【NBA】ヨキッチ退場の好機活かせず…NOPボレゴ暫定HCに交代後3連敗

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— Denver Nuggets (@nuggets) November 20, 2025

デンバー・ナゲッツがニューオーリンズ・ペリカンズに125-118で勝利し、直近9試合で8勝目を挙げた。
ペリカンズは7連敗となり、ジェームズ・ボレゴ暫定ヘッドコーチ就任後0勝3敗となっている。

■ 試合の展開

ペリカンズはザイオン・ウィリアムソンが先発に復帰し、ハーブ・ジョーンズの3ポイントなどで第1クォーターに23-10とリードを広げた。

しかしナゲッツは徐々に点差を詰め、第2クォーター残り3分にペイトン・ワトソンの3ポイントで51-49と逆転し、前半を62-58で折り返した。後半に入るとワトソンが立ち上がりから6分間で11得点を重ね、ナゲッツが81-70と主導権を握った。

その後はニコラ・ヨキッチがオフェンスリバウンドからのレイアップ、ミドルジャンパー、3ポイントを立て続けに決めて93-76までリードを広げた。ペリカンズも終盤に点差を一桁まで戻したが、元ペリカンズのヨナス・バランチュナスがミドルレンジのジャンパーを連続で沈め、残り31秒にはジャマール・マレーがフリースローを決めて追い上げを振り切った。 

多くのファンはまずニコラ・ヨキッチのトリプルダブルとペイトン・ワトソンのキャリアハイに注目している。ヨキッチについては「今日は本気度が低くてターンオーバーも多かったが、それでも要所で美しいパスを出していた」という声があり、圧倒的な存在感は維持しつつも集中力に疑問を投げかける意見が目立つ。一方でワトソンについては「このメンバーで３０点超えをするのは客観的に見ておもしろすぎる」「いずれやると思っていた」と、意外性と成長への期待が入り混じった反応が多い。

ワトソンに関しては評価が一段と熱い。ファンは「コーナーを空けられても今日はしっかり決めていた」「ブロック力は前から分かっていたが、今日はフィニッシュも良かった」と攻守両面を高く評価している。その一方で「ナゲッツで３０点を取りそうな選手を順番に挙げたら、ワトソンは１０番目くらいだろう」という声もあり、主役になってもおかしくない実力と、まだロールプレイヤーとして見られている現実のギャップも語られている。「ディフェンスが良くて、スリーが平均レベルで入ればそれで十分」「活躍しすぎてナゲッツが払えない額の契約を勝ち取ってしまわないか心配だ」というコメントからは、長期的にチームに残ってほしいという思いがにじむ。

対照的に、ゼイク・ナジーへの評価は非常に厳しい。ファンは「今日の試合でマイナス１８はさすがにひどい」「フィールドゴールゼロでただ走っていただけ」とスタッツと内容の両方を批判している。契約面でも「４年３２００万の契約は完全に失敗だ」「リーグでも最悪クラスの契約」と辛辣な言葉が並ぶ。ディフェンスは一定の評価を受けており、「今日はザイオン相手に守備は悪くなかった」と擁護する声もあるが、「現代のＮＢＡで攻撃面がゼロの選手を置く余裕はない」「相手は常にヘルプに出られるから、実質的に１人少ない状態になる」という指摘が多く、攻撃面の弱さがチーム全体の足かせになっているという見方が主流だ。

ナゲッツ全体の試合運びについても議論が続いている。ファンの一部は「大きくリードした４Ｑで、勝ちにいくというより負けないようにプレーしている」「だからレギュラーシーズンで圧倒的な成績にならない」と、リード時の緩さを問題視している。特にヨキッチについて「リードがある時はボディランゲージからして気を抜いているのが分かる」「その姿勢がチーム全体に伝染してしまう」という声もあり、３回ＭＶＰを取ったスーパースターであってもメンタリティを疑問視するコメントが少なくない。また、アーロン・ゴードンを休ませたことについて「ロケッツ戦に備えるためだった」と理解を示す意見もあれば、「ゴードンがいないとチームのバランスが一気に崩れる」と、代役の出来を見てその重要性を再確認したという反応もある。

ペリカンズ側では、デリック・クイーンの将来性を推す声と、チームとしての出来の悪さを嘆く声が交錯している。「クイーンは試合を壊す力がある」「特別なセンスを持っている」と高く評価する一方で、「ルーキーの方が３回ＭＶＰより笛が良いのはさすがにおかしい」と、クイーンがフリースローをもらえてヨキッチがもらえない場面に不満を抱くファンもいる。また「ザイオン・ウィリアムソンとクイーンは役割がかぶっていてスペーシングが悪い」「２人ともスリーを全く打てないのは長期的には問題だ」という指摘がある一方で、「２人が同時に出ている時間帯こそ一番いいバスケットをしている」という反論もあり、数字とサンプル数をめぐる議論が続いている。