【NBA】ハーデンが球団記録の55得点！クリス・ポールの地元ラストゲームに華を添える

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ロサンゼルス・クリッパーズがシャーロット・ホーネッツに131―116で勝利し、連敗を3で止めた。ジェームズ・ハーデンが球団記録となる55得点を挙げてオフェンスをけん引し、イビツァ・ズバッツも安定した働きを見せた。ホーネッツはルーキーのコン・クネップルが26得点と奮闘したものの5連敗となった。

■ 試合の展開

立ち上がりはホーネッツがシュート7本中7本成功と好調だったが、第1クォーター途中からジェームズ・ハーデンがペースを握った。このクォーターだけで3ポイント5本を含む27得点を挙げ、ロサンゼルス・クリッパーズが前半に2桁リードを作った。

後半、シャーロット・ホーネッツは第3クォーターに74―72まで迫ったものの、ラメロ・ボールが4つ目のファウルでベンチに下がってから攻撃が停滞した。センターのライアン・カルクブレンナーが左足首の痛みで退いたこともあり、イビツァ・ズバッツのインサイドが優位に立つ。連続ダンクで主導権を取り戻すと、終盤にはハーデンが2人のディフェンスの上からステップバック3ポイントを決め、ファウルも奪う4点プレーで試合を決定づけた。

■ 個人成績

・LAC
ジェームズ・ハーデン：55得点、3ポイント10本成功。
イビツァ・ズバッツ：18得点、9リバウンド、6アシスト。

・CHA
コン・クネップル：26得点
ブランドン・ミラー：21得点

■ その他の情報

ハーデンの55得点は自身11番目の高得点で、クリッパーズの1試合得点記録を更新した。クリス・ポールは今季限りの引退を示唆する動画を試合前に公開しており、地元で迎えたこの試合では8アシストを記録してブルック・ロペスの3ポイントを何度も演出した。 

まず、ファンはジェームズ・ハーデンの得点力に改めて注目している。ハーデンが前半だけで大量得点を積み重ね、試合全体を通して支配した姿に、かつてのヒューストン時代を思い出す声が多い。「最近のハーデンは毎試合のようにチームを救っている」「この年齢でここまでの得点を続けられるのは異常だ」と、年齢に逆らうようなパフォーマンスへの驚きが広がった。特に「キャリア通算の50点ゲームが25回に達した」という事実に、偉大なスコアラーとしての地位を再確認する意見もある。

次に、チーム状況を気にする声も多い。ハーデンがここまで点を取らなければ勝てない状況に対し、「クリッパーズはハーデンに頼りすぎている」「このチーム状況で勝ち続けるのは無理がある」という不安が語られた。一方で「カワイ・レナードも戻ってきているし、ここからプレーオフ争いに向けて反撃してほしい」と、良い兆しを期待するコメントもある。

さらに、ファンはハーデンのキャリアの長さと質にも触れている。「ハーデンは36歳になってもトップクラスのスコアラーだ」「ステフィン・カリーやレブロン・ジェームズのように、長く第一線で活躍している選手のひとり」といった、偉大なベテランとしての評価が並んだ。また別の意見では、「ハーデンは本当はもっと良い環境でプレーすべき」「彼をもっとサポートするべきだ」という声もあり、今のチーム構造を問題視するファンも少なくない。

一方、この試合でのシャーロットの若手への評価も目立つ。新人のコン・クネップルが高い得点力を示したことに対し、「シャーロットには未来がある」「ラメロ・ボールとコン・クネップルの組み合わせはロマンがある」とポジティブな意見が寄せられた。逆に「ラメロが健康を維持できないのが不安」「主力が揃わないシーズンが続きすぎている」と、チームの将来性を心配する声もある。

また、今回の結果がドラフト指名権に与える影響を指摘する意見も多い。「クリッパーズが勝つほどオクラホマシティの指名権が下がる」「負ければ負けるほど来年のドラフトが混沌とする」という状況が、ファンの間で一種のジョークとして語られている。ハーデンの大爆発を「リーグ全体のために頑張っている」と表現するコメントさえあり、競争構造をめぐる軽いユーモアも多く見られた。

最後に、ファンはハーデンの姿勢そのものにも触れている。「試合後のインタビューで“バスケットボールは人生だ”と言っていたのがかっこよかった」「批判されることも多い選手だけど、プレーに対する情熱は本物だ」という温かい反応もある。この日の活躍を“芸術作品”と表現する人もおり、ベテランの覚醒に対して素直に喜ぶ声が目立った。