昨春以降、行政の支援とアリーナの確保を課題に掲げていた同チーム。「多くのスポンサーがあるエリア」として東京を拠点に選び、同リーグ参入条件を満たす5000人規模の本拠地アリーナを探した。国立代々木体育館(神南2)や東京体育館(千駄ヶ谷1)を候補に考えたが協議が難航したため、並行して同大に話を持ち掛けたという。
同体育館の収容人数は約5000人。同チーム昨年度の1試合平均動員数は1300人強だったが、今後は「平均2000人以上をキープ」しつつ動員を上げていきたい考え。同所でのホームゲーム数は年間30試合中24試合を予定する。
スポーツのトップリーグで大学の体育館をホームアリーナとして使うのは「初めてのケースとなる」という。大学の施設を利用するに当たり使用料の問題もあったが、「区が積極的に仲裁してくれて問題もクリアできた。(体育館の提供による)収益性はあまりない」と同大の三木義一学長。「区民のためになる連携。公的な役割が果たす地域への貢献を重視した。多くの市民が来る場所としてイメージがより良いものになれば」と期待を込める。「今回の提携を機に、プロスポーツの醍醐味(だいごみ)と魅力を市民の方に知ってもらうための一助になれば」とも。
渋谷を拠点とする初のプロスポーツチームの誕生に「区民が見るスポーツができるのは素晴らしいこと」と喜びをあらわにした長谷部健渋谷区長は、「これまで、渋谷でスポーツ振興をしようと思っても、グラウンドや体育館を作るのは現実的ではなかった」と振り返る。「渋谷はストリートカルチャーが中心なのでバスケとの相性が良い。小学校の部活や授業で選手に来てもらい夢を与えてもらいたい。都心でプロスポーツがどう発展していくか、盛り上げていけるかを地域と一緒になってトライしていきたい」と意欲を見せた。
同チームには、同大出身のフォワード広瀬健太選手が所属している。「(大学体育館)は学生時代に仲間と苦楽を共にしてきた大切な場所。またプレーできるとは考えていなかったのでうれしい。渋谷のチームといえばサンロッカーズ、渋谷のスポーツといえばバスケと言われるよう、子どもたちに夢を与えられるプレーをしていきたい」と意気込む。
日立サンロッカーズの岡博章社長は、広瀬選手ら五輪代表選手が3人所属していることもあり「知名度を上げていきたい。興行事業でもあるので、3年をめどに黒字化できれば」と話す。「渋谷はバスケの聖地のような思いがあったので、チームを置きたいと思った」とも。
「サンロッカーズ」の由来は「『太陽(リング)を揺らす』激しいダンクを狙い打つ集団」で、チームカラーはイエロー。マスコットはSUNDY(サンディ)。ナショナルリーグ(NBL)所属時は、2014-2015シーズンに天皇杯・全日本総合選手権大会で優勝した経験を持つ。Bリーグ1部の初代チャンピオン、全日本総合バスケットボール選手権(オールジャパン)優勝を目指すとともに、渋谷地区のスポーツエンターテインメント醸成、地域振興・活性化、人材育成にも貢献していく予定。
それにしても青山学院大体育館とは盲点だったな…
これで日立は起動に乗りそうで頓挫は無いな。— ねもとさん 【中国語表記】 (@Nemotodaikon) 2016年5月31日
青学は確かに交通至便だしハコは大きいが…大学リーグの開催とは被らないのだろうか。プロの試合だと設営もあるのだろうし。というかそのチーム名だと日立だってわからん / “【バスケット男子】本拠地に青山学院記念館 BリーグのSR渋谷 …” https://t.co/qzAUjibTxV
— でぐちきり (@dhalmel) 2016年6月1日
青山学院の体育館を日立が使うようになったら(24試合ということは土日で12週?)、逆に関東大学バスケリーグはどうしていくんだろうね?今まで青学の体育館は使っていないのかな?バレーボールはあの体育館を使用しているのを何度か目の前を通った時に見たが。。
— 中島毅雄.今はスポーツビジネスマン (@nakajima1974) 2016年5月31日
「日立と青学はWinWinだな。日立は興業面では最高の立地を手に入れ、青学の選手を獲得しやすくなる。青学は練習が日立というプロ相手にできて、高いレベルを体感できる。優秀な高校生選手を勧誘する際にも、『うちは普段からプロ選手と練習できるよ』って言われたら、高校生には魅力的でしょ」
— ベこ。 (@shin_spotch) 2016年5月31日
体育館については無理矢理感強し。青学の授業に影響が出ないようにって、日立も大変ですね。これでB1に入れたのですから、やはり企業チームにはBリーグは大甘審査だったと言われても仕方ないわな。(^_^;)
— Bリーグ A CHAMP! (@PON_taro_06) 2016年5月31日
日立サンロッカーズのホームがまさかの青学体育館。経緯は知らないけど、もやっとする。企業色は薄まっても青学のイメージが強烈すぎて、地域密着と言われてもピンと来ない。
トヨタのホームも同じ渋谷区だし、棲み分けは出来なかったのかな。— yuko kogauchi (@ykogauchi) 2016年5月31日
日立が青学の渋谷キャンパスの体育館を使うというのは、どのような枠組みで行うのだろうか
プロ野球を見ると、自前で球場を持つ(もしくは指定管理者に球団がなる)のがビジネスとする上で重要な条件に思える
日立がどのような立場で青学の体育館を使うのだろうかは興味がある— tenten (@heppuringo) 2016年5月31日
アリーナスポーツ協議会とかが絡んでいるみたいだから
結構大きなプロジェクトだぞこれ
将来的なスポーツの産学連携のモデルケース的な位置づけ
失敗って?
安価で都心部にアリーナ借りられるなんてなかなか無いぞ
アリーナがない場合大学と連携してやろうってことで
むしろ田舎のチームとかからしたらズルいとか都市と地方の格差とか言われそうな案件
同様に青学の学生にも言える。双方winwinじゃない?
敷いてデメリット言えば、他の部活が練習出来ないのと、不特定多数の人が入るから治安が悪くなる事かな?
成功例になるかどうかはこれから次第だけど
現状は大いに期待したいエポックな取り組みだね
心配があるとすれば今まで興行に
力を入れてこなかったチームの発想なので
金を掛けずに要件を満たすためだけのアイデアなのか
プロチームとして大きな変化を覚悟し
その本気の変革過程での取り組みなのかで
大きく結果は変わってくると思う
青学と渋谷区が絡んでるから多少は変わってくるんでは?
この2つを立てないとアリーナが無くなるしなw
この体育館で練習しなくても違う場所で練習出来るでしょう。少なくても今までより交流は深まるんだから。
学生のためにやってんの。
日本でも大学生と合同合宿をNBLチームはよくやってるよ
コメント
学生相手にしてもねぇって
AJで一泡ふかされそうになったチームがありましたね。
その相手の大学の主力がさっそくアーリーで入団してローテーションにも入ってますやん
大学の試合は青学は相模原を使うから問題はないよ