ニュース要約
■記事によると
・NBAがサマーリーグで新ルールを導入すると公式に発表した
・このルールでは、第1〜第3クォーター終了間際に放たれる「ヒーブ(Heave:遠距離からのやけくそ気味のシュート)」が個人のシュート試行として記録されなくなる
・ただしこの措置は、シュートがセンターサークル外から放たれたもので、バックコート内で発生した場合に限定される
・このルール変更は、個人のフィールドゴール成功率(FG%)への影響を嫌ってシュートを打たない選手がいる現状を改善するため
・これにより、選手がより積極的に試投することで試合の盛り上がりやファンの興奮を生むことが期待される
・この制度は昨シーズンのGリーグで試験導入され、今回のサマーリーグで本格的に導入された
・NBAはこのルールを今後レギュラーシーズンにも適用する可能性が高いと示唆している
・ルール変更によってチーム単位でのシュート試行数は変わらず記録されるため、試合全体の統計には影響しない
As tested during the 2024–25 NBA G League season and in effect for all 2025 NBA summer leagues, an unsuccessful end-of-period 'heave' will be recorded as a team—not individual—missed field goal attempt when all of the following criteria are met:
🏀 The missed field goal attempt… pic.twitter.com/D2P9fFTUxC
— NBA Communications (@NBAPR) July 5, 2025
NBAがサマーリーグで導入した新ルール、すなわち第1〜第3クォーター終了間際の“ハーフコート・ヒーブ”(遠距離のブザービーター未満のシュート)を選手個人のスタッツとして記録しないという方針に対して、ファンの間では様々な反応が見られた。
まず、この変更によってケビン・デュラントが今後ヒーブを積極的に打つのでは、という声が多数上がった。「やっとKDがヒーブを打てる時代が来る」「これでようやく“本当のKD”が見られるかもしれない」と期待するファンがいる一方で、「17年も打ってないのに急に変わるか?」と懐疑的な意見もある。
同様にニコラ・ヨキッチやステフィン・カリーといった選手にとっても、今回の変更は“朗報”とされている。特に「ヨキッチはこれまでにも平然とヒーブを打ってたし、今後はさらに打つだろう」「41%の成功率でヒーブを決めてたとかマジで狂ってる」といった称賛の声が目立つ。また、「ヒーブが個人スタッツに含まれなければ、ヨキッチの3P%が44%を超えてさらにとんでもないことになる」という意見も見られた。
一方で「そもそもヒーブを打たないこと自体が“個人成績を守るため”というのが嫌だった。これでようやくまともなバスケが観られる」と支持する声がある一方、「スタッツを気にしてヒーブを避けることが問題ではなく、それを“正当化するルール変更”の方がよほど問題」とする批判も根強い。
特に議論となったのは、「スタッツ至上主義が契約やインセンティブに結びついているからこそ、選手がヒーブを避ける」という構造的問題だ。あるユーザーは「ダンカン・ロビンソンがポッドキャストで話してたが、35%の3P成功率をボーナス条件にしてる契約がある」とし、「一発のヒーブミスでその%を割ってしまえば数百万ドルの差になる」と具体的な影響を指摘した。
それに対して、「NBAフロントはヒーブなんて当然分析に入れてる」「そんなのをまともにカウントしてる球団なんてあるわけない」「選手が自分のバスケ・レファレンスの見栄えを気にしてるだけだ」と異を唱える声もある。
「バスケットボールカードの裏の数字を気にするレベルでヒーブを打たないなんて、逆に情けない」と手厳しい意見もあれば、「カリーが今までのヒーブを抜いたら50-40-90シーズンになった可能性すらある」と、実際の影響に注目する意見もある。
さらに、「ルール変更を過去に遡って反映させるべきか」という点でも議論が分かれた。現時点ではあくまで今夏のサマーリーグ限定での試験運用だが、「データがあるなら簡単に補正できる」「昔の全プレイがトラッキングされている以上、再計算は可能」とする技術的な意見もあれば、「レトロアクティブにするのは統計の整合性を壊すからやめた方がいい」という保守的な立場も見られた。
このルール変更によって、KDのような選手がヒーブを解禁するのか、それとも17年の習慣を破ることはないのか。契約、観客、フロント、そして選手本人。それぞれの立場が絡む複雑な議論となっているが、ファンとしては「とにかく面白いプレーが増えるのなら歓迎」という声が支配的だ。
コメント
ヒーブを除くシーズン3Pが115/300=38.3%だとして、10本ヒーブを打って全部外れたらそれだけで3P%が37.1%になると考えたら確かに現行ルールでは打たないかもしれんわ
カリーの3P%が爆上がりだな。
デュラントが3Pの確率悪くなるから打たないという狡いプレーする選手が居なくなるな。
これでキングの剛腕が見れるな
統計厨としてはスタッツの継続性に疑義が生じるルール改変は如何なものかと思う
良い取り組みだと思うよ
NBA選手もFG%がもろに次の契約、つまり自分や家族の生活に直結してるし、数十億円数百億円と動く世界でシュート一本だって何十万の価値があるわけだ
選手たちが躊躇してしまう考えも分かる
気にせず打てる選手たちだって内心ほんのわずかにでも(あー、数字上俺の3PのFG%がちょっと落ちてしまうな)って考えるだろうし
サマリなんて特に1シュート1パスが勝負だしな
MLBでピッチクロックや牽制球など試合時間短縮や経済効果目的で選手置き去りのルールがまかり通って既に浸透してるから今回みたいな選手側に利益があるルール変更は異論は少ないと思う
やけくそシュートはおもしろいけど美しくないからな
それが増えるのもなんかね
リラードの3pt確率40%以上になりそうやな
アダムスの砲丸投げがまた見れるのか
4
過去と比べた場合の継続性は確かにあれかもしれんけど代わりに正しい3P%が出てくるようになるのはメリットじゃない?
正しくプレイしてた選手が低い確率になってたわけだし
これもし昔からあったらカリー全シーズン3p確率40%超えてそうだな
11
20%の低確率乱発シーズンある時点で無理だよ
ヨキッチが残り0.3秒からの手打ちボールみたいなヒーブやってたの覚えてる
心の底からスタッツなんぞ気にしてない男でなければあんな発想すら生じないと思うわ
12 どういうこと?
12
無理なのはそうだけど
その年5試合しか出てないから低確率乱発シーズンというのは間違いだよ
これでレブロンが積極的に打ってきたら笑う
このルールがあったら2018カリーも50-40-90乗ってそうだな
試合数の問題はあるかもしれんが