【NBA】ミドルトンが古巣相手に重要なスリー！WASが最大16点差を跳ね返しMILに逆転勝ち

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ワシントン・ウィザーズがミルウォーキー・バックスに129-126で競り勝ち、今季3勝目を挙げた。
ウィザーズは14連敗後に2勝3敗と状態をやや持ち直し、バックスはウィザーズとネッツという下位2チームとの2連戦を1勝1敗で終えた。

■ 試合の展開

前半はバックスが主導権を握り、第3クォーターには81-65と大きくリードした。
しかしウィザーズはCJ・マッカラムが得点を重ね、さらにクリス・ミドルトンの3ポイントが決まり、終盤まで競り合う展開となった。

残り3分台にはヤニス・アデトクンボが3点プレーとアリウープで流れを引き寄せたが、ウィザーズはミドルトンの3ポイントで再び逆転。
その後、マッカラムがショットクロックぎりぎりで3ポイントを沈め、試合を大きく動かした。
終盤にはビラル・クリバリーがスティールからダンクにつなげ、アデトクンボの6ファウルも誘発して勝負を決めた。

■ 個人成績

・WAS
CJ・マッカラム：28得点。

・MIL
ヤニス・アデトクンボ：26得点。
ケビン・ポーターJr.：30得点。
 

WASのファンは久々の白星に高揚していて、「月イチ勝利が今月は早く来た」「ワシントン・ウィザーズは12月無敗だ」「カウントを止めろ」と、冗談交じりに喜びを爆発させている。若手中心のチームにベテランのシージェイ・マッカラムと「カッシュ」ことミドルトンが経験を与えているという見方もあり、「うちの勝利が相手フロントの目を覚ますきっかけになればいい」と、勝利を他チームの再建の引き金にしてほしいという声まで出ている。一方で「どのシーズンのWASに負けても十分恥ずかしいから年号はいらない」と、自虐混じりに笑うコメントもあった。

MILのプレー内容については、圧倒的にリバウンドとポゼッションで負けた点が最大の焦点になっている。「スリーは高確率で決めても、相手に18本も多くシュートを打たれたら勝てない」「ディフェンスリバウンドで3人がボールを見て立っているだけ」と、基本的なリバウンド意識の低さを嘆く声が多い。新たに加わったマイルズ・ターナーに対しても「頼りたい場面でリバウンドを取ってくれない」「INDではタイリース・ハリバートンがいたから良く見えていただけ」と、INDファンからの苦言とともに、ハンドラー不在のMILでは良さが出ていないという指摘が相次いでいる。

チーム作り全体への批判も激しく、「ここ数年で良いトレードはほとんどない」「大量の指名権を使ってジュルー・ホリデーとデイミアン・リラードを取り、その後もジェイ・クラウダーやカイル・クーズマのために資産を吐き出した」とフロントの判断を問題視する声が多い。指名権が乏しいためタンキングもできず、「ヤニスというMVP級の選手に見合う見返りは絶対に得られないし、自分たちの指名権も戻せないから、しばらく中途半端な順位をさまようだけだ」という悲観的な見方も出ている。一方で「優勝という結果は手に入れたのだから、完全な失敗とは言えない」「間違った判断と加齢とケガでカードを使い切ってしまっただけ」という冷静な総括も見られる。

ヤニス個人についても評価は厳しく、「久しぶりに見る最悪の試合だった」「ほとんどの時間で努力が足りなかった」とパフォーマンスを批判する声が多い。終盤にビラル・クリバリが跳び上がったところを後ろから抱え込むように止めたプレーは、「非常に危険だった」「悪意があったかは分からないが見ていて怖かった」と問題視され、一方で「故意ではなく感情的になりすぎただけだろう」と、本人を擁護する意見もある。また「クリバリがヤニスを一晩中ロックしていた」「今日はミドルトンとビラルに負けた試合だ」と、相手若手ウイングの守備を称える声もあった。