ニュース要約
■記事によると
・マーカス・モリス(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズなど)がラスベガスのカジノから26万5000ドルを不正に得た疑いでフロリダ州で逮捕され、保釈が却下された
・モリスは2024年5月にMGMグランドホテル&カジノから不渡り小切手で11万5000ドルを受け取ったとされ、翌月にはウィン・ラスベガスから同様の手口で15万ドルを得たとされる
・各案件で12,00ドル以上の不正小切手発行および10万ドル以上の窃盗に相当する重罪2件ずつが適用されているとTMZ Sportsは報じた
・これらの件でネバダ州が逮捕状を発行しており、モリスはフォートローダーデール・ハリウッド国際空港で拘束された
・モリスの弁護士はフロリダ州裁判所で保釈請求を行ったが、州外案件のため裁判官は権限がないとして却下した
・モリスの代理人ヨニー・ノイはX(旧Twitter)に「詐欺は一切ない、これはカジノの未払いマーカーに関する件だ」と投稿した
・ノイはさらに「1200ドルを超えると逮捕状が出るとは狂気だ」とも述べた
・フロリダ州の検察官はネバダ州が2件の逮捕状を発行しており、いずれも10万ドル超の未払いマーカーに関するものだと確認した
・またネバダ州はモリスが全額返済すれば訴追を取り下げる意向を示しているとも伝えられた
・モリスの弁護人は「すでに大きな支払いが行われた」と述べている
・モリスは2011年から2024年までNBAでプレーし、昨季はセブンティシクサーズとクリーブランド・キャバリアーズで49試合に出場後FAとなっていた
マーカス・モリスがラスベガスのカジノで26万5000ドル以上を詐取したとして起訴された件に対する反応は、彼の経済状況やギャンブル依存に関する議論で溢れている。
「13年間で1億ドル以上稼いだのに、なぜ20万ドルを盗むのか。ギャンブル依存症ならそれも説明がつく」という声が多く、ギャンブルが財産を食いつぶす典型例だとする意見が目立つ。「ギャンブル依存の人は勝てるシステムを信じているわけじゃない。次の勝ちで全てが取り戻せると思い込む中毒状態なんだ」という説明も見られた。
また「カジノから借りたマーカー(信用貸し)が返済されず、悪質な不渡り小切手として扱われた」と仕組みを解説する声もあり、「通常の人ならすぐに逮捕だが、有名人だから交渉の余地を与えられたのにそれすら無視した」と特別扱いを受けていたことへの驚きもあった。
さらに「彼は夏のサマーリーグ中にも昼間からクラップスをしていたのを見た」「以前からラスベガスで負けている姿を目撃した」との証言もあり、ギャンブルにのめり込んでいた様子が伝わる。「アレン・カーの『イージー・ウェイ』が自分のギャンブル依存を治した、本当に役立つ」という依存症克服の体験談を共有する者もいて、依存症の深刻さと救済策の両方が語られていた。
一方で、「モリス兄弟は稼いだ金を1つの口座にまとめて管理していた。母親や友人への支援なども含めると金の流れは複雑だったはず」と過去の金銭管理の甘さに触れる意見もある。「1億ドル稼いでも周囲に吸い取られ、本人も浪費すればすぐになくなる」とし、「エンターテインメント業界やスポーツ選手の典型的なパターン」と指摘する声もあった。
また「カジノから金を騙し取るのは最も愚かな犯罪」「公的に有名な選手が小切手詐欺をするなんて信じられない」と、その浅はかさに呆れる反応も目立つ一方で、「ギャンブル依存は金額や地位に関係なく誰でも陥る」「麻薬中毒と同じで、勝敗よりも高揚感そのものが目的化する」という心理面への理解を示す意見もあった。
「アントワン・ウォーカーも破産したし、マイク・タイソンも数億ドルを使い果たした。ギャンブルや浪費は億万長者ですら破滅させる」「富が無限にあると錯覚した結果、金の価値がなくなる」という現象も引き合いに出され、スポーツ選手が財産を失う例として語られた。
最後に「NBAはスポーツベッティング広告を大量に流しており、こうした環境が依存を助長している」というリーグ批判も見られた。ファンの間では、モリスの行動を単なる愚行として片付けるだけでなく、ギャンブル依存症や周囲の金銭管理、リーグ全体の風潮にまで議論が及んでいる。


コメント
兄貴や家族から狂ったとか言われるほど酷かったんやなこいつ
小切手の高額偽造はほぼ100%重罪になり州刑務所で10年以上の服役が通例
もし余罪がありほかの州でもやってた場合は連邦犯罪となるのにスターだと返済すれば許されるのか?
米国はどないなってんねん