ニュース要約
セルビアの公共治安犯罪検察局の指示により、ニコラ・ヨキッチ(DEN)の叔父シニシャ・ヨキッチにノヴィサド駅の屋根崩落事故に関連した逮捕状が発行された。警察はこの件で複数の人物を捜査中だと報じられている。
シニシャはセルビア進歩党に長年所属し、2016年から2024年10月末までノヴィサド文化財保護研究所の所長を務め、歴史的建築物の修復事業を主導した。事故の4日前に辞任し、その後市立博物館の学芸員に就いたが、現在は駅インフラ不備を巡る捜査対象となっている。
ニコラ・ヨキッチの叔父が逮捕された件をきっかけに、セルビア国内の抗議活動や政治情勢に関する議論が加速している。鉄道駅の屋根崩落事故で16人が死亡した事件を契機に、復旧工事の資料公開と関係者の逮捕を求める抗議が9か月続き、国は深刻な分断状態にあるという指摘が相次いだ。セルビア国内の汚職や権力乱用の実態に触れた詳細な説明もあり、抗議活動への学生や市民の参加、暴力行為や不当逮捕、そして政府支持層との衝突といった現状が語られている。
ノバク・ジョコビッチがウィンブルドンで抗議支持を表明したことも話題に挙がり、彼の行動はセルビアで「象徴的存在」になっているとの声がある。一方でヨキッチは政治的に距離を置く姿勢を見せつつも、過去に政府支持の署名を行ったことが指摘されており、「家族が与党と関係を持っているために沈黙しているのではないか」という見方も出ている。「バスケットと馬しか興味がない」という性格を擁護する声もあるが、「汚職まみれの政権を支援するのは許されない」と批判する声も多い。
「ジョコビッチは神格化されているが、ヨキッチはただの有名人」という意見があり、ヨキッチが国民的英雄としての影響力を行使しないことへの不満が表れている。さらに、ヨキッチの家族が組織犯罪と関係しているとの疑念や、「賭博広告に出演し、依存症問題を助長している」といった非難も目立った。国外ではこの問題がほとんど知られていないため「ヨキッチが批判を受けにくい」との指摘もあった。
一方で「独裁下では声を上げること自体が危険で、家族に被害が及ぶ可能性もある」と理解を示す意見もあり、現地事情を踏まえた複雑な感情が見られた。抗議活動の背景には、長年続く汚職や公共機関の不信任、治安部隊による暴力、学生の逮捕など数多くの要因が積み重なっているとされ、「鉄道事故はその引き金に過ぎない」という見方が共有されている。
また、「この件が欧米のスポーツファンにほとんど注目されていない」との不満もあり、もしこれが中国やロシアの選手であれば大騒ぎになっただろうという比較も出ている。ジョコビッチが抗議支持を鮮明にし、政府寄りメディアから攻撃を受けていることと対照的に、ヨキッチの沈黙と家族背景への批判は今後も議論を呼びそうだ。


コメント
単なる腐敗問題とちゃうからなこれ
政権が一向に変化のない汚職、高止まりする失業率、新世代ナショナリズムの勃興で学生と国民が蜂起、政府と激しく衝突をくりかえす。
さらにはそれらの元凶といわれるアレクサンダー・ヴチッチ大統領(セルビア至上主義の極右)は国内の反政府運動に対処し権力を維持するため、親中国、親ロシアの政策をかなぐり捨てて、親EUかつ親ウクライナへ転じゼレンスキーを支持を表明。
これにロシアが激怒と中国も距離を置くセルビアに不信感を表明。欧米はセルビアを批判したくともウクライナと国境を接してるセルビアの反ロシア姿勢を支持せざる得ず。
まさに血で血を争う政治的闘争も絡んで危険な状況やねんセルビア。
ヨーロッパの火薬庫は今もなのね
地政学的な宿命なのかな
つまり親族が過激派右翼団体で死人まで出てしまった事件を起こした首謀者ってこのか‥
本当に東欧は常に血生臭い
古い建物を再利用しました。屋根は歴史的価値があるため触れませんでした。壊れました。
陥没でデモ起こりましたみたいなもんかね
インフラ大事にしてくれる政党選ぼうな
ヨキッチが叔父と戦う時は、ヨキッチの馬に被害が出たときだもん
ガチの聖人ジョコでもラケット折っちゃうテニスとかいう競技
セルビアが小国だからあまり国外で話題にならないんだろうね
教科書で習ったまま変わってないのかよ