ニュース要約
セント・ジョンズ大学のリック・ピティーノ監督はインタビューで、伝統的なポイントガードはもはや存在しないと語った。
「もうポイントガードはいない。今いるとすれば、おそらく“シュートが打てない選手”と呼ばれるだろう」
この発言を受け、記者が「では、ジェイレン・ブランソンは?」と質問すると、ピティーノはこう答えた。
「彼はコンボスコアリングガード(複数の役割をこなす得点型ガード)だ。アシストを狙っているというより、得点を狙っている。ありがたいことに、そうしてくれている」
さらにピティーノは続けた。
「ニックスのポイントガードは誰だ? レイカーズは? セルティックスは? チャンピオンチームは? ポイントガードという役割は完全に終わった。ジョン・ストックトンの時代はとうの昔だ。クリス・ポールがおそらく最後の存在だろう。だからこそ、今は全員がボールを扱えるようにして、5アウト(5人全員が外に開く布陣)で動きを作らなければならない」
近年はストレッチ型フォワードやセンターの台頭により、ゴール下を守るブロック型のビッグマンは希少になっている。だが、その変化以上に大きいのがポイントガードの役割の変化だ。
かつてのポイントガードはプレーメーカーであり、コート上の司令塔だった。チームの攻撃を組み立て、仲間を生かすことを第一に考える存在だった。
しかし現在は、ジェイレン・ブランソン、ステフィン・カリー、デイミアン・リラードのようなスコアリング能力の高いガードが主流になっている。彼らは公式上ポイントガードとされているが、そのプレースタイルは従来の役割とは異なる。
リック・ピティーノが「もはやポイントガードはいない」と発言したことに対して、ファンの反応は多岐にわたった。中でもタイリース・ハリバートンやトレイ・ヤングの存在を挙げ、「明らかにポイントガードは現役でいる」という意見が目立った。ハリバートンを「パスファーストのフロアジェネラル」と評価する声や、トレイについて「昨季11.6アシストで潜在アシスト数も断トツ。他の誰よりも味方のシュート機会を作っている」と強調する意見があった。また「得点もできるからといってPGじゃないとは言えない」とする意見も多い。
一方で、ピティーノの発言に一定の理解を示す声もあり、「昔のポイントガードはチームのプレーコールを仕切る存在だったが、今は誰もがスコアリングも求められ、背が低くてパス専の選手は生き残りにくい」と指摘する声や、「ゾーン禁止時代はスコア力が低くても成立したが、ルール変更で環境が変わった」と分析する意見も出た。特に「ルビオのようにパスは上手いが得点力が低い選手は現代バスケでは使いにくい」という考えも支持されている。
現代バスケの特徴として「ポジションレス化」に触れる意見も多く、「レブロンやヨキッチのように大型でプレーメイクもできる選手が増えたことで、役割が分散した」という見方がある。「マジックやオスカーのような大型PGは昔は例外だったが、今はそれが主流になった」との指摘もあった。さらに、「今のオフェンスはモーション主体で、PGが一人で全てを指揮する必要がなくなった」とする分析も見られた。
ハリバートンやトレイ以外にも、「タイアス・ジョーンズやジョシュ・ギディーも伝統的なPGの役割を担っている」という声もあり、「結局はプレースタイルの変化であって、完全に消えたわけではない」という主張もあった。中には「ジェイレン・ブランソンは得点優先のボールハンドラーで、昔ながらのPG像には当てはまらない」と具体的な選手像を挙げる意見もあった。
また、ピティーノの意図を「背が低くてパス専のタイプはもういない」という意味だと解釈する声もあり、「今は全員が少なくとも3ポイントや得点力を持っていないと生き残れない」との認識も共有されている。中には「ステフィン・カリー型やルカ型のスコアラー兼プレーメーカーはPGではないのか?」と問いかける意見もあり、定義の揺らぎが浮き彫りになった。
全体として、「伝統的なPG像は減ったが、役割は形を変えて残っている」という総括的な見方が多く、ポジションの呼び名よりも実際の役割やスキルセットが重要になっているという点で、多くのファンが一致していた。
ネットの反応
センターは2010年代に死んだと言われた。今度はポイントガードの番か、なるほど


コメント
ハリバートンはPGとしてちゃんと必要な事をやっていたよ
ペースが早くなっただけで
トランジションはダメで〜す!って言いたいのかな?
