ニュース要約
マーク・キューバン(元ダラス・マーベリックスオーナー)は、2006年のNBAファイナルがどのように展開されたかについて、いまだにNBAを許していない。DLLS Mavsポッドキャストに出演した際、その痛ましいシリーズを振り返り、率直にこう語った。
「俺は墓場まで持っていくよ。あれは俺たちから奪われたんだ。」
キューバンにとっての痛みは、優勝を逃した事実だけでなく、その失い方にある。ダラスは完全に試合を掌握しており、第3戦の終盤までリードしていた。だが、連続する笛とウェイドの圧倒的なパフォーマンスがファイナルを一変させてしまった。
・ダラスは初優勝に向けて順調に進んでいた。シリーズ2勝0敗と主導権を握っていたが、疑わしい笛やフリースローの偏りによって流れが一気にマイアミ・ヒートへ傾いた。
・ダラスに戻って行われた試合で第7戦に持ち込もうと奮闘したものの、勢いを止めることはできなかった。ドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)は再び36得点を記録し、そのうち16点はフリースロー。対してダーク・ノヴィツキー(ダラス・マーベリックス)は29得点を挙げたが、フィールドゴールは22本中10本と苦戦した。
・試合は95–92でマイアミが勝利し、シリーズを4勝2敗で制覇。ウェイドは自身初のファイナルMVPを獲得した。
マーベリックスはその後2011年にマイアミをファイナルで破り、最高の形で雪辱を果たすこととなる。しかし、そのリングを手にした今でも、キューバンは2006年の傷が癒えることはないと認めている。
Mark Cuban on the Mavs’ 2006 Finals loss to Miami Heat: "I’ll take that to my grave that it was stolen from us."
Via @DLLS_Mavs pic.twitter.com/l7IJyzoP1j
— MrBuckBuck (@MrBuckBuckNBA) August 26, 2025
マーク・キューバンが「2006年のファイナルは盗まれた」と語ったことに対するファンの反応はさまざまで、審判やリーグ運営に対する不信感が強く表れている。
まず多くの声が挙がったのは、ドウェイン・ウェイドへの笛の偏りだ。特に第5戦ではマーベリックス全体と同じ25本ものフリースローを獲得し、シリーズ平均でも1試合16本と異常な数字だった点に注目が集まっている。「マイアミは49本、ダラスは25本という圧倒的な差。しかも決定的な場面で微妙な笛が続いた」と当時を振り返る意見が多く、終盤でダラスの流れを断ち切る判定が繰り返されたことを疑問視する人は少なくない。中には「両チームともに接触はあったが、ダラス側には同じような笛が鳴らなかった」と、審判の一貫性に問題があったと指摘する声もあった。
さらに、ティム・ドナヒーの八百長スキャンダルと結びつける意見も目立つ。「NBAがFBIの捜査情報を意図的にリークし、ドナヒー以外の審判の調査を妨害した」という見方や、「スター選手をベンチに追いやるために意図的に早い段階でファウルを吹く手口」が話題になり、データ解析で特定の試合だけ賭けの動きが急変していたことを持ち出す人もいた。一方で「ドナヒーは自分の罪を軽く見せるために“みんなやっていた”と吹聴しているだけ」として、彼の証言自体を信用できないとする意見も根強い。
また、「2002年のキングス対レイカーズのシリーズこそ八百長の象徴」という声も多く、2006年のマーベリックス対ヒートと並んでNBA史に残る疑惑のシリーズと語られている。「シャックの優勝の半分は審判に助けられたもの」という辛辣な意見や、「ポートランド戦でも不可解な笛があった」と指摘するファンもいた。いずれにしても「NBAの審判は完全に中立ではない」と考える人は多く、リーグへの不信感は広がっている。
一方で「キューバンの発言はバイアスがかかっている」「陰謀論に傾きすぎだ」という冷静な意見も見られた。「NBAが意図的にシリーズを操作するリスクを背負うはずがない」「単に審判が試合の流れを見失っただけ」という声もあり、あくまで過剰解釈だとする立場も存在する。ただし、そうした意見ですら「2006年の笛の偏りは異様だった」という点には一定の理解を示している。
最後に、2011年のマーベリックス優勝を引き合いに出す声もあった。「2006年だけなら悲劇だが、2011年の優勝で報われた。むしろあの時勝てなかったからこそ2011年が格別に感じられる」と語るファンもおり、当時の悔しさと今の誇りを対比させる意見が印象的だった。
全体として、ファンの間では「2006年は異常なシリーズだった」という認識が広く共有されており、審判の公平性やリーグ運営の透明性に対する疑念がいまだ強く残っている。


コメント
まあ正直NBAってそういうのいっぱいあるからね
DALのメンツもリゾート地に行って大分気が抜けてたみたいじゃん
シオニストの言うことなんて信じなくて良い
ウェイドに軽く触れるだけで全てファールになった
当時リアルタイムで見てたけど別に違和感なかったけどなあ。というより、そういった笛をもたらすプレーをウェイドがばんばん仕掛けて、ダラスのガード陣が全くついていけてなかっただかな気がする。マッチアップの記憶はあまりないけど、まだ頑張ってつけたとしてもジョシュハワードくらいじゃなかったかな
セルティックスを優勝させようとしてた運営を倒したカリー凄いわ
2000年代前半はレイカーズキングスの話もあるし結構闇だよな
ジョーダンが引退してどの方向に進むか迷ってたんかな
2006年は基準をオフェンス有利にしようとして行き過ぎたスラッシャー天国になってしまった年
この年の得点王争いが他の年より明確に数字が上振れてる
2002年LALSAC、2005年HOUDAL、2006年MIADALはドナヒーが具体例出したやつやね
FT稼ぎや誤審は相変わらずだけど、現代は八百長に関する理不尽な笛が少なくていいわ