日本代表チームが国際大会から締め出される!? そんな前代未聞の事態が迫っている。その原因となった、あまりにも情けないバスケ界の“お家騒動”の深層に迫る!
■問題先送りのツケを払うことに
なぜバスケ日本代表は、国際舞台から追放されなければいけないのか? スポーツライターのA氏が解説する。
「2008年から国際バスケットボール連盟(FIBA)が、日本国内にNBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)とbjリーグという、
ふたつのトップリーグが存在することを問題視しリーグ統合を求めていました。
そして今年4月、『10月末までに進展がなければ、代表チームの国際試合禁止の措置を取る』と通達したんです。
なのに、日本バスケットボール協会は回答期限までに結論を出せなかった。おそらくそのツケを“制裁”という形で選手が払うことになるわけです。
どんな事情があっても、選手の環境を整えるのが協会の最優先すべき役割。恥ずべき事態です」
では、厳罰を受けることがわかっていながら協会がリーグを統合できなかった“事情”とはなんなのか?
「今年2月、協会は『日本にひとつだけのプロリーグをつくり、16年にスタートさせる』と発表しています。そして協会、NBL、bjリーグそれぞれの代表者が、
7月から週に一度のペースで会合を開いてきたのですが、あまりに問題が山積みだったんです」(A氏)
スポーツ紙などでは、NBLの中心をなす企業チームが、チーム名から企業名を外すのを嫌ったことが決裂の主な理由として報じられていたが……。
「それは一因にすぎません。むしろ、それよりも大きいのはチーム数の問題。bjリーグは来季新加入予定の2チームを加えると計24チームにもなります。
今季13チームのNBLとリーグを統合し、約40チームでトップリーグをつくるのは現実的ではないですし、だからといって簡単にチーム数を減らすこともできない。
そんな状況もあり、バスケ協会は落としどころを見つけられず、時間ばかり過ぎてしまったのです」(A氏)
さらに言えば、そもそもbjリーグ側は協会に対して大きな不信感を抱いているという。
「話は1990年代まで遡(さかのぼ)ります。当時、協会はオールアマの日本リーグ(当時)の完全プロ化をブチ上げました。
それを受け、プロ化への準備を始めるチームが出てきたのですが、肝心の協会は口先だけで、積極的なアクションを起こさなかった。
そんな協会に業を煮やした2チームが日本リーグを脱退し、05年にbjリーグを立ち上げたのです。その後、協会とbjリーグは00年代末まで絶縁状態にありました。
そうした経緯があるだけに、いまさら協会にリーグ統合を打診されても困惑するのは当然。すでにプロリーグとして9年間やってきた自負もある。
選手の年俸は一般的にNBLのほうが上とされますが、平均観客動員数ではbjリーグが上回っています。また、これは極論かもしれませんが、
日本代表選手がほぼいないbjリーグには、FIBAからの制裁が下っても協会に歩み寄るメリットもありません」(A氏)
協会がプロ化問題を先送りにしてきたばかりに、もはや誰かが大きな代償を払わずにリーグを統合することは不可能な状態になってしまったというわけだ。
ただ、ここで根本的な疑問がわく。なぜFIBAはふたつのリーグがあることをそこまで問題視し、選手を追い込む制裁処分まで科そうとしているのかということだ。
アメリカにだってNBAを筆頭に無数のプロリーグが存在するのに……。バスケ専門誌の編集者B氏が語る。
「FIBAはリーグがふたつあることよりも、日本バスケ協会のガバナンス(統治力)の弱さ、そして、そこから派生する遅々として進まない代表の強化を最大の問題としているのです」
>>2以降につづく
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141111-00038728-playboyz-spo
それは、どういうことか?
