【NBA】ポジョ復帰戦でFG2/9と低調も…PHIがマクシーの39得点などでLACに逆転勝利

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— Philadelphia 76ers (@sixers) November 18, 2025

フィラデルフィア・セブンティシクサーズがホームでロサンゼルス・クリッパーズに110-108で競り勝ち、終盤の追い上げから逆転勝利を収めた。

セブンティシクサーズはタイリース・マクシーが39得点と大爆発し、主力の欠場が続く中でもチームを引っ張った。クリッパーズはジェームズ・ハーデンが28得点と奮闘したものの、これで直近9試合で8敗目となった。

■ 欠場者情報

クリッパーズはデリック・ジョーンズJr.が前日の試合で痛めた膝の影響で欠場し、カワイ・レナードも足首と足の捻挫で7試合連続の欠場となった。

セブンティシクサーズはジョエル・エンビードが右膝のコンディション調整で3試合連続の欠場となり、今季13試合中8試合を休んでいる。ケリー・ウーブレJr.（左膝捻挫）とアデム・ボナ（右足首捻挫）もベンチ外だった。

■ 試合の展開

試合の大半はロサンゼルス・クリッパーズがリードを保つ展開で、ポール・ジョージはシーズン初出場ながら21分で9得点と7リバウンドを記録し、攻守に存在感を示した。第4クォーター残り8分44秒にはアイヴィツァ・ズバッツのシュートで91-81と10点差がついた。

ここからフィラデルフィア・セブンティシクサーズが反撃に転じ、タイリース・マクシーを軸に14-3のランを決めて残り時間が6分を切った場面で95-94と逆転した。

終盤は一進一退の攻防となり、残り1分8秒にはアンドレ・ドラモンドがフリースロー2本を沈めて110-106とリードを広げた。残り13.8秒でコービー・サンダースがフリースロー2本を決めて2点差に迫り、その直後にはタイリース・マクシーへのファウルがいったん宣告されたが、ビデオ判定の結果クリス・ダンのスティールに判定が変更されてクリッパーズに攻撃権が渡った。それでも最後のポゼッションでジェームズ・ハーデンの3ポイントが2本続けて決まらず、セブンティシクサーズが逃げ切った。

■ 個人成績

・PHI
タイリース・マクシー：39得点。
クエンティン・グライムズ：19得点。
アンドレ・ドラモンド：14得点、18リバウンド。

・LAC
ジェームズ・ハーデン：28得点

■ その他の情報

ジェームズ・ハーデンはこの試合で通算得点が28000得点を超え、NBA史上11人目の到達者となった。
ポール・ジョージは左膝のオフシーズン手術から復帰し、今季初出場で21分間プレーした。
 

多くのファンは、試合直後のマクシーとジェームズ・ハーデンのやり取りにも心をつかまれている。ファンは「マクシーが試合後にハーデンのあとを子犬みたいにくっついて回っていて心が溶けた」「完全にうざい弟ムーブで笑った」と、元チームメイト同士の距離感をほほ笑ましく見ている。「マクシーを見ているだけで元気が出る」「あのエナジーが今のシクサーズを象徴している」という声も多い。

一方で、終盤の笛をめぐっては激しい議論が起きている。ファンの一部は「最後の3本のうち最初のスリーでハーデンの肘は完全に叩かれていた」「その前にはマクシーがサイドラインのスローインで後ろから押されていた」と主張し、「本来ならマクシーがフリースロー2本、ハーデンが3本を打つ展開だった」と怒りをあらわにしている。別のファンは「どっちも軽い接触で、実質相殺でしょ」「あのインバウンズのファウルはリビューで取り消されるくらいだから、ほとんど何もなかった」と受け止めていて、「ノーファウル2つでバランスが取れた」と見る意見もある。

ハーデンのコンディションとクリッパーズのチーム事情を心配する声も目立つ。ファンは「金曜から120分以上プレーしていて、36歳で第1オプションを続けさせられている」「ここまでの1週間は明らかにガス欠だった」と指摘し、後半のフィールドゴール2/16という数字を見て「これはもう限界だ」と嘆いている。「こんな使われ方をしていたら、残り少ない貢献できる年数を無駄にしてしまう」「トレードをお願いしたら、きちんと叶えてあげるのが筋だ」という意見もあり、今季終了後にフリーエージェントになる立場を考えて、キャリア終盤の時間を大事にしてほしいという声が強い。

クリッパーズというチームそのものへの評価も厳しい。ファンは「シーズン前は『リーグで一番層が厚いチーム』と言われていたのに、実際は平均年齢36歳の高齢チームだった」「開幕前に過大評価されていた」と振り返る一方、「半分くらい主力がケガで、ドラフト下位指名の若手に30分近く頼らざるを得ない状況だ」と、デリック・ジョーンズJr.やジョーダン・ミラーらの欠場を挙げて擁護する声もある。「チームはひどいけど、ミラーはNBAの出場時間をもらってからずっと良い」「この状況でこれだけやれているなら十分」と、明るい材料を探そうとするファンもいる。