ニュース要約
■記事によると
・ケニー・アトキンソン(クリーブランド・キャバリアーズのHC)がNBAの2024-25シーズンで年間最優秀コーチ賞(Coach of the Year)を受賞したとリーグが発表した
・アトキンソンは今季からキャバリアーズを指揮し、イースタン・カンファレンス1位に導いたことで評価された
・キャバリアーズは前任のJ・B・ビッカースタッフ体制で昨季48勝だったが、今季はアトキンソンの下で64勝まで成績を伸ばした
・この64勝はレブロン・ジェームズ不在のシーズンでキャバリアーズ史上最多勝記録となる
・アトキンソンは過去11年で6人目となる「新チーム1年目で受賞」したコーチとなった
・ビッカースタッフもデトロイト・ピストンズの初年度で44勝を挙げ、同賞の2位にランクインした(1位票31、アトキンソンは59)
・3位にはヒューストン・ロケッツを率いたアイメ・ユドーカが入った
A global media panel of 100 voters selected the winner of the 2024-25 NBA Coach of the Year Award.
The complete voting results ⬇️ pic.twitter.com/Ic00MtHPzq
— NBA Communications (@NBAPR) May 5, 2025
・アトキンソンのキャリアは異例で、初のヘッドコーチ職はブルックリン・ネッツで、ドラフト指名権に乏しい中でチームを立て直した
・その働きが評価されケビン・デュラントとカイリー・アービングの加入を呼び込んだが、関係が悪化しコーチとしてデュラントを指揮することなく解任された
・その後はロサンゼルス・クリッパーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズでアシスタントを務めた
・2022年にはシャーロット・ホーネッツのHC就任が決まったが辞退し、ウォリアーズ残留を選んだ
・その判断は的中し、ホーネッツはその後2年でHC交代に至った
・今季キャバリアーズのHCに就任した際、大規模なロスター変更が予想されたが、主力はほぼ変えずに飛躍を果たした
ネット上では、アトキンソンの功績を称える声が多く、「若くて荒削りなネッツを上手くまとめていた頃から、この人が名将になることは分かってた」と、過去の実績を再評価する意見が目立った。また、「今季のキャブズはケガ人もいたし、誰もこんなに勝つとは思っていなかった。間違いなく彼の手腕の賜物」と評価する声もあった。
一方で、「ピストンズを14勝から44勝に伸ばしたJB(J・B・ビッカースタッフ)のほうが価値ある功績だったのでは?」という異論もあり、「健康なキャブズを率いて勝つのと、歴史的な低迷からチームを立て直したのでは、後者のほうが難しい」と、ピストンズ躍進を指揮したビッカースタッフを推す声も多かった。
「ネッツはこの人を解雇してスティーブ・ナッシュに替えたんだぜ?」「ケビン・デュラントとカイリー・アービングが“コーチいらない”って言って追い出した」といった過去の因縁に触れるコメントも目立ち、ネッツファンの間では未だに苦い記憶として残っているようだ。また、「ナッシュが無能だったんじゃない、KDとカイリーがやりたい放題だっただけだ」といった見解も共有されていた。
さらに、「アトキンソンは数年前シャーロットのオファーを蹴った時点で、状況を読む力があった」「スティーブ・カーのように、悪い状況を避けてキャリアを作っていった賢さがある」という声もあり、キャリア構築の上手さを評価する声もあった。
ただし、楽観的な意見ばかりではなく、「次のシリーズで負けた瞬間、手のひら返しで叩かれるのが目に見えてる」「1敗しただけで『元からダメだと思ってた』とか言う人出てくるぞ」と、受賞のタイミングに対する懸念も出ていた。
また、アトキンソンの文化形成力を評価する声も根強く、「戦術面だけでなく、チーム全体に規律と一貫性を持ち込む能力がすごい」「今季のキャブズを見て、コーチの影響力を再認識した」という意見も多かった。
最終的には、「どちらが取ってもおかしくなかったけど、両者とも素晴らしいシーズンを送ったのは間違いない」「JBは惜しかったが、アトキンソンが受賞しても納得」というバランスの取れた意見が多く見られた。どちらもチームに明確な変化をもたらした名将であることは、誰もが認めるところのようだ。
コメント
アップセット祭りで「RS成績とHCの価値って何?」状態過ぎて称賛のしようが無いの草