ニュース要約
■記事によると
・マサイ・ウジリ(副会長兼球団社長)がトロント・ラプターズを退任することがShams Charania(ESPN)により伝えられた
・MLSE(メープル・リーフ・スポーツ&エンターテインメント)とウジリは1か月前に会談し、NBAドラフト終了後に変化を加えることを合意していた
・MLSE社長のキース・ペリーは「変化は常に難しい」としたうえで「今が必要なタイミングだった」と述べた
・MLSEは過去1年でラプターズに加え、メープルリーフス、トロントFC、アルゴノーツのチーム社長を次々と交代させてきた
・ウジリは2014年にラプターズのGMに就任し、2016年からは球団社長を務めた
・ウジリは在任中にラプターズを7年連続でプレーオフに導き、5度の地区優勝を達成
・2019年にはカワイ・レナード(当時トロント)を獲得し、球団史上初のNBA優勝を実現した
・ラプターズの次期球団社長の人選は今後すぐに開始される予定
・球団GMのボビー・ウェブスターは契約延長に合意しており、今後も再建の指揮を執る見通し
マサイ・ウジリがトロント・ラプターズの球団社長を退任するという報道に対して、ファンの間では驚きと混乱、そして怒りが広がっている。
特に注目されたのはその「タイミング」で、多くの反応が「なぜドラフトの直後に?」という疑問を呈している。「せめてシーズン終了後にするべきだった」「全てのドラフト戦略を彼に任せておいて、終わった途端に解任ってどういうこと?」という声が相次いだ。「NFLではドラフト前に動かないのが常識。理由はドラフト戦略が他球団に漏れるから。NBAでも同じ理屈があるのでは?」と、組織的な判断だったと推測する意見もあった。
一方で、ウジリの後任や球団の組織体制についても議論が交わされた。「バスケットボール部門のGMはボビー・ウェブスターだから大丈夫」と楽観的な声もあれば、「そもそもボビーとマサイが役割重複してたんじゃ?合理化の一環かもしれない」と冷静に分析する意見もあった。
しかし議論はすぐにラプターズのオーナー企業「ロジャース」への非難に変わった。「ロジャースはマサイを何年も前から追い出そうとしていた」「前回の契約更改ではロジャース側が低評価を突き付け、他の株主がそれを覆した」といった背景が暴露され、「マサイが辞めたというより、ロジャースが追い出したんだろ」とする見方が強まった。
ファンの怒りは球団にとどまらず、「電話代が高いのはマサイの年俸のせいと冗談を言ってたが、今後は笑えない」「ラプターズとブルージェイズから優秀な人材を追い出したのがロジャースなら、カナダのスポーツにとっての害悪だ」とまで語られた。
ウジリの功績を振り返る声も多く、「チャンピオンシップを勝ち取ったこともそうだが、彼が来る前は常に再建中の弱小チームだった」「カワイ・レナード獲得だけでなく、マルク・ガソルのトレードも優勝を決定づけた」「Gリーグチームを作ってフレッド・バンブリートやパスカル・シアカムを育てたのも大きい」と称賛が並ぶ一方、「2019年以降のチーム構築は微妙だった」「ポエルトル獲得のために1巡目指名権を差し出したのは失敗だった」「守備型のウィングばかり指名してシュート力の欠如を軽視した」など冷静な批判も見られた。
総じて、多くのファンはウジリへのリスペクトを示しつつも、「彼が完璧だったわけではない」「ただし、彼の退任の仕方は納得できない」として、オーナー企業による不透明な運営や一方的な判断への不信感を露わにしていた。カナダを代表する多民族都市であるトロントで、功績を積み重ねてきた指導者がこのような形で退任することに、多くの人が「終わり方がひどすぎる」「これは失敗だった」と感じている。
コメント
カワイトレード、ガソル獲得辺りで優勝した時は良かったけど、出るの濃厚だったバンブリートをトレードせずFAでタダで出したり最近は色々やらかし多いイメージ
初優勝だけでお釣りがくるわ
退任後なにするんだろうな
寒くて税金高くて移動面倒すぎる国外チームって難しいフランチャイズを良く運営したと思うわ
初優勝できただけでTOR歴代最高のGMやろ
TOR歴代は当たり前で、NBA史でも有数の有能GMだよ
カーメロ退団後
ロールプレイヤー集めまくって57.8勝した時のDENもウジリやったな
あれがDENのシーズンレコードなんよな
後任が必ずしも有能とは限らんがな
特にプレイヤーの人事権やスカウト連中は
結構狭い世界だから人間関係が大事