「FIBAは競技人口で世界最高レベルにあるバスケを、ビジネスの面においてサッカーと同じレベルに押し上げようとしています。
例えば、世界選手権の大会名を『FIBAバスケットボールW杯』に変更し、予選方式も変える予定です。そして、国際大会を興行として成功させるために一番重要なのが、
出場国の実力拮抗(きっこう)。FIBAからすれば、20年の五輪開催国である日本には、強い代表チームを持つ、観客を呼べる国になってもらわないと困るのです。
制裁はFIBAの傲慢(ごうまん)にも見えますが、代表チームが弱い日本にふたつもトップリーグがあるのはおかしいですし、
彼らは新リーグが完全プロであるかどうかにもこだわっていません。日本代表強化のための大きなチャンスを与えてもらったと受け止めるべきでしょう」(B氏)
■五輪予選から追放!?困惑する選手たち
今回の件について、選手たちはどう思っているのだろう。NBLの企業チームに所属する若手選手はこう話す
「チームに『おまえらが企業名にこだわるからリーグ統合できない』といったクレームが相次いでいると聞きますが、自分たちにできることは必死にプレーすることだけなので……」
bjリーグでプレーする中堅選手も不安を隠せない。
「各チームとも地元に密着し、頑張ってブースター(ファン)を増やしているのに……。リーグ統合となったら、各チームがどうなるのか不安です」
そして、リーグ統合問題とは無関係の女子、WJBL(バスケットボール女子日本リーグ)でプレーする選手もこう語る。
「女子(の日本代表)は昨年のアジア選手権で優勝するなど、リオデジャネイロ五輪での3大会ぶり本大会出場も見えています。
制裁が来年のアジア予選前に解除されるか不安ですし、東京五輪を目指す世代、その下の世代がほかの競技に流れてしまわないかも心配です」
協会、NBL、bjリーグ、FIBAの思惑は複雑に絡み合っている。だが、状況は待ったなし。問題先送りはもう許されない。
どれだけ泥をかぶろうとも、協会がリーグ統合の結論を出すしか道は残されていない。
協会に今求められるのは、名作『SLAM DUNK』の主人公、桜木花道のような“ダンコたる決意”
そりゃ自分の首かかってるもの
その順位で1部から3部に分けりゃいい。
他に誰が叩かれるべきなの?
高校
代表も誰が出ようと勝手だろ。CASに訴えたら勝てるぞ。
って感じ
選手自身がプロになりたい意識が希薄だからな
BJでやっている選手はプロだから選んだじゃなくて、
他に進路がなかっただけだろ
リーグ同士が話してもどっちも譲れないとこあるだろ
今ある40チームをどうするのかって問題は確かにあるよな
2部制にするのが最善っていうか、本気で統合するならそれしかない
だが2部制はbj側がめちゃくちゃ嫌がってる
ここだけはbj側が譲歩しなきゃ統合は絶対無理
他国の状況に口挟みすぎ
欧米はスポーツのルール変えて自分たちに有利にするし
やつらは過去の植民地支配を反省せず違う形に変えて
支配しようとしてくる
役員全員消えればいいのに
国際大会から追放されても揉め続けるって
丸呑みするくらいなら分裂したままで良いと言うのがNBLの結論だろ。
それで良いじゃん。
オリンピックに出たってボッコボコにやられて出るより惨めなことになるよ。
これ完全にbj側が悪くね?
bjは日本バスケ潰す気かよ
代表選手をわざと選ばずハブっているのは協会
自分の首を絞めたということ
bjから代表を選ばない宣言をしたのは協会なんだわ
面子のために交渉カードすら捨てちゃったんだわ
FIBA除名されるとJOCからなんらかの制裁、最悪除名、加えて助成金廃止
国体から排除、インハイから消滅、ひいては育成基盤の大幅弱化
すぐにとは言わないまでも緩やかにこの方向に向かうわけだけど
そんな最悪な事態に陥っても現状維持出来ると考えてるのかしら
で、男子バレーボールはいつかは強くなると思うの?
前にバスケファンが主張していたのは
TVでNBAを見られて、自分達がやりたいときにバスケで遊べれば
レベルの低い日本バスケなんかどうでもいいという主張だった
これがJBL(当時)の選手ヲタになると、誰々くんの収入が減るようなことは困るから
bjは潰れろって話
協会リーグのチームが続々と潰れることは仕方ないとしか考えてなかった
福利厚生名目で細かい監査が入らない運用が出来るので
雑費として他の用途に使える金を作り出せる
プロやきうと似たシステム
選手が前に出て引っ張り世論を作らないと変化は起きないんだろうけど、
企業から安定的に給料出てて変えたくないリーグと既に代表戦関係ないリーグだから選手達もまとまらない。無理
なんだかんだ言っても、日本人はああいう大掛かりな大会に関しては”いいお客様”であるし、
そりゃ集客目当てで日本代表の強化を迫るのは当然だろう。
ただ、ここまで問題がこじれてしまったいる以上、日本側の問題をすぐには解決できないのは目に見えてるし、
トップリーグの問題はじっくり時間をかけるしかないんじゃないの?
