サッカー界の重鎮・川淵三郎Jリーグ初代チェアマンと携帯会社大手ソフトバンクを擁するソフトバンクグループの孫正義社長が、バスケットボールで手を組む。
今年秋に開幕するプロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」(以下Bリーグ)。ソフトバンクはトップパートナーとして同リーグを資金面でサポートし、スマホ向けに全試合をライブ中継する。トップパートナーは現在ソフトバンクだけで、今後もソフトバンクのみがトップパートナーであり続ける見込みだ。
◇スポーツ生中継サービスが始動
ソフトバンクは子会社のヤフーと共同で、スマートフォンやタブレットでスポーツの生中継が見放題の「スポナビライブ」を3月17日から始める。ユーザーはアプリをダウンロードして利用する仕組みだ。
コンテンツは多岐に渡る。巨人と広島を除くプロ野球10球団が主催するオープン戦・公式戦に加えて、大相撲の全6場所の全取組。さらに、なでしこリーグ、MLB(メジャーリーグベースボール。1日4試合程度)、男子テニス、海外サッカー(プレミアリーグ全試合、リーガ・エスパニョーラ全試合、UEFA EUROの51試合中12試合)を中継する。
今回のBリーグの発表はスポナビライブの一環で、プロリーグのB1(1部)とB2(2部)の全試合を中継する。ソフトバンクユーザーは月額500円で3月17日から。ソフトバンク以外の携帯では月額3000円で6月以降に提供を開始する。
明らかにソフトバンクユーザーに有利な価格設定である。スポナビライブの開始は、スポーツ観戦が趣味の他社ユーザーを獲得する上で、有利に働くかもしれない。
川淵氏は2015年5月に日本バスケットボール協会や日本トップリーグ連携機構の会長に就任。国内で複数のリーグが乱立し、国際大会への出場を辞退するなど、混乱が続いた同協会の立て直しに当たってきた。
3月10日に行われた会見で、川淵氏は孫社長に電話をしたのが2月の始め頃だったと明かした。その後、都内のホテルで酒を酌み交わし、翌日にはスポンサーになることが決まった。「孫社長のスピード感に驚いた」(川淵氏)。
川淵氏と孫社長との関係はJリーグ設立前の1990年代前半にさかのぼる。当時、孫社長はJリーグの放送権を獲得するために川淵氏を訪れた。「白紙の小切手を出して『好きな金額を書いてくれ』と言われた。しかし、すでに決まっていたのでそのときは断った」(川淵氏)。
今回も白紙の小切手を提示したのか。孫社長は「金額の議論はせずに、トップパートナーになることに決めた。金額の議論は(ソフトバンクの他の者に)任せていて、私は立ち会っていない」とコメント。さすがに白紙の小切手を提示したことはなさそうだ。
◇ソフトバンクはどれだけ支援するのか?
スポンサー料の金額については契約上の秘密で、孫社長は明言を避けたが、川淵氏の「1チーム最低4000万円の分配金(スポンサー料や物販収入を各チームに分配するもの)と考えていたが、もう少し増やすことができそうだ」といった発言から逆算してみよう。
BリーグはプロリーグのB1・B2が各18チームで計36チーム。このほかB3(3部)もあるが、プロの位置づけではなく、分配するかどうかは未定だ。
分配金が1チーム5000万円だとすると36チームで18億円。今後、スポンサーが現れればその分だけ負担額は減るが、当面は18億円の多くの部分をソフトバンクが負担することになりそうだ。
川淵氏が「優勝賞金は今まで200万~300万円と少額だったが、大きなスポンサーが決まったことで、プロに値する優勝賞金を出せそうだ。1日でも早く年俸1億円をとる選手を作り出して行きたい」と話したことも加味すると、ざっと20億~30億円を毎年負担することになるかもしれない。
一部で「4年で125億円の大型契約」などと報じられていることを加味すると、負担額はやはり、年間30億円程度なのだろう。ソフトバンクも「公式には開示していないが、訂正をお願いすることはない」(広報室)としている。
孫社長はプロ野球球団「ソフトバンクホークス」の経験から、スポーツの事業運営には自信を持っている。
会見でも、「パリーグの球団は発足以来赤字が続いているが、ホークスは毎年数十億円の利益が出ている。しかも他チームは広告代と称して本体が球団に補填しているが、ホークスは補填なしに黒字。また、ホークスには3軍まであり、若手の育成に力を入れている。運営の仕方を工夫すれば、ポジティブスパイラルになり、(スポーツ事業も)黒字になる可能性は十分あると感じた」とホークスの成果を語った。
◇ホークスの広告効果は毎年400億~500億円
また、スポーツ事業を手掛ける意義を問われると、「ソフトバンクの携帯電話は東京でのシェアはそれなりだったが、地方では低かった。それが野球に進出すると、みるみる地方でのシェアが拡大し、福岡を中心に200億~300億円の利益を押し上げた。企業名を言わないNHKが、全国放送で毎日『ソフトバンクホークス』と言ってくれる。その広告効果は毎年400億~500億円ある」と説明した。
