ニュース要約
アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツなど)は、ヴィクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)とのトレーニングについてこう語った。
「彼がどれだけスキルに優れているかはわかっていた。だから私たちのコンセプトは“ビッグマン向け”ではなく、“ビッグガード”だったんだ」
Wemby in the lab with Hakeem 🔥
(h/t @nbamaniacs )
— NBACentral (@TheDunkCentral) October 8, 2025
オラジュワンはESPNの取材でこう振り返る。
「彼(ウェンバンヤマ)が“ぜひ一緒に練習したい”と言ってきたんだ。私は“君はもう全部持ってるじゃないか”と言ったんだけど、彼は“いや違う。あなたのプレーをずっと見てきた。あのムーブの裏にある秘密を学びたいんだ。本当に教えてもらいたい”って言ってくれたんだ」
9月初旬に行われた4回の約2時間半に及ぶワークアウトで、ウェンバンヤマはオラジュワンの代名詞でもある“ドリームシェイク”(フェイクを多用したポストムーブ)の新しいバリエーションを自分のものにし、相手を目が回るように翻弄するスピンムーブも習得したという。
そして、もう一つ――ウェンビーが秘密にしている“ジャンプフック”もある。
オラジュワンは笑いながら語る。
「そう、それも彼のムーブのひとつなんだ。君も知っているだろうけど、彼は本当にシュートが上手い。そんな彼があのムーブを加えて、さらに自分のシュートでフィニッシュする姿を想像してみてほしい。彼のような選手がジャンプフックまで身につけたら、相手はもうお手上げだ。誰も届かない。彼のジャンプショットにも、ジャンプフックにもね」
映像を見たファンの第一声は「もう終わりだ」の一点に尽きる。7フィート5インチのヴィクター・ウェンバンヤマが、ハキーム・オラジュワン直伝の足さばきで軽々とドリームシェイクやダブルスピンへ移行し、最小限の助走でリングに触れる前にボールが沈む。「あの体格でこの流動性は反則」「二歩でコート半分をカバーする」と機動力と調整力に驚嘆が集まる一方、「必要なのは健康だけ」「この身長で長いキャリアには耐久力が鍵」と体への不安を口にする声も根強い。人格面への評価も高く、「飢えていて謙虚、勤勉でコーチの指示を素直に吸収する」と“教えられる才能”が最大の強みだと指摘されている。
練習の中身に踏み込む意見では、「1:48のダブルスピンからジャンプフックは反則級」「0:45でオラジュワンが思わず笑う“それもできるのか”の瞬間が象徴的」と具体的なフットワークの質が話題に。「ポストプレーの時代は終わった」という常套句を逆手に取り、「これは単なる背中押しではない、意図と間合いを学ぶレッスン」「ビッグマン用ではなく“ビッグガード”の発想」と、位置取りとレバレッジの応用に価値を見いだす見方が多い。さらに「カリームのスカイフックを一つ極めるだけでアンガードブル」と、必殺技の習得を推す声まで飛び出した。
過去の成功例・失敗例の比較も活発だ。「コービー・ブライアントは一夏でフットワークが別物になった」「レブロン・ジェームズも磨いて以降、ポストで人を押し込む武器が増えた」と成功譚が引かれる一方、「ドワイト・ハワードはロボットみたいで動きが硬かった」「練習風景がPR(パブリック・リレーションズ)映像化しやすいのも事実」と“取り込み方”次第だと冷静に見る意見もある。直近ではアルペラン・シェングンの進化を例に「理解して自分のリズムに落とし込めるかが全て」と結論づける声が目立つ。
練習パートナーの顔ぶれにも注目が集まる。「映像の相手はラシャード・ルイスでは」「オラジュワンのポストにルイスのジャンパー、怪物が出来上がる」という冗談半分の歓声に加え、「ケビン・ガーネットからはメンタリティの助言」「ルーク・コーネットを簡単にどかした体の強さがもう出ている」と、この夏の“総合的な伸び”を強調する声が続く。対戦妄想も膨らみ、「ニコラ・ヨキッチの全盛が緩む頃にウェンバンヤマの最盛が重なるのは物語的」「ベストオフェンスのセンターと、史上最高級になりうるディフェンスの衝突を長く見たい」と期待値は天井知らずだ。
一方でユーモアも尽きない。「ドクター・オラジュワンの怪物製造」「ウェンブンシュタイン」「バスケット怪獣ウェムジラ」「次の夏は“念”を習得」といった比喩が飛び交い、身長差に驚く「ハキームが肩の高さ」「リングが7フィートに見える」などの感想も多い。最後は現実的な予測へ収束する。「二重三重のダブルチームが増える、周囲のシューター準備は必須」「健康さえ伴えば2〜3個どころか時代を取る」と、称賛と警戒が同居する。総じて、ウェンバンヤマが“学び方”を知っているという事実こそが最大のニュースであり、オラジュワンの笑い声が示す通り、完成形はまだ先にある——その“先”がどれほど遠く高いのか、今季で最初の答え合わせが始まる。


コメント
金貰ってオラジ塾開催してるらしいけど。教え子でドリームシェイク習得できたやつ見たことない。
複数のスキル組み合わせてるだけだし別にあれ自体を披露する必要はないっしょ
スカイフック覚えたら他にやる事なくなるからあえて
1
完全体ウェンビーにビビってて草
正直ウェンビーが今年の一番の楽しみ
ジャブステップからのステップバック片足フェイドも取り入れてほしい
ハーキムが小さい
去年はジャマクロに弟子入りしてハンドリング学んでたけどウェンビーのNBAレジェンドにリスペクトある感じいいよね
ドリームシェイクの美しいムーブは好きだが、ビッグマンがコーナー待機してスリーポイント打つ時代に必須なスキルなのかとは思う。
ディフェンスを交わす際の必要なスキルなのは分かるけど、必須ではない。
ウェンビーにしてもあの身長であのハンドリングとシュートレンジの広さがあるから体得したほうがより良いけど、あくまで「プラスアルファのスキル」だなと思う。
現代なら無くても困らないスキル。
ウェンビーならドリームシェイクからダンクするよ
ビッグマンだし中で6,7割決めれるなら35%のスリー打たんくてもいいよな
ジャバーにスカイフックも教わろう
基本的にステップワークだから誰が身につけても使えるスキルではある
9
センターのコーナー待機は見たことないな
結局スリー全盛期なのは効率が良いからって理由だけで、ペイントエリアでその期待値よりも高く得点を積み重ねられるならそこで仕事した方が良いに決まってる
スリー全盛期になったのはダブルダウンの戦術が先鋭化した結果であって、アウトレンジにディフェンスが集中するようであれば当然ポストプレーの需要が高まる
何年か前にミドルレンジだけ捨てて守る戦術が流行った時にはカリーがスリーを3本しか打たずミドルレンジの得点だけで30点以上決めた試合なんかもあったけど、結局のところ最強の守備というものはないから守備に合わせてオフェンス戦術や必要なパーソナルスキルは廻るのよ
いつも思うが、アラジ自身は誰にドリームシェイクを習ったんだろう
KGとは何をやったのか気になる