折していたのに走らせていたというエピソードや、今回の症状も「単なる誤診ではなく医療過誤に近い」とみる声が多い。以前の優秀なトレーナーを解雇し、反対意見を言わないスタッフで固めたという話を引き合いに出し、「ケガは根性で乗り切れるとでも思っているのか」「若いセンターに一番やってはいけないことをした」と、フロントの姿勢そのものを問題視している。

その中心にいた人物として、ニコ・ハリソンへの批判はとにかく激しい。カーフの違和感を抱えていたルカ・ドンチッチを無理に戻そうとしたという話や、アンソニー・デイビスにも早期復帰を迫ったというエピソードが蒸し返され、「ケガを信じず、タフさだけを求める時代錯誤の発想だ」と非難されている。ルカ放出の裏側でも、オーナーに選手の悪口を吹き込んで追い出したのではないかと疑う声があり、「一人のゼネラルマネジャーがフランチャイズを壊した」とまで言うファンもいる。

今回のニュースは、チームの今後の方向性にも議論を広げている。カイリー・アービングも長期離脱中で、成績が低迷する中、「ここまで来たらフラッグを中心に徹底的に再建した方がいい」「ガフォードを手放す余裕なんてもうない」と、ドラフトと若手に振り切るべきだという意見がある。一方で、「ルカを手放してまで手に入れた現在の形がここまで崩壊しているのは、フロントの判断ミスの積み重ねだ」と、ロスターよりも組織文化の立て直しを優先すべきだと主張するファンもいる。

それでも多くの声は、最終的にはライブリー二世の未来を案じるものだ。「マーベリックスがようやく手に入れた守れるセンターなのに、組織のミスでキャリアを台無しにしてはいけない」「とにかく今度こそ完治を最優先にしてほしい」と、球団に対して慎重なリハビリと長期的な視点を求める声が強い。ファンは怒りや失望を抱えながらも、ライブリー二世が健康を取り戻し、再びコートで成長した姿を見せてくれることを心から願っている。