【NBA】レディックに嫉妬？ジャレッド・ダドリー「ヘッドコーチになるのが私の夢だ、しかし…」

元NBAプレーヤーのジャレッド・ダドリーは、2021年にダラス・マーベリックスのアシスタントコーチとしてジェイソン・キッドのスタッフに加わり、将来的にヘッドコーチになることを目指している。しかし、ダドリーはその道のりが簡単ではないことを認識している。彼は、全ての人がJJレディックのようにすぐにヘッドコーチの座に就くことができるわけではないと述べている。

ダドリーは「ヘッドコーチになりたい。これが私の夢であり野望だ。しかし、同時にそれをすぐに手に入れることはできない。私たちの中には、JJレディックのようにすぐにその機会を得られる人もいるが、私は2～3年、4～5年とアシスタントとして経験を積む必要がある。そして、私の時が来るのはその後だ」と語っている。

この発言は、レディックが高校レベルでもコーチング経験がないにもかかわらずロサンゼルス・レイカーズのヘッドコーチに就任したことを揶揄しているように受け取られた。ダドリーはその後、SNSでレディックを祝福し、他の元プレーヤーがヘッドコーチの機会を得たことを称賛している。

JJ is my guy! Great opportunity for him! Jkidd did it so did Steve Kerr and my boy Steve Nash! Very rare opportunity! Ex players ! Gotta love it ! https://t.co/zcE1PlYoYD

— Jared Dudley (@JaredDudley619) July 9, 2024

投稿にはジェイソン・キッドが2013年に引退してからわずか1週間後にブルックリン・ネッツのヘッドコーチに就任したことや、スティーブ・カーがエグゼクティブとしての経験だけで2014年にゴールデンステート・ウォリアーズのヘッドコーチに就任したこと、スティーブ・ナッシュがウォリアーズのコンサルタントとしての経験しかないにもかかわらず2020年にネッツのヘッドコーチに就任したことも例に挙げている。

しかし、これらの例は一部の成功を除いて多くが失敗に終わっている。特にキッドやナッシュのケースでは期待外れの結果となった。レディックがレイカーズのヘッドコーチに就任したことは、NBAの歴史を振り返ると理想的な選択ではないかもしれないという意見もある。

ダドリーは既にある程度の経験を積んでおり、マーベリックスが彼の在籍期間中に成功を収めたことから、レディックよりも適任だったのではないかという声もある。彼がレディックのスタッフに加わるよう求められたとの報道もあったが、ダドリーはそのオファーを断ったようだ。

ヘッドコーチの道のりは一様ではなく、同じNBAプレーヤーでも道は異なる。サム・キャッセルのように15年以上待っている例もあり、ヘッドコーチになるためには運やタイミングも重要である。ダドリーのようにアシスタントコーチとして経験を積み、将来のチャンスを待つ姿勢もまた、一つの道である。

このニュースに対するオンラインコミュニティの反応もさまざまで、あるユーザーは「アシスタントコーチとしての仕事はヘッドコーチに比べてプレッシャーが少なく、仕事の安定性が高い」と述べ、別のユーザーは「ヘッドコーチのポジションは厳しい競争とリスクが伴うため、慎重に選ばれるべきだ」と意見している。

さらに、元プレーヤーとしての経験や人間関係がコーチとしてのキャリアにどのように影響するかについても議論されており、ダドリーの今後のキャリアに対する期待と関心が高まっている。