【NBA】第1Qの10-30からGSW猛追も…エッジコムの残り0.9秒弾とマクシーのブロックでPHIが接戦を勝ち切る

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— Philadelphia 76ers (@sixers) December 5, 2025

フィラデルフィア・セブンティシクサーズがホームでゴールデンステイト・ウォリアーズに99-98で勝利した。最大24点リードを追いつかれながらも、試合終了間際のプレーで接戦をものにした。

■ 欠場者情報

ウォリアーズは左太ももの打撲でステフィン・カリー、左膝の痛みでジミー・バトラーが欠場した。セブンティシクサーズは左膝のコンディション調整のためポール・ジョージが出場しなかった。

■ 試合の展開

前半からセブンティシクサーズはタイリース・マクシーを中心に主導権を握り、第3クォーター残り8分6秒にはマクシーの3ポイントで67-43と24点差までリードを広げた。

しかしウォリアーズは第4クォーター序盤に15-0のランを決めて一気に追い上げ、終盤には逆転に成功する。セブンティシクサーズは守備で踏ん張り、残り8.2秒でVJ・エッジコムがインサイドでスティールを奪って最後の攻撃につなげた。

マクシーのジャンパーは外れたものの、エッジコムが残り0.9秒でこぼれ球を押し込み勝ち越しに成功。直後のプレーでは、ロングパスから抜け出したディアンソニー・メルトンのレイアップをマクシーがブロックし、1点差のままタイムアップとなった。

■ 個人成績

・PHI
タイリース・マクシー：35得点
ジョエル・エンビード：12得点

・GSW
パット・スペンサー：16得点
ディアンソニー・メルトン：14得点

■ その他の情報

メルトンは前十字靱帯断裂から復帰して今季初出場を果たした。 

GSWファンからは、20点差からの怒涛の追い上げに誇りを感じつつも、「希望を持たせてから最後に落とすのは残酷だ」「今季は地獄だ」という嘆きが目立つ。第1クォーターの30‐10からスタートした展開を振り返り、「どうせなら30点差で負けてくれた方が楽だった」「モラル・ビクトリーのおかげで実質13勝9敗」と自虐する声もあり、ここ数年のGSWが同じようなパターンで負けているという指摘も多い。

一方で、スター不在の中で奮闘したベンチメンバーには称賛が集まっている。ファンはパット・スペンサーを「ワイアット・アープ」と呼んで持ち上げ、Cチームのようなメンバーが第4クォーターで試合をひっくり返しかけたことを誇りに感じている。別のファンは、スターがいない時にベンチがステップアップする例としてSASやATLの話を挙げ、ビクター・ウェンバンヤマやトレイ・ヤングが欠場してもベンチが仕事をしていると語り、GSWも同じように「ベンチのハート」は証明されたと前向きに捉えている。

ただし起用法については、スティーブ・カーHCへの不満がかなり強い。ブランディン・ポジェムスキーをリードガードとして使い続けていることに対して、「本来はセカンダリーボールハンドラーで、リバウンドやコーナーシュート、ファウルゲットで生きるタイプだ」「役割が違うのにパット・スペンサーの代役のように扱っている」と批判が出ている。ポジェムスキーについて「本当はベンチから流れを変えるシューターなのに、自分を正PGだと思い込んでいるのでは」と辛辣な声もあり、トレードに出すべきだという過激な意見まで見られる。

終盤の笛に関しては、GSW側から特に強い怒りが噴き上がっている。メルトンのトラベリング判定、ポストへのファウルがレビューで取り消された場面、ギ・サントスに対するファウルなどがまとめて挙げられ、「残り1分少しで連続しておかしな判定があった」「今季だけで“ギャグみたいなレフェリング”が4試合目だ」と数えるファンもいる。最後のプレーについても、「マクシーがメルトンにファウルしていた」「明日の報告ではどうせ『偶発的な接触』と書かれる」と皮肉る声がある一方で、PHI側からは「VJ・エッジコムが先にボールを触っていて、ポストの方が絡まりにいっていた」と正当な守備だったと反論されており、同じ映像を見ても評価が真っ二つに割れている。