何よりもまず当面の問題は日本代表の強化をいかにすべきかでしょ?
http://www.bbspirits.com/column/jba14129/
一部抜粋
内容に関しては3つのポイントがある中で、統一プロリーグ問題については、
10月12日にFIBAとは仙台でミーティングを行い、そこでも説明をさせていただきました。
正直言って、なかなか難航している中で、
「期日が10月末だからといって拙速に期日だけを気にして合意を取るようなことをするな。
もっと協議を重ねて将来の日本のバスケットのために良くなることを考えなさい」と言われ、
それが我々の内容に対するFIBAからのコメントです。
このタイミングで成案や合意してサインできる状況までには至っていません。
7月以降、週一ペースで頻繁に打ち合わせを重ねてきましたが、合意までには至りませんでした。
FIBAからも、「どちらにしても合意してなんとか期限を守る姿勢はやめて、
もっとじっくり話し合うべきではないか」と言われ、進めて参りました。
ですので、ポイントとなっている参加要件や法人格の絡み、bjリーグを運営する
株式会社日本バスケットボールリーグとの絡みも含めて、もっともっとじっくり会話をすべきだと思っています。
ー 10月中旬にFIBAのバウマン事務総長と話し、もっとじっくり協議した方が良いという話になったことで、
ペナルティは課さないというやりとりまでできているのか?
丸尾会長代行:
今のご質問に対して、じっくり話すことによりペナルティを課さないというようなたぐいの会話はしていません。
とにかく時間だけを焦って、何かを決め込んでしまうことが将来の日本のバスケにとっては絶対に良くないことなので、
それを共通に良い方向であるという結論が出るまで、しっかりがんばれと言われました。
ー FIBAに提出する資料について、統一プロリーグの草案から改善点はあるか?
丸尾会長代行:
草案の第2項ができており、そこを前提としてFIBAにもすでに説明させてもらいました。
そこからの変更点はなく、あれがベースとなります。
ー NBL全チームも独立法人として新リーグに参加することに合意できているか?
丸尾会長代行:
NBLは現在、13チーム中8チームはすでにプロチームです。彼らは独立法人になっています。
残る5つの企業チームに対してもプロリーグと言う以上、バスケを事業にする、生業にすることが大前提です。
企業チームによって温度差はまだあります。そうしないことにはプロチームとは言えないと思っており、
法人を持つことがプロのプロたるものだと思っています。
そこに到達するまでに少し時間がかかるかと思いますが、従来通りで良いとは思っていません。
サンクス
FIBAにしても、自分達が焦っているのかどうかはともかく、急いで決着をつける気ではないみたいね
まあ、”スポーツは教育、レクリエーションの一環”という考えの実業団と職業として考えてるbjリーグとでは
決定的な温度差があるわけだし、すぐに解決できるような問題ではないのは確かだしね・・・
1 FIBAは両リーグがよく話し合って後にできるだけ禍根を残さない形でのリーグ統一を望んでいる
(これは2006年から今までFIBAが一貫して主張していたこと
=そしてJBAはそれを無視してbjを潰す一リーグ化ばかり考えていた)
そのためには10月末という期限に囚われず、じっくり話し合うことを望んでいる
2 FIBAがゆっくり話しあえと言ったからといって、ペナルティが無いとは限らない(どうなるかはわからない)
ただし、今この時期は性急に代表活動に直結するイベントがないので、ペナルティがあったとしても
例えば来年春までとかの短期だったら即代表活動に影響するわけではない
3 今回はプロ化を決定事項と考えており、すでに実業団説得モードに入っているが
実業団にはチームによりかなりの温度差がある
自浄作用は無いにしても、世代交代で少しは良くなろうって気配が
無いことが逆にすごい。
普及する気も、強化する気も無い(とみなされている)
FIBAはバスケの商業化を狙ってるみたいだけど、JBAはあくまでも「スポーツは教育、レクリエーションの一環」に
こだわってるように見えるんだよね・・・。
それじゃいつまでたっても代表は強くならないよ。
DEARBOYSが終わるまでには解決するだろうと思ってたけど、解決しなかったな。
コメント
>>647
Dasr Boysは、まだ終わってないですよ
振り返って見てるとゴタゴタしてた時期はファンも別に日本弱くても良いし余計なことするなって論調の人もいたのね…
こういう人は今は気持ち切り替えて地元のB.LEAGUEのチーム応援してるのか、それとも離れちゃったのか…