ニュース要約
■記事によると
・ナタリー・ナカセ(ゴールデンステイト・ヴァルキリーズのHC)が2025年のState Street Investment Management SPY WNBA Coach of the Yearに選出されたとWNBAが発表した
・ナカセはWNBAで初のHCシーズンで53票を獲得し、72人の記者・解説者による投票で1位となった
・2位はカール・スメスコ(アトランタ・ドリームのHC)で15票、ベッキー・ハモン(ラスベガス・エイセズのHC)とシェリル・リーブ(ミネソタ・リンクスのHC)が各2票で3位タイとなった
・ヴァルキリーズは今季23勝21敗を記録し、拡張チームの初年度最多勝利記録を更新した
・創設初年度でWNBAプレーオフ(presented by Google)に進出したのはリーグ史上初となった
・ナカセは日系アメリカ人としてカリフォルニア州ハンティントンビーチで生まれ、UCLAでプレー後に女子プロリーグやドイツリーグで選手として活動した
・引退後はNBAやWNBAでコーチングキャリアを積み、女性コーチとしてパイオニア的存在となっている
ナタリー・ナカセHCが「コーチ・オブ・ザ・イヤー(COTY)」を受賞したニュースに対するファンの反応はさまざまだった。
まず多くのファンは、今季創設されたゴールデンステート・ヴァルキリーズをプレーオフに導いた快挙を称賛していた。「スター不在で主力も次々と負傷し、ユーロバスケットで離脱者も出たのに、それでもプレーオフ進出させた」「ロールプレイヤーや過小評価されていた選手ばかりのチームで、国際選手をうまく見つけて戦術を組み合わせた」と、選手層の薄さを補って勝ち越した手腕に驚く声が相次いだ。「創設1年目で23勝してプレーオフに行ったチームのHCが選ばれるのは当然」と断言するコメントも多い。
同時に、投票で2位となったアトランタ・ドリームのカール・スメスコHCにも惜しむ声があった。「普通の年なら間違いなく彼が獲っていた」「どちらも初年度で素晴らしい仕事をした」と評価しつつ、「今季は候補者が多かったが最終的には正しい選択だった」とナカセの受賞に納得する声が目立った。
また、ナカセの人間性やリーダーシップに注目する意見も多い。「受賞の話を聞かれて“これはアシスタントコーチを含めたスタッフ全員の賞だ”と答えていて本当に謙虚」「試合中も選手や他のコーチと密に関わっていて、リーダーシップがすごく刺激的」「選手たちが彼女をとても信頼していて、チーム全体が彼女を信じている」といった声が見られた。「コーチングスタッフ全体の手柄だと常に言っている」「彼女はチームのためにすべてを捧げている」と、その姿勢を称える声も多い。
一方で「ベッキー・ハモンHCがようやくシーズン半ばで選手批判をやめて起用法を変えたことで票を得たのは不思議」といった辛口のコメントもあった。ただ「選手たちは彼女の厳しさを愛していたし、大きなターンアラウンドだった」と擁護する声もあり、指導スタイルをめぐる意見は割れていた。
最後に、今後の賞レースを展望する声もあった。「今後も拡張チームが増える中で、この賞やMIP(最成長選手賞)がどうなるか興味深い」「拡張チームのHCは最初の年に結果を出せば有利になるのか」「今回ナカセは初HCかつ拡張チームという条件も加味されている。次の拡張チームは経験あるHCを起用してくるかも」と分析する意見もあり、将来のCOTY選考への影響を注視する声も少なくなかった。
総じて、ナカセがチームをまとめ上げ、想定外の成功を収めたことへの称賛が圧倒的で、批判的な意見はほとんど見られなかった。多くのファンが「この結果は完璧」「異論なし」と述べており、今回の受賞は広く支持されている。
ネットの反応
LSVの16連勝はすごかったし、自分はベッキーをCOTYだと考えてる。
でも4人とも素晴らしい経歴だ。
リーブはエースが4分の1の試合に欠場していたのにリーグ最多勝を挙げたし、スメスコはアトランタでBGをベンチに下げてAGを解放し、自己ベストを更新させるという変革を成し遂げた。
そしてナタリーは、新しく集めたチームを率いて5割以上の勝率とプレーオフ進出を果たした。
みんなおとぎ話が好きだよね。
今年はゴールデンステイトがその物語だった。
誰も目を離せなかったし、彼女が受賞したことをうれしく思う。
リーグにとっても良いことだと思う。

コメント