最後にバックスのドラフト指名選手がチームと2回目の契約を結んだのは、2013年に指名されたヤニス・アデトクンボだった。
アデトクンボが2013年に指名されて以来、バックスが選んだ選手は以下の通りである。
・2014年:ジャバリ・パーカー(4年でフリーエージェントとして退団)、ダミアン・イングリス(3年で解雇)、ジョニー・オブライアント三世(3年で解雇)、ラマー・パターソン(指名当日にアトランタ・ホークスへトレード)
・2015年:ラシャド・ボーン(3年後にタイラー・ゼラーとのトレードで移籍)、ノーマン・パウエル(指名当日にトロント・ラプターズへグレイビス・バスケスとのトレードで移籍)
・2016年:ソーン・メイカー(3年後にニコラ・ミロティッチを獲得するトレードで移籍)、パトリック・マカウ(指名当日にゴールデンステイト・ウォリアーズへトレード)、マルコム・ブログドン(3年後にサイン&トレードでインディアナ・ペイサーズへ移籍)
・2017年:D.J.ウィルソン(4年後にP.J.タッカーを獲得するトレードで移籍)、シンダリウス・ソーンウェル(指名当日にロサンゼルス・クリッパーズへトレード)
・2018年:ダンテ・ディビンチェンゾ(4年後にセルジ・イバカを獲得するトレードで移籍)
・2019年:ケビン・ポーター・ジュニア(指名当日にデトロイト・ピストンズへトレード、その後クリーブランド・キャバリアーズを経て現在は再びバックスに所属)
・2020年:R.J.ハンプトン(指名当日にデンバー・ナゲッツへトレード)、ジョーダン・ウォーラ(2年半後にインディアナ・ペイサーズへトレード)
・2021年:アイザイア・トッド(指名当日にワシントン・ウィザーズへトレード)
・2022年:マージョン・ボーチャンプ(2年半後にロサンゼルス・クリッパーズへトレード)
・2023年:クリス・リビングストン(2年後に解雇)
・2024年:A.J.ジョンソン(ルーキーシーズン中にワシントン・ウィザーズへトレード)、タイラー・スミス(1年で解雇)
最低限「普通」なら、ヤニスにはもっと大きな助けがずっとあったはずだよ。
2007〜2012は毎年ロッタリーにいて、成果はこんな感じだった:
2012 ジョン・ヘンソン
2011 10位から19位に下げてスティーブン・ジャクソンを獲得→速攻で劣化。
19位ではトバイアス・ハリスを指名したのに、2年目でJJ・レディック数か月分と交換。
2010 ラリー・サンダース(良い指名だったが2契約目を全うする前に引退)
2009 ブランドン・ジェニングス
2008 ジョー・アレクサンダー
2007 イー・ジャンリエン
2006 指名権なし(15〜30位でまともだったのは2人だけ)。
14位のヘンソンは何年もローテの選手だったし、15位のサンダースは実力者。
引退はバックスのせいじゃないし、10位のジェニングスは新人王級で18点6アシスト前後の年もあった。
ミスもあるけど、この時期はドラフトの振れ幅として標準的だよ。
遅い順目で引いたジャマール・マグロアとダン・ガズリックはディフェンスの要になったしね。
ボーガットにPFをやらせて「オールスター(1回だけ)のセンター」の隣で学ばせる、って発想が根本から間違い。
ただ今のフロントは90〜00年代の地獄よりは遥かに有能だと思う。
ジョン・ホーストはドラフトは微妙でも、毎年ヤニスの周りを動かして作り直してきた。
経験豊富な大学生じゃなく、海外や他リーグの原石ばかりに賭けてる。
当時もわからなかったし、今でもわからない。
価値を上げるためにアップサイドの高い選手を選んだんだろう。
AJの指名は良かったけど、とにかく若すぎた。
バックスのドラフトは本当に壊滅的で、せっかく見つけた良い素材も手放してきた。
もし別の小市場チームの半分でも有能だったら、ヤニスは指輪2つ持ってたよ。
それでもドラフト実績はかなり悲惨だけどね。
サム・メリルは60位、サンドロ・マムケラシュビリは54位だった。
30位台で名前が出てたし、リスクは明白だった。その後にD.J.ウィルソンやマージョン・ボーチャンプ…うーん。
8試合に1回くらいはスターに見えたのに、残りはバスケIQが低いだけに見えた。
ただしパイプラインは薄くなった。
シューターより「身体能力の宝くじ」を追いかけすぎた。


コメント
ヤニスガチャがバカ当たりしたって事だな。おそらくバックスは一生分の運を使い果たした
チェンゾが手放されるあたり、与えられる役割が待機シューターとビッグの概ね二種しかヤニスの周りにないんだろうな
まあ正直10年間くらいミドルトンが便利過ぎてロールや二番手以下のハードルが上がり過ぎたんだと思うし、ミルウォーキー自体が長年POを積極的に目指す中堅として行うロスター微調整の頻度で結果的にそうなってしまった印象
トレードでカリー獲れてたのにメディカルスタッフが反対してエリス選んだり運もないよな
ヤニスを引き当てたらそりゃあポテンシャル狙い重視にもなる気がする
早い順位ならまだしも
家族のための大事な選手枠をパッとしないルーキーに使うわけがない
なんていうか「身体能力・ジャンプ力高いやつが正義や!バスケは身体能力だ!!」
みたいなドラフト基準
バスケIQや安定感は後からつけられるだろ!って失敗してる感
ヤニスのピックも正直たまたまだと思うからドラフトは一貫してるよ
ジャバリ・パーカーがむしろ異質
ノームとチェンゾを確保出来てたらリングもう一回いけたかなあ
ジェニングスがいたときくらいからバックスファンだけどマジでひどいぞ
ジャバリは能力高かったけど怪我とDF意識で手放したのはしゃーない
ブログドンとかディビンチェンゾはもっとどうにかできたろ
ヤニスがいるうちに勝負かけようとするのは間違ってないけど
少ない指名権をロマン枠とかイグナイトに使って即戦力になりそうな4年生取らないのは理解に苦しむ
それにトレードも下手くそで
ディビンチェンゾ放出して代わりに劣化イバカとか
2巡目5枚で劣化クラウダーとか
定期的に狂ったことやらかすから気が気じゃない
まじでヤニスと2年目以降のミドルトン育成がバカあたりして
バドの戦術とロペスホリデーが噛み合った運要素で優勝できたようなもん
最近ずっと強くて指名順は低いわけだからある程度仕方ないとは思うけど
タイラー・スミスとかドラフト当時からポテンシャル重視指名だから1年やそこらじゃどうにもならんという触れ込みだったはずだが、1年で解雇とかそんなに酷かったのか?
失敗続きで気が短くなってやしないか
ミルウォーキーみたいなチームこそドラフトで育てないと
って思ってしまう