【NBA】リーブスが語る、ADトレードが判明したときの衝撃

・2月2日深夜、レイカーズがマディソン・スクエア・ガーデンでニックスの連勝を止めた直後、オースティン・リーブスとレブロン・ジェームズは「ここにADが加われば相当強くなる」と話し合っていた

・その後、ESPNのShams Charaniaによる「ドンチッチとデイビス＋クリスティーのトレード成立」との情報が目に入り、「これはウソだろ。アカウントが乗っ取られたのかと思った」と語った

・直後からリーブスのスマホには大量のメッセージが届き始め、「グループチャットが大混乱になった」と説明した

・リーブスは「ADがグループチャットに“トレードされたわ”と書き込んでて、俺は“はいはい、また冗談だろ”って思った。ADは子どもっぽいところがあって、実際にドッキリ番組を持ってるから、今回もそれだと思った」と話した

・その後、リーブスはボー・ルヴェスク（レイカーズのアシスタントコーチ）から「Bro…」という曖昧なメッセージを受け取る

・リーブスがすぐ電話をかけ、「本当の話じゃないよな？」と尋ねると、ルヴェスクは「たぶん本当だ。俺、今マックスの横にいる」と返答した

・このトレードはドンチッチとデイビス双方にとって予期せぬもので、事前にマーベリックスがドンチッチを放出する気配はなかった
 

「アンソニー・デイビス：彼らが俺をトレードした」との一言のあとに、「アンソニー・デイビスがチャットから削除されました」「レブロン・ジェームズがルカ・ドンチッチとマキーフ・モリスを追加しました」といった一連の投稿が連なり、想像を膨らませたファンによって即興の物語が続いていった。「カム・レディッシュはチャットにずっと残ってたけど、後から気づかれて削除された」「クイン・クックは今でも残ってるかもしれない」「ジャレッド・ダドリーはマブスのアシスタントコーチ、これは深いぞ」といったコメントも見られた。

グループチャットをめぐるやりとりの中では、「ダルトン・ネクトが追加されたり削除されたりを繰り返されてる」「アレックス・レンは追加された直後にすぐ削除される」「マックス・クリスティーは2023年から誰も使ってないBチームのチャットにずっといた」など、選手たちの扱いをネタにした投稿も多く見られた。

また、「これはNBA史に残る衝撃のトレード」との評価も相次いでいる。「2010年のレブロンの決断、2016年のケビン・デュラント移籍、2025年のルカ・ドンチッチの移籍…歴代の大事件の仲間入りだ」と語るファンや、「これはNBA版のハーシェル・ウォーカーのトレード（※NFL史上最も一方的とされるトレード）よりも酷い」「この移籍は永久に語り継がれる」とのコメントもあった。

なかには、「この出来事は数年後にNetflixでドラマ化される」「音声リークされたらNBAファン全員が騒ぐ」と妄想を膨らませる者も。「交渉中の会話が録音されていたら、『ルカくれ、リーブスはやらん』『じゃあADとマックスと1巡目でどう？』『今の聞いたか？ジーニー、こいつルカ出すって言ってるぞ！』」といった形で、会話を想像したコメントも人気を集めた。

一方、レブロン・ジェームズがこのトレードを事前に知らなかったことを示唆するリーブスの証言により、「陰謀論者たちが混乱してる」「ビル・シモンズがまた取り乱してる」といった反応も。「レブロン＝フロントオフィス」という長年の主張を揶揄する声も多く見られた。

話題はトレードの余波だけにとどまらず、試合でのちょっとしたエピソードにも広がった。チームが連敗中だったある日、「空気が重かったから、誰かを笑わせたくてヘッドバンドを着けた」というリーブスの行動が、思わぬ反響を呼んだ。「みんな笑ってくれた。目的は達成したと思った」とリーブスは語っており、それを見たレブロンもヘッドバンドを真似て「最近調子悪かったから、空気変えようと思ってな」と語ったという。このやり取りにも、「この2人の友情が尊い」「バディムービーにしてくれ」といった声が集まった。

トレードの衝撃、チャットの混乱、選手同士の信頼関係。それぞれが絶妙に絡み合い、ファンの間では笑いと混乱が同時に巻き起こった。誰も予想しなかった大型移籍は、ただの人事では終わらず、リーグ全体を巻き込む騒動へと広がっている。