ドイツがフィンランドを98-86で下し2005年以来のユーロバスケット決勝進出！

Germany is back in the #EuroBasket Final for the first time since 2005 after a hard-fought victory over Finland in the Semi-Finals. pic.twitter.com/XnsC1mI3Ln

— FIBA EuroBasket (@EuroBasket) September 12, 2025

・この勝利でドイツは2005年以来となるユーロバスケット決勝進出を決めた

・試合は前半からドイツが主導し、第2クォーターに最大19点差をつけた

・フィンランドは第3クォーター終盤に6点差まで詰め寄ったが逆転には届かなかった

・ドイツは外角とフリースローで高確率を記録し、安定したオフェンスを展開した

・デニス・シュルーダーは26得点12アシスト、フリースロー10本全て成功、3ポイント4本成功

・フランツ・ワグナーは22得点を記録し、第2クォーターに連続3ポイントで点差を広げた

・オリヴィエ・ンカムハは22得点でチームを牽引した

・ラウリ・マルッカネンは6/17のシュート成功で16得点にとどまった

・フィンランドは後半に粘りを見せたが、要所でミスが出て失速した

・ドイツは決勝でギリシャ対トルコの勝者と対戦する予定
 

まずドイツ側については、デニス・シュルーダーの活躍が大きな話題になった。「彼はFIBA（国際バスケットボール連盟）の舞台でこの4〜5年ずっと支配的だ。今回優勝すれば大会MVPになるだろう」と評価する声があれば、「ドイツ代表でプレーするときの彼は本当に別格だ。国を愛しているのが伝わる」と、その献身を称える声もあった。一方で「NBAでは小柄でシュートも不安定だから、FIBAでの姿をそのままNBAに当てはめることはできない。もう31歳だし、大きな飛躍は期待できない」と、NBAでの限界を指摘する意見もあった。実際に「彼はエリートなシックスマンとしてなら価値があるが、NBAのスターターでは限界がある」という見方も多く、「ピストンズでは昨季その役割で素晴らしかった」と、起用法の重要性を強調する声も出ていた。

また、フランツ・ワグナーへの評価は賛否が分かれた。試合では22得点を挙げたものの後半は2得点にとどまり、「後半になると失速するのは今回が初めてじゃない」「もっと勝負強さを身につけないと」と厳しい意見もあった。一方で「彼はまだ若く発展途上だし、マジックは東カンファレンス決勝に行ける可能性がある」「ただし3ポイントをもっと安定させないとプレーオフでは相手に外を捨てられてしまう」と、将来性を認めつつ課題を指摘する声もあった。

フィンランドについては、「セルビア戦での勝利は大会最大の番狂わせだった」「今回メダルを取れたら国内でもバスケ人気が一気に高まりそう」とポジティブな意見が並び、「いつも注目されないのに、今回は国中の注目が集まっている」と熱気の高まりを喜ぶ声もあった。将来性についても「ミッカはNBAでも将来活躍すると思う」と、若手への期待が語られていた。

さらにチーム全体としての展望についても議論が起きた。「ドイツはギリシャやトルコのサイズに苦戦するかもしれない」「ギリシャはガード陣のシュート力が上がっているから当たったら止めるのは難しい」と不安視する声がある一方、「昨年のオリンピックではギリシャに勝ったし不可能ではない」「このチームは2005年以来の決勝に進出したが、ノヴィツキーが築いた土台が今花開いている」と歴史的な快挙と重ねて称える声もあった。

一方でドイツ代表の他の選手にも注目が集まっており、「イサック・ボンガは守備がエリート級でMVPでもいいくらい」「彼はラウリ・マルッカネンを抑え込んでいた。NBAチームも3&D（守備と3Pを兼ねるウィング）の需要があるし契約すべきだ」と評価する声が目立った。ただ「NBA復帰には得点力への不安がある」と慎重な意見もあり、「ドイツ代表での役割のように守備とコーナースリーに専念させれば問題ない」という反論も出ていた。

このように、ドイツの決勝進出にはシュルーダーを中心に賛辞が集まる一方、ワグナーの安定感や今後の相手チームとのマッチアップなどに不安を示す声もあり、さらにフィンランドの健闘や若手の台頭を喜ぶ意見も多く見られた。大会終盤を前に、両国への注目はますます高まっている。