会見では元サッカー選手の前園真聖氏もフジテレビのレポーターとして質問。「ソフトバンクはコマーシャルが上手だから、バスケの広告もぜひお願いしたい」と呼び掛けると、孫社長は「やりましょう」と即答。川淵氏も「いい質問だね」と持ち上げていた。
なぜ孫社長はバスケットボールにかけるのだろうか。100億円超のスポンサーは、国内のプロスポーツにおいてもほとんど例がない。勝算なくしてこれほどの金額を投じるほど、孫社長にバスケットボールへの思い入れがあるわけでもない。野球参入の頃と違い、ソフトバンクを知らない者のほうが少ないくらい、ソフトバンクの知名度はかなり高い。
バスケットボールは米国の3大スポーツ(アメフト、野球、バスケ)の一つ。日本では中高生の競技人口が60万人に迫るのに、プロリーグの存在感はないに等しい。裏を返せば、のびしろが大きいとも言える。そこで、Jリーグを成功させた川淵氏なら、バスケを米国並みの人気スポーツにできると孫社長は踏んだのだろう。
その成功に一枚も二枚も噛むことができたならば、ソフトバンクは尊敬される企業になるという意味で、知名度の質を高めることができる。そんな孫社長の深謀遠慮が見え隠れする。
東洋経済オンライン 3月14日(月)6時10分
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/
先読もうとしてる人
ほりえとかマネごとの人とは格違いますよ
ホリエくんは後付けの人だからな
サッカーは伸び代ないしオワコンだけど昔は目を付けてたのか
サッカーは今まで伸びて来たし見る目は確かだな
何でサッカーに支援しないんだよw
ハゲはJリーグの放映権も昔買いに来たけど
すでに他と契約が先に決まってたから断るしかなかったって
川淵が言ってた
光回線が普及してきた今ならソフトバンクも魅力だろうけどテレホマンが活躍してる90年代ではスカパー優先は妥当なとこだわな
4年で終わることなく末永く支援してくれればいいんだがな
天下をとれる
マジで?
確か巨人でも売り上げ200億くらいじゃなかったっけ?
何か笑えるw
バスケは人気あるけど主に部活でやるスポーツとしてだからなぁ
NBA見てるやつ探すのも結構大変なのに
あのナベツネとガチンコ対決して、コテンパにした人だからな
CMにスラムダンクのキャラが出てくれば中高年もプロバスケを認知するだろ
やりようはあるんじゃないか
バスケが一体どうなってるか、プロ化でどう変わるか楽しみだ
ただでさえNBA,、Dリーグ、アメリカの大学バスケ、ユーロリーグに人材が集まり
更なる落ちこぼれは金のある中国とかに流れちゃうしスターは35歳過ぎてもNBAで5億円近く貰いながらプレーしてたりするから
本当に絞りカスみたいな無名の人材が日本人相手に無双するのを見て人気が出るのはかなり厳しい。
知名度の高いスター選手にボコボコにされる分には問題ないだろうけど
アメリカの大学バスケ出身者が各国リーグで無双してるわけだが
いかんせん世界相手に弱過ぎるからな
ラグビーみたいにどこの国の代表か分からんぐらいの代表にしないと
アジアですら厳しい
バスケの代表戦は帰化人の数に制限がある
ネットだから重くなる事もあるだろうけど、CSよりかなり安い
まぁこれも宣伝効果かw
日本人育たないで終わるよ
そういうことだね
ただのスポンサー契約ではない
そこでスマホの動画コンテンツ充実させて、そこにCM打って貰う
どうしても映像で観たいものって、結局スポーツ、ニュースになって、それを孫氏は抑えようとしてる
まだ、インドとかにお金出した方がマシじゃないの
単純な収益と支出で言えばそうなるだろうけど、それ以外の部分でメリットもあるんじゃね?
リーク分裂でオリンピックも出れないと言われてたところから
まとめ上げて大口スポンサー取り付けたんだから
ソフトバンクは最初は凄くサービスがいいんだよ。で、あとからだんだん悪くなる、手を抜き始める(ユーザーが増えてもそれにあわせて対応しない)
もしくは駄目だと見切られると(早い段階で)いきなりサービスが終わる
10個投資して1個大当たりを狙う戦略だからな
これで月額500円?!
ウソでしょ?
WOWOWやスカパー死んじゃうじゃん!?
リーガとプレミアは夏の2016-17シーズンから全試合観れるらしい、テニスも含めて
WOWOWのパイをSBのスポナビLiveが獲りにいってるから全面戦争が始まりそうだな
HDMIで繋いだらテレビで見れるんじゃない?
あおぞら銀行とかナスダックジャパンとかJスカイBとか
テレ朝買収とかスピードネットとかキングストンテクノロジーとか
金持ちたるものかくあるべきだろ
NOTTVよりはマシな仕組みなんでしょ?
コメント
年俸にするとコービーと同じ額か…