新時代ポイントゴッドのハリバートンがいるじゃん
ほんとハリバートンやネムハードの存在感が出でたファイナルやったばっかりじゃんね
全ポジションにデカくて動ける選手を配置するのが正解だもんね。
低身長選手には世知辛い時代になったよ
ハリバートンはプレイオフ平均でヨキッチに次いで2番目にパス回数が多かった
怪我で途中欠場した試合を除けば1位だろう
得点が少ない不調といわれた試合でも同じようにパスを量産し目立たずに試合を作っていた
まさに正統派PGだろ
近年だとその伝統的なポイントガードで優勝したのはレイカーズのロンドくらいか
5
改めて文にしてみるとすげえなヨキッチ
正統派PGのハリバートンよりパス平均回数多かったのかよ
センターの新時代とかいうレベルじゃない
要点はパスが上手いかじゃなくてある程度サイズがあって自力で得点できるかじゃないの
GKもビルドアップに参加するため足元の技術がないと評価されなくなったのと同じで、チーム内に何かがあまりにも出来ないプレーヤーがいることが許されなくなってる
逆にハリバートンやトレヤン以外はもうスタメン級で正統派PGと言える選手が少ないのは事実だけどな
現代のPGは従来ならSG扱いされるような選手がほとんど
個人的には別にそれ自体を悪いこととは思わんけど
正統派PGのプレーメイク機能自体は小さい必要がないし当然の流れ
ハンドチェック改定で増えたスラッシャーもSGがハンドル覚えて淘汰された
必然的に今小さいGはかき回すかステップバックの名手かゲームコントロールのプロになる
唯一PGを語るときにだけ出てくる正統派というワード
“Pure” PGと”True” Cに関する議論は10年以上前から続いてるな
ゆ、ユウキカワムラとか…
13
だからこそ河村は苦しんでるんだよなぁ‥
パスとゲームメイクだけはNBA上位レベルだけど、そういうオールドスタイル(?)PGはNBAに居場所がない
シューター並みのシュート力か、1〜3番くらいまで守れるディフェンス能力(サイズ・フィジカル含む)が求められる
完全静止からのジャンパーしか決まらない奴は流石にネタだろ
あれは今のNBA比だと単体のスキルレベルが終わってるだけ
国の停滞と同じ30年遅れのショットバリエーションじゃ実戦では使えない
ルカ、ハーデン、コンリー、ハリバートン、ヤング、ラメロ、ロンゾ、ラス、クリポ
この辺も一応ゲームメイク一流のPGなんでねえの?
ケイドとかモラントはよくわからん
特にルカハーデンラスクリポとかの全盛期はオールタイムの超一流PGでも敵うやつ10人いるかいないか位のゲームメイカーだと思うけど
昔で上の奴らより上(か同じルーム位の)の純正PGってマジック、IT、ストックトン、GP、マークジャクソン、キッド、ナッシュ、オスカー、ドレミ、ロンド、TH、KJ
そんくらいしかいないと思うし
16 この議論の内容なにも分かってない‥。「僕の知ってるNBA選手の名前お披露目大会」じゃないんだよ。
背が低くてパス専の選手は生き残りにくい
とか言いつつ
PGオールタイムランキングではマジック・ジョンソンをNo1に選出する
身長あって得点力あるPGが増えるのなんて自明の理やん
これはバスケだけに限らず、サッカーやフィールド競技全般の流れ
ポジションレス化が進んで、スキル以前にまず身体能力サイズの最低基準が求められる
その上でダッシュ運動量の連続の中、複数スキルやポジションカバーできるの求められる
デカくて、器用で、賢くて、運動量もあるの揃えるが現代の強豪のスタンダード
7
INDはハリバ以外にも起点がいくつもあるのが強みのチームだけど、DENは逆に起点がヨキッチしかないからな
いくらなんでもPGの基準が古すぎやしないか