ニュース要約
■記事によると
・ロサンゼルス・レイカーズがバスケットボール運営部門を再編し、ジョーイ・バスとジェシー・バスをフロントオフィスの役職から即時解任したとESPNのShams Charaniaが伝えた。
・レイカーズはバス兄弟以外にもスカウティング部門の多くを同日に解雇しており、球団広報は「両名との契約を終了した」とのみコメントして詳細を明かしていない。
・ジョーイ・バスとジェシー・バスは約10年間にわたりスカウティングを主導し、オースティン・リーブス、アレックス・カルーソ、カイル・クーズマ、ジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンスJr.、マックス・クリスティらを見いだしてきた。ジョーイは代行オーナー兼リサーチ&ディベロップメント担当バイスプレジデント、ジェシーはアシスタントGM兼スカウティング責任者として働いていた。
・兄弟はESPNに「この20シーズン、この組織の一員でいられたことは非常に光栄だった」「レイカーズ・ネーションには深く感謝している」「このような形で終わってしまったことは残念で、父ならどう思っただろうかと考えてしまう」と声明を出し、感謝と無念の思いを語った。
・姉のジーニー・バスは今後もチームガバナーとしてレイカーズの筆頭権限を保持する。ジェシーは「ドクター・バスは将来、ジョーイと自分がバスケットボール運営を担うことを望んでいたが、ジーニーは兄弟を解任し、自身が権限を持ち続けている」と述べ、家族間の力関係について触れた。
・バス家は2017年にも、ジーニーが兄のジム・バスをバスケットボール運営部門トップから外したことをきっかけに、ジョニーとジムが臨時株主総会を要求し、ジーニー側が裁判所に仮処分を申し立てるなど、家族間の対立が表面化していた。
・さらに今年夏、バス家はレイカーズの過半数株式をロサンゼルス・ドジャースのオーナーであるマーク・ウォルターに売却することで合意し、一族は15%の少数株主として球団に残ることが報じられている。この売却額はおよそ100億ドルとされ、プロスポーツ史上最大規模の球団売却となった。
・ジョーイとジェシーはフロント職からは離れるものの、この少数株を維持しつつ、9月には「バス・スポーツ・キャピタル」を設立し、世界のスポーツ事業への投資や買収を行う準備を進めている。
The Los Angeles Lakers are reorganizing their basketball operations department and terminating executives Joey and Jesse Buss from their respective front office positions, effective immediately, the brothers told ESPN.
— Shams Charania (@ShamsCharania) November 20, 2025
ロサンゼルス・レイカーズがバスケットボール運営部門を再編し、ジョーイ・バスとジェシー・バスをフロントの役職から即時解任した件について、ファンの反応は大きく分かれている。
一部のファンは、このふたりを「一番有能なバス兄弟」と見ていてショックを受けている。ドラフト下位指名やドラフト外から、オースティン・リーブスやアレックス・カルーソ、イビツァ・ズバッツ、ラリー・ナンス・ジュニア、ジョーダン・クラークソン、ジョシュ・ハートなど、多くの“掘り出し物”を見つけてきたのは彼らのスカウティングだという評価が強く、「いちばんマトモな人材まで切ってしまった」と不安視する声も多い。
一方で、「ここまで来たらフロントオフィスを一度まるごと作り直すべき」という意見も根強い。長年レイカーズが家族経営の店のようなノリで運営されてきたことを指摘する声や、オーナー一族やその友人が要職を占める“ネポティズム人事”への不満が噴出している。レブロン・ジェームズ加入後も、本来なら複数回優勝できたはずなのに、ラッセル・ウェストブルック獲得のような判断ミスでタイトルを逃したという怒りもあり、「16年で優勝1回なら、オーナー側から見れば大掃除されても仕方ない」という厳しい見方も出ている。ドラフトではロンゾ・ボール指名やJHS指名など、納得しがたい一巡目の選択も挙げられ、「だからこそ新しい体制でやり直すべきだ」という主張だ。
今回の人事をきっかけに、バス家内部の事情を語る声も多い。高齢のきょうだいたちは、持ち株が子どもにではなく他の兄弟に引き継がれる信託の仕組みのせいで、生きているうちに売るしかなかったという説明が共有されている。逆に年の離れた弟であるジョーイとジェシーは、チームを売らずに持ち続ければ、最終的に自分たちの取り分がどんどん増えていく立場だったと言われており、「だからこのふたりが売却に反対したのだろう」と見ているファンも多い。
グッゲンハイムやマーク・ウォルターズの手腕についても、評価は割れている。ドジャースをきっちり管理しているイメージから「軍隊のように組織を引き締めるだろう」「身内びいきではなく、最高の人材を世界中から集めてくるタイプだ」と信頼する声がある一方で、「ネポ枠を切った結果として、有能なスカウトまで失ったのなら本末転倒だ」「せめて代わりに誰を連れてくるのかを見てから判断したい」という慎重な意見もある。
全体として、ファンのあいだでは「ジョーイとジェシーの仕事ぶりは評価しつつも、レイカーズというブランドに頼った家族経営的な体制には限界が来ていた」という空気が強い。完全な刷新を歓迎する声もあれば、「これで本当に強くなるのか」「いいところまで一緒に捨てていないか」と不安視する声も残っており、華やかな名門チームの裏側で、組織の在り方そのものが大きく揺れている様子がうかがえる。
ネットの反応
それともバス兄弟からしたら完全に不意打ち?
ドジャース側の幹部もまとめて切られてたはずだし。
これまで掘り出し物見つけてくれたのは感謝しつつ、そろそろちゃんとしたフロントにしてほしい
実際、隠れた有望株を結構見つけてきてたし
これは普通にミス判断だと思う
そもそも最初からそのポジションにいるべきじゃなかった
ジョシュ・ハート、リーヴス、カルーソ、クラークソン、クズマ、ズバッツとか
よくあれだけ見つけてきたと思うわ
ズバッツやクズマ見つけたのもそうだし、カルーソやリーヴスも掘り出してきた


コメント
聞けば聞くだけ有能やん
LALはドラフトうまいイメージだから残念。
どっちかっていうとFAのスカウト組解雇しろよ。
LACに持ってかれてばっかじゃん。
バス兄弟って有能な人はほんと有能
もちろん逆パターンもあるけど
旧経営陣の家族なんぞ残したくない気持ちは分かる
まぁしゃあないやろ
こいつらが有能でも他をなんとかするにはセットで排除しないとなんだから