ヤニスを12点に抑えたトルコがギリシャに勝利！決勝でドイツと激突【ユーロバスケット2025】

ボックススコア＆ハイライト

Türkiye with a 26-point win over Greece in the Semi-Finals to advance to the #EuroBasket Final for the first time since 2001! pic.twitter.com/eHodKp9vr6

— FIBA EuroBasket (@EuroBasket) September 12, 2025

・トルコがギリシャに94-68で勝利しユーロバスケット準決勝を突破して決勝進出を決めた

・試合は序盤からトルコが主導し、第1クォーターで7-0と先行した

・前半を49-31で折り返し、第3クォーターで最大26点差の64-38とした

・第4クォーターも主導権を握り続け、最終的に26点差で勝利した

・トルコはチーム全体で守備が機能し、攻守の切り替えも速く集中力が高かった

・エルギン・アタマンHCはギリシャの戦術を全て封じ、試合を通じて優位を保った

・ヤニス・アデトクンボは12得点にとどまり、平均30得点から大きく抑え込まれた

・コスタス・スルーカスは15得点を挙げ孤軍奮闘した

・ギリシャはターンオーバーが多く、フリースローも落とし、攻守に連携を欠いた

・守備は攻撃からの戻りが遅く、トランジション対応の遅さが失点につながった

・トルコはこの試合でギリシャに対しておよそ半世紀ぶりの勝利を挙げた

・トルコは決勝でドイツと対戦する、ギリシャは3位決定戦でフィンランドと対戦する

トルコがギリシャを圧倒してユーロバスケット決勝に進出した試合について、ファンの反応は大きな衝撃と賞賛に満ちていた。

試合開始からトルコが圧倒的な勢いを見せ、25点差がついた場面でもアルペラン・シェングンがタイラー・ドーシーからスティールを奪いに全力で飛び込む姿に、多くの観客が「この情熱の差が全てを物語っていた」と感じたという。一方でギリシャ側は覇気がなく、エナジーも感じられなかったという意見が多く、「選手たちに情熱がなかった」「試合が拮抗しているかのようにプレーしたのはシェングンだけだった」と嘆く声もあった。

ギリシャファンからは、「このトルコ代表は完璧だった。100試合やっても100試合負ける」「今のギリシャには将来性がない。20代の若手がドリブルもパスもシュートもできず、運動能力もなく、ただの守備専門選手ばかり」「ヤニス、スルーカス、パパニコラウの3人だけが安定していたが、全員30代で限界が近い」とチーム構造への悲観的な声が相次いだ。また「スルーカスが抜けるとまともにボールを運べるPGがいない」「ヤニスがいないと運動能力が皆無」「パパニコラウがいないとフォワードを守れない」と具体的な課題を指摘する声も目立った。

対照的にトルコ代表への称賛は非常に多く、「まるで機械のように冷静で成熟した試合運びだった」「攻撃も守備も噛み合っていて、今大会最も完成度が高い」「序盤からのシュート成功でギリシャを焦らせ、精神的に崩した」と評価された。「このチームが金メダルを取らなければおかしい」「ドイツを倒せる唯一のチームだ」と期待する声も広がっていた。特にエルジャン・オスマニの活躍には「まるで憑かれたようだった」「まさに今日のMVP」「2010年のエルサン・イリヤソバを思わせた」と絶賛が集まり、「シェングンが試合前に『ヤニスを20点以下に抑えたらロレックスを買う』と約束していたらしい、2個は買うべき」といった冗談交じりの声もあった。

一方で敗れたギリシャ側の落胆も大きく、「開始直後から完全に迷子のようだった」「試合プランが全くなかった」「ここまで差がある準決勝は見たことがない」「スコアは26点差だが内容はそれ以上だった」と嘆く声が多かった。「これほど無気力なギリシャ代表は初めて見た」「今大会で最も酷い試合」「恥ずかしい」「フィンランドにも同じように負けるかもしれない」との声もあり、メンタル的な崩壊を指摘する意見も少なくなかった。ただし「スルーカスだけは最後まで諦めずに戦っていた」と、奮闘したベテランを称える声も目立った。

それでもスポーツマンシップは保たれ、「最後の握手は本当に良かった、お互いをリスペクトしていた」「ギリシャはよく戦った、次は銅メダルを取ってくれ」「ドイツはトルコに任せる」「今は苦しいがギリシャはヨーロッパ屈指のバスケ国だ」といった温かいエールも多く見られた。トルコファンからは「ギリシャは選手の質では劣っていなかったが戦術で劣っていた」「コーチを変えた方がいい」「未来はまだ分からない」と励ます声もあり、両国間に一定の敬意が生まれた様子も伝わった。

この歴史的完勝に「アタマンは王を作る魔術師だ」「アタマニアは本物だった」とHCエルギン・アタマンを称える声も殺到し、トルコ国内では決勝に向けて「日曜に必ず優勝する」「この勢いのままドイツを倒す」との機運が高まっている。ギリシャ側も「ここで終わりではない、日曜にメダルを持ち帰ろう」と切り替えを誓っており、両国にとって大きな意味を持つ試合となった。