【NBA】八村塁に求められる1試合のリバウンド数とは？現在でもリーグ平均と比べて低いわけではないが…

↑ルイは去年も平均でリバウンド5本取ってたよ。
今季はエイトンが来たから、どうしてもリバウンド数は落ちただけ。

↑ポジションの割にリバウンドは客観的に見てかなり微妙だと思う。
6本取ってくれたら本当に助かるし、先発5人の中でも一番リバウンド弱いのがルイで、しかもポジションはPFなんだよな。

↑「客観的にひどいリバウンダー」ね。笑
2024-25のルイの平均リバウンドは5.0で、キャリア平均は4.8。
リーグ全体のPFの平均リバウンドは4.8、SFの平均は3.8。
ルイはPFとしてはリーグ平均、SFとして見れば平均以上のリバウンダーだよ。

↑ルイはその場の流れの中でしっかりスタッツを積み上げるタイプなんだよ。
派手なハイライトやボックススコアだけを見ていると地味に見えるけど、だからこそ実際より過小評価されがちなんだ。
シュート効率はポジション別で見てもリーグ屈指だし、地味に勝利に貢献している。

レイアップが本当に課題なんだよな。
いい位置まではちゃんと行けるのに、最後のフィニッシュで外したり、ブロックされたり、ボールをこぼしたりが多すぎる。
コーナーからのスリーも打てて、リング周りでもしっかり決められるようになったら、相手からしたらかなり嫌な存在になると思う。

↑ルイのディフェンスは、言われているほど悪くないと思う。
ハイライトやブロック・スティールだけを追いかけていると見えてこないけど、実際の試合を落ち着いて見ると、ルイはちゃんと相手をヘルプの方向に誘導しているし、フィジカルで押されることもほとんどない。
ドライブに対してもスタント（ボール側に一瞬寄って牽制する動き）が上手くて、相手を簡単にはリズムに乗せていない。
もちろん、ペリメーターでピックを何度もくぐり抜けるようなタイプではないけど、そもそもPFがSFをやっているわけで、そこに完璧さを求めるのは違うと思う。
今年のリバウンドが落ちているのは、エイトンと一緒に出ている時間が多くなったからで、役割の変化による部分も大きい。
PHI戦でリバウンド6本取ったのは、良い兆しだと思う。

↑ルイのリバウンドが試合によってブレるのは、PFなのにSFをやらされていて、LALのシュート時には大体24フィートくらい外に立っているからだよ。
このチームはガード陣のリバウンド回収にかなり依存しているから、ルイがリング下に張り付いている時間はそこまで多くない。
それを全部「ルイ個人のリバウンド能力」のせいにするのは違うと思う。
オフボールディフェンスも「ひどい」とまでは言えない。
ポジション争いはちゃんとやるし、相手が得意なスポットに行くのを体で止めているし、フロント（ゴールとの間に割り込む守り方）も上手い。
そのおかげで、ウェンバンヤマやヨキッチみたいなサイズのある選手相手にも、それなりにやれている。
多分君が言いたいのは「スクリーンを追いかけて外を走り回るタイプの守備が得意じゃない」という話なんだろうけど、それは役割の違いの話であって、オフボール全体がひどいとはまた別の話だよ。
パスに関しても、プレイメイカーではないけど、基本的な判断や回し方はきちんと出来ている。

↑正直、ルイを「ひどいオフボールディフェンダー以外の何物でもない」とまで言うなら、バスケの見方が根本的に違うとしか言えない。
ヘルプローテーションやタグ（ロールマンへの一瞬のマーク）、クローズアウトの意識と技術は、確かに雑な試合もあるけど、そこまで全否定するレベルではないよ。

いや、やっぱりルイのオフボールディフェンスはかなりひどい方だと思うな。
だからと言って嫌いなわけじゃなくて、ミドルレンジの武器としては大好きだし、ジャンプショットも綺麗だし、フィジカルも強くてポジション争いもよくやっている。
4番や一部の5番相手ならオンボールでは十分守れているし、LALに来てからプレーオフで一番安定している選手の一人だとも思う。
実際に日本で会ったこともあるくらいには好きなんだけど、それでも弱点は弱点としてはっきり見えるよ、って話。

ルイのディフェンスとリバウンドは、まだまだ改善の余地があるよ。
シュートは本当に大好きなんだけど、先発ユニット全体でもう少し守備面の安定感が欲しい。

コーナースリーがほぼ自動で入っていて、チームをかなり助けていたと思う。

ルイは普通に良い選手だと思う。

↑ルイはプロとして6年やっていて、その前にゴンザガ大で2年プレーしている。
日本にはアメリカみたいな本格的なファームシステムがないし、育成段階でも環境のハンデがかなりあった。
それでも今はフィル・ハンディーの助けを借りながら、自分で日本の育成環境を変えようとしている。
AAU→名門大学→NBAというエリートコースを歩んできた選手と比べたら、経験値の差があるのは当然だけど、だからといってまだ「バスケを覚えている段階」というほど幼いわけでもない。
ルイはここまで本当にスポンジのように吸収してきたし、オフも含めてずっとバスケ漬けで過ごしているよ。

ルイはもう「こういう選手」として固まってきたと思う。
もしベンチから出てくる火力要員として役割が定まって、スタメンには本物の2WAYスターターを置けたら、ルイの価値はもっと際立つ気がする。

ルイがリバウンドにしっかり参加してくれて、本当に助かったわ。

ベンチから出てくるシューターとして、DENでのティム・ハーダウェイJr.みたいな役割を担えたらかなり良さそう。
ベンチから出てきて手が熱い日はとことん打たせて、入らない日はあっさり下げる、みたいな運用。もちろんそのためには本人がその役割を受け入れる必要があるけど。

最近は3Qがチームの武器になってきたよね。
大体いつも3Qで一気にランを作って、4Qに向けて流れを持っていけている。

↑あれはJJの狙いだと思う。
このチームは全体的に運動量がそこまであるわけじゃないし、毎試合40分間フル強度で守るのは現実的じゃない。
だからこそ、後半と終盤に向けて徐々にギアを上げる形にしているんだと思う。
守備の強度を試合の後ろに持ってくることで、終盤に相手を押し切る作戦なんだろうね。