【NBA】最近持ち上げられすぎだったSASが連敗…CLEは7人が二桁得点

The Cavs silence the red-hot Spurs on the road. ✅ pic.twitter.com/jkMHOytLbT

— NBA on NBC and Peacock (@NBAonNBC) December 30, 2025

クリーブランド・キャバリアーズがサンアントニオ・スパーズを113-101で下し、連敗を2で止めた。
スパーズは8連勝後に2連敗となった。

両チームは前の試合で大敗を喫していたが、キャバリアーズはこの勝利で流れを立て直した。

■ 試合の展開

第1クォーター、キャバリアーズは序盤からリードを奪い、デアンドレ・ハンターの4点プレーでこの試合最初の2桁リードを作った。スパーズはビクター・ウェンバンヤマが豪快なダンクやロング3ポイントで会場を沸かせ、拮抗した展開に持ち込んだ。

第3クォーター終了時点でキャバリアーズは8点を追う立場となったが、第4クォーターに入るとジェイレン・タイソンの連続3ポイントで逆転に成功した。キャバリアーズは一気にリードを10点以上に広げ、スパーズの反撃を許さずに逃げ切った。

この試合ではキャバリアーズが7人の選手で2桁得点を記録し、バランスの取れた攻撃で主導権を握った。

■ 個人成績

・CLE
ジャレット・アレン：27得点、10リバウンド
エバン・モーブリー：16得点
ダリアス・ガーランド：15得点、11アシスト

・SAS
ビクター・ウェンバンヤマ：26得点、14リバウンド
ステフォン・キャッスル：15得点
ディアーロン・フォックス：14得点 

ジャレット・アレンの27得点10リバウンドにも驚きが広がった。どこにいたんだよ、こういう攻めが必要だった、という反応があり、ガード陣がもっと意識して探せば点が伸びるという見方も出た。モブリーと一緒に前より生き生きしてきた、という受け止め方もある。

ただし、CLEを手放しで信じ切れない人も多い。強い日と弱い日が同じ試合の中にある、今季のCLEは本当に読めない、という声があり、勢いが戻ったかどうかは連勝するまで分からないという慎重な意見もあった。大敗のあとに目が覚めたのでは、という見方も出た。

一方で、勝ち負けのつながりをネタにする人もいた。今月PORに負けたから真の最強はPORだ、という冗談や、強い相手に勝ったから次は別の相手が王者だ、という茶化し方もある。勢力図がぐるぐる回っている感じがする、という反応もあって、今季のリーグ全体の変さを面白がる空気があった。

SAS側は「OKC戦で出し切ったあとに反動が来た」という見方が多い。あの数試合は集中が異常だったのに、ここ2試合は雑で疲れて見える、という声が出て、立て直すのはコーチと主力の仕事だという意見もあった。相手に帽子を脱ぐタイプのコメントもあり、4Qで押し切られたのが痛いと受け止められている。

課題として多かったのは外のシュートだ。3Pが入らないと攻めが苦しくなる、ドライブ中心だと笛の流れ次第で一気に止まる、という指摘がある。直近で特定のシューターが冷え込んでいることを心配する声や、SASは3Pの当たり外れが大きすぎてシリーズでは運ゲーになる、という不安も出た。FTをたくさん取っても負けた点を重く見る人もいた。

ビクター・ウェンバンヤマについては、スタメン復帰後の0-2を持ち出して「ベンチのほうが良かったのでは」と言う人がいる一方、選手を責める話ではない、と止める声もある。数字だけ見てFGが悪くないのに内容がもったいないという反応や、サイズがあるのに外に頼りすぎだと感じる人もいた。