【NBA】ギディー、連続トリプルダブル！CHIが最大24点差から逆転し劇的勝利

Josh Giddey becomes the 2nd player in @chicagobulls franchise history to record back-to-back triple-doubles!

🔴 29 PTS
🔴 15 REB
🔴 12 AST

The other? Michael Jordan.

The Bulls move to 6-1 on the season 🔥 pic.twitter.com/029KPottea

— NBA (@NBA) November 5, 2025

Absolutely insane Chicago Bulls game tonight.

6-1.#BULLSWIN #SeeRed pic.twitter.com/oEHoAhqXgN

— Chicago Bulls (@chicagobulls) November 5, 2025

シカゴ・ブルズがフィラデルフィア・セブンティシクサーズを113-111で下し、最大24点差を覆した。
ブルズは6勝1敗となり、セブンティシクサーズは5勝2敗となった。
終盤、ジョシュ・ギディーがドライブから展開し、ニコラ・ブーチェビッチが残り3.2秒にコーナー3を沈めた。最後はクエンティン・グライムズの3を外させて締めた。

■ 試合の展開

セブンティシクサーズは第1クォーターに45得点を重ね、タイリース・マクシーの外角で主導した。前半終盤には24点差まで拡大。
ブルズは粘って第4クォーター開始時点で95-84に接近し、最終クォーターは守備を引き締めて相手を16得点に抑えた。残り1分19秒にジョシュ・ギディーがレイアップで1点差へ。ラストポゼッションでギディーがキックアウトし、ニコラ・ブーチェビッチの逆転3につなげた。ブザーではクエンティン・グライムズの3が外れた。

■個人成績

・CHI
ジョシュ・ギディー：29得点、15リバウンド、12アシスト（トリプルダブル）
ニコラ・ブーチェビッチ：19得点、10リバウンド

・PHI
タイリース・マクシー：39得点、3ポイント6/10
ジョエル・エンビード：20得点
ケリー・ウーブレJr.：18得点
VJ・エッジコム：12得点、11リバウンド

■その他の情報

ジョシュ・ギディーは1989年のマイケル・ジョーダン以来となる球団での2試合連続トリプルダブルを達成。ハーフタイムではレッド・パンダ（ロン・ニュー）が手首骨折から約4か月ぶりに復帰した。
 

ジョシュ・ギディーについては、トリプルダブルを軸に終盤のゲームメイクが称賛された。ヘルプを引きつけて正確に捌く判断、リバウンドでの押し返し、3ポイントの改善が並び立ち、「オールスターは現実的」「勝ち続ければ上位表彰も議論に入る」という声が目立つ。若くして攻撃の司令塔を担い、落ち着いて試合を締めた点が評価の中心だ。

ニコラ・ブーチェビッチは勝負どころの一撃で主役級の称賛を受けた。終盤に放った逆転の3ポイントがチーム最初のリードをもたらし、「この一発で流れが決まった」「要所の決定力が頼もしい」と評価が集まる。ギディーとの連携が噛み合っており、「この二枚看板で上位を狙える」という手応えも語られた。

シクサーズの終盤失速も大きな論点になった。残り約6分半でフィールドゴールが止まり、外角も連続で外したことへの落胆が広がる。タイリース・マクシーの酷使による疲労感、ジョエル・エンビードの後半の決定力低下、ニック・ナースの小ガード多用やアイソレーション偏重への疑問が挙がり、「最後の数秒も意図が共有されていなかった」と締め方に批判が集まった。

編成面では、アレックス・カルーソとのトレード再評価が進んだ。ブルズ側は「必要だったプレーメイクの軸を確保できた」「契約条件を踏まえると割安」と前向きで、オクラホマシティ側からも「シェイ・ギルジャス＝アレクサンダー、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレンの隣では役割が重ならざるを得なかったが、主導権を握れる環境で才能が伸びた」と“ウィンウィン”を認める声が多い。