【NBA】ダントーニ「3ポイント時代を生んだのはシャキール・オニール」

スポンサーリンク

スポンサーリンク



ニュース要約


 
■記事によると

・マイク・ダントーニはポッドキャスト「On Point」でロサンゼルス・レイカーズのシャキール・オニール(元選手)の存在が自らのオフェンス哲学に大きく影響したと明かした

・フェニックス・サンズ時代に「7秒以内にシュートを打つ」速攻主体のオフェンス戦術を採用した理由について、「シャキール・オニール(ロサンゼルス・レイカーズ)の支配力に対抗するためだった」と語った

・ダントーニは「シャックにはシャックで対抗できない」「だからスピードで勝負して3ポイントで広げる戦術を取った」と説明した

・また「彼(シャック)は実質的に3ポイント戦術を生んだ張本人だ」と語り、シャックの存在がNBAの戦術進化を促したと位置付けた

・ダントーニはヨーロッパでの指導経験から元々テンポの速いスタイルを理想としており、「NBAではそれを実行できる選手が揃っていた」と振り返った

・ヒューストン・ロケッツ時代にはダリル・モーレー(当時のゼネラルマネージャー)とともにアナリティクスを導入し、「数字を使って選手にプレーの価値を説明できるようになった」とも語った
 


 
マイク・ダントーニの「シャックが3ポイント革命の原因だった」という発言は、予想通り大きな反響を呼んでいる。

「シャックにシャック流の勝負を挑んでも勝てない。だからこそゲームを加速させ、3ポイントを多用し、スペースを広げる戦術が必要だった。実際、彼こそが3ポイント時代のきっかけを作ったんだ」と語ったこのコメントに対し、多くのファンが半ば冗談交じりに「これでシャックが一生自慢し続けることが確定した」と呆れたように反応している。

中には「どうせそのうち“カリーを生んだのは俺”とか言い出す」と笑う声もあった。過去のシャックの発言を引用して「これが“俺はブラック・ステフ・カリー”と呼ばれる理由だ」とからかう意見も見られた。一方で、「実際に当時のNBAはシャックを止めるためだけに2〜3人のセンターを用意していた。だからダントーニの発言は理にかなってる」と擁護する声も多い。

「シャックは“怒って試合を支配しろ”とか“やる気を見せろ”みたいなコメントばかりするけど、それができたのはシャックがシャックだったからだ。他の選手には無理な話」と、彼のコメントが時代錯誤になりがちなことを指摘する声もあった。

また、「シャックがいたことでNBAがゾーンディフェンスの導入を検討したし、ルールまで変わった」という意見もあれば、「ダントーニが言ってることは事実だ。シャックがいた時代は彼をどう攻略するかが最大の課題で、だからこそ7秒以下オフェンスが生まれた」という真剣な評価も見られた。

この発言を皮肉っぽく捉える者もいて、「どうせ来年あたり“3ポイントは俺が発明した”って言うんだろうな」と冗談を飛ばす声もある。一方で、「面白がってるだけのやつが多いけど、この発言は実はすごく深い視点だと思う」と真面目に受け取るファンもいた。

「7秒以下のサンズがNBAの今のスタイルの原型だったのは間違いない。ウォリアーズはそれを完成させただけ」という指摘もあり、ステフ・カリー以前にダントーニが提示した仮説が今の時代の礎になっているとする声が続いた。「ステフが証明者だとしたら、ダントーニは理論提唱者だった」という言い回しも象徴的だ。

他にも、「当時のロケッツがウォリアーズよりも多く3を打っていたし、リーグで一番3ポイント重視だった。モレイとダントーニの影響は過小評価できない」という声や、「カリーやクレイがいたからウォリアーズの戦術が成立したけど、ロケッツは“平均的な選手でもとにかく打ちまくれ”という思想だった」とその浸透力を評価する声も目立った。

ダントーニの功績を評価する一方で、「ディフェンスがうまく織り込めなかったのが彼の限界だった」「でもロケッツ時代には守備面でも進歩していて、KDウォリアーズに肉薄した」とする意見もあり、時代による変遷や彼の戦術の成熟についても語られている。

こうした反応を総合すると、ダントーニの発言は一見ジョークのように受け取られがちだが、実際にはNBAの戦術進化を語る上で非常に重要な視点を提供していると言える。シャックという存在の圧倒的な影響力が、皮肉にもリーグを“3ポイント時代”へと押し出したというのは、歴史の皮肉であり、同時にバスケットボールの面白さそのものでもある。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ネットの反応

バスケ好きの反応 : 25/05/31
ダントーニが語ってるなら一定の説得力はある。ナッシュ時代のサンズ見てたら納得する部分もあるだろ。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
ルディ・Tが最初に3Pを本格採用してオラジュワンのスペース作った話を忘れるな。ロバート・オーリーを4番で使って広げてた。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
エリーとかキャセールとかスミス、シューターが揃ってて見てて面白かったなあの頃のロケッツ。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
スティーブ・カーのウォリアーズ、ネルソンのマブス、スタン・ヴァン・ガンディのマジックもそれぞれに革命的だったぞ。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
↑スタン・ヴァン・ガンディのオーランドってドワイト囲んで4人シューターだったもんな。レブロンもポッドであの戦術に触れてたし。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
リック・ピティーノがニックス時代に1000本以上スリー打たせたのもかなり先進的だった。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
サンズがSSOL(セブンセカンズ・オア・レス)で走り始めた頃にはシャックはヒートだった。対シャック用に始めたわけではないと思うが。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
↑00年代半ばのフェニックスがシャック恐れてたってのはちょっと時系列おかしいよな。西にいなかったし。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
「スピードで倒す」って発想は古くからあったけど、それを戦術として完成させたのが2000年代って感じ。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
結局リーグがゾーンディフェンス許可したのも、シャック対策の一環だったしな。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
シャックは強すぎて自分で時代を動かしすぎた男。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
クリス・ボッシュも間違いなくスペーシング革命の一部だったけどな。ヒート時代の4番運用は先進的だった。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
ダントーニは欧州リーグ時代からすでにスリー重視してたよ。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
それでもダントーニが優勝してたら、もうちょい評価変わってたかもな。
バスケ好きの反応 : 25/05/31
ダントーニと話したことあるけど、あの人めっちゃ穏やかで戦術に熱いんだよ。話すとファンになる。

コメント

  1. シャックは個人としてはNBAの特異点だけど

    カーとダントーニがひたすらスモールに拘るのって
    シャックPHOの1年間で、チームカルチャーとロッカールームの雰囲気が全部崩壊したせいやろ
    ビックマン使いたくない病になっとる

  2. シャックは時代だった
    スタッツと受賞歴だけじゃなかなか伝わらないね

  3. まぁあんなバケモンと相手の土壌でバチバチやりたい人なんかいないもんね

  4. ダントーニ本人が言うならそうなんだろう

    ペース&スペースのスモールボール概念は元々はシャック対策から生まれた戦法、けどそのダントーニ本人が周囲からの批判に負けて途中で諦めてしまった

    それをスターパワーも伴って成立&成功させたのはスポルストラMIAであり、完成させてNBA全チームどころか世界中に普及させたのがGSWって流れか

  5. ベン・ウォーレスってマジで凄かったんだな
    加えてLAL笛もあったわけやろ?

  6. シャックの多方面のルール影響力は異常
    4の流れも起こるべくして起こったし、2016までのインサイド山脈のOKCやオルドSASも強大なビッグチームだったしな

  7. シャックは引退後の発言プロレスのせいで現役を見てない人から過小評価されるけど、正真正銘の怪物だったよな。
    チームロスターに取り敢えずシャック対策のセンターを2~3枚入れる事が全チームの共通認識になってたし。
    ハック、ゾーンなど多くのルールにも影響を与えた。
    現代バスケにおいても、もし存在するならリーグに多大な影響があったと思う。

スポンサーリンク
・不適切なコメントを未然に防ぐためNGワードを設定しております。
・当ブログの運営を著しく妨害するようなコメントの発信元については法的措置を検討しております。
・コメントをYouTubeなどへ無断転載する行為は禁止しております。
・不適切なコメントを未然に防ぐためNGワードを設定しております。
・当ブログの運営を著しく妨害するようなコメントの発信元については法的措置を検討しております。
・コメントをYouTubeなどへ無断転載する行為は禁